アトラスより2012年5月17日に発売が予定されているPSP用ソフト「
ペルソナ2 罰」の
最新情報が公開された。
本作は,「ペルソナ」シリーズの2作目として1999年と2000年に2部構成でPlayStation向けに発売された「ペルソナ2」シリーズの後編にあたる作品だ。2011年には前編である「
ペルソナ2 罪」が新要素を加えてPSPで発売されているが,今回発売が決まった「ペルソナ2 罰」も前作同様に,新シナリオや新キャラクター,新OPアニメ,リファインされたBGMなどが追加されたパワーアップ版として登場することになる。
今回は,そんな本作の主人公キャラクター
「天野舞耶」と,舞耶を助けるなど本編の重要な存在として登場する,前作“罪”の主人公
「周防達哉」の2人のキャラクターと,本編シナリオの裏で展開する周防達哉の行動が描かれた
新規シナリオなどの情報をお届けしよう。
なお,周防達哉の新シナリオは,オリジナル版でシナリオを手掛けたシナリオライター里見 直氏の手によるものだ。新たなキャラクターが多数登場し,オリジナル版では語られなかった未知のストーリーが展開することになる。
◆「ペルソナ2 罰」紹介◆
■プロローグ
ティーン向け情報誌の編集者として珠閒瑠市の出版社に勤める主人公「天野舞耶」。
彼女の日常は、一人の少年との出会いによって緩やかに崩れ始めた。
名前すら知らないその少年に奇妙な既視感を憶えていた矢先、舞耶のもとに一通の手紙が送られてくる。
「次ハ、オ前ダ――」
手紙の差出人は、「JOKER」を名乗る人物。
時を同じくして、街ではある“噂”が流れ始めた。
「自分の携帯電話から自分の携帯電話に電話して邪魔な人間の名前を言うと“JOKER様”が殺してくれる」
やがて、噂が現実になったかのように発生しはじめる連続猟奇殺人事件。
悪しき因果と錯綜する記憶。真実の果てに待つものは、大いなる罰か?それとも…
■キャラクター紹介
●天野舞耶(あまの・まや)
この感じ、どこかで…
珠閒瑠氏のキスメット出版に勤め、ティーン向け情報誌「クーレスト」を担当する記者。最近、初めて出会った名前も知らない少年に対し、過去に会ったことがあるような感覚に襲われたことから、その少年の事を「デジャ・ヴュの少年」と呼び、気にするようになった。
●周防達哉(すおう・たつや)
俺は、もう二度と背中を見せない
犯した罪にも…自分にもだ
「デジャ・ヴュの少年」。
JOKERを名乗る殺人鬼に襲撃された舞耶を救い出し、彼女に「すべて忘れろ」と謎の言葉を言い残し立ち去る。彼は舞耶に何を伝えようとしたのか、そしてどこへ向かったのか。本作では、オリジナル版で描かれなかった彼のストーリーが遂に明かされる。
■オリジナル版のストーリーを手掛けた里見直氏による新規シナリオが追加に!
これまで語られなかった、物語の裏側が遂に明かされる。
シリーズ前作にあたる「ペルソナ2 罪」で主人公を務めた周防達哉。本作での達哉は、物語のカギを握る重要な人物として主人公・舞耶に都度接触してくるが、彼は舞耶たちの裏で一体どんな行動を取っていたのだろうか…?
オリジナルの「ペルソナ2 罰」で描かれることのなかった達哉のストーリーが、本作で遂に明かされる!
新たに追加されるシナリオを手掛けるのは、オリジナル版でストーリーを手掛けた里見直氏。
あの時語られなかった物語の裏側を、その目で確かめよう。
達哉と接触している謎の女性や、言語を操る“猫”…。本作で新たに登場するキャラクターも! 続報にご期待ください。
達哉は一体物語の裏でどんな行動をしていたのだろうか? その謎が、遂に明かされる…。
また,本作では,PSP用“罪”で寄せられた意見を元に
操作性の向上などが図られており,前作より快適にプレイできるとのこと。どのような点が改善されているのか要チェックだ。そのほか,本作をプレイするにあたり知っておきたい
基礎情報にも目を通しておこう。
前作で要望の大きかった操作感を徹底的に向上!
「ペルソナ2」が、より快適に、遊びやすくなった
前作PSP(PlayStation Portable)用「ペルソナ2 罪」にて要望のあった操作性を徹底的に追及&向上!ロードの高速化はもちろん、カーソル移動やコマンド入力もさらに快適になった。他、イベントシーンの早送り機能なども実装。
「ペルソナ2」が、より快適に遊びやすくなって登場。
ロードが高速化され、バトルの突入もストレスなく、悪魔との交渉やタロット集めが楽しみやすくなった |
イベントシーンの早送り機能も実装。周回プレイを楽しむ時には便利な機能が充実 |
バトル中の行動入力も前作よりさらに遊びやすく快適に進化!バトルの時の演出をシンプルに切り替える他、カーソル位置の記憶のON/OFF機能、ウィンドウカラー選択など、よりそれぞれのプレイヤーの好みに合わせたプレイスタイルへ幅広く対応可能になった!
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■キーワード
●ペルソナとは?
「ペルソナ」とは、心の奥底に潜む自分の多面性〜神や悪魔の姿と能力を持ったもう一つの人格〜の具現化したもので、普通の人間にはないさまざまな特殊能力を有する。
ペルソナは、その神話的姿と能力をもって、<ペルソナ使い>たる術者の無意識より現実世界へ現れ、様々な形で術者の力となる。人々が認識し得る「私」とは、幾千幾万存在する「自分」の一つでしかなく、その無数の自分の中には、神の慈悲、悪魔の惨忍さ、剣聖、銃の名手などの能力を備えた、様々な自分が存在するのである。ペルソナとは、正にそれらの「もう1人の自分」に他ならない。
ペルソナシリーズの戦闘システムでの特徴として、ペルソナによる魔法攻撃があります。ペルソナによって持っている魔法が異なるので、複数のペルソナを上手に使い分けることで、戦闘を有利に進めることができます。
●JOKER呪い(ジョーカーまじない)
「自分の携帯から、自分の携帯に電話をすると、JOKER様が出る。
そこで殺したいヤツ、邪魔なヤツの名前を教えると、JOKER様が殺してくれる」
――という、噂になっているまじないの事。
本作の舞台となる珠閒瑠市では、占いブームの影で、この呪いに伴い殺人鬼「JOKER」の不気味な噂が囁かれている。
そして噂を裏付けるかのように、実際に発生している猟奇殺人事件。
この呪いの噂や実際の殺人事件の因果関係を追うべく、主人公・舞耶は噂の中心となっている私立高校・七姉妹学園へと向かうのだった。
●JOKER
自分の携帯から自分の携帯へ電話することで、殺人を依頼出来ると噂される怪人。舞耶に殺人予告とも取れる謎の手紙を送りつけた主も「JOKER」と名乗っていたが果たしてその関係は…?
※画面は全て開発中のものです