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BEMANIシリーズ最新作「beatmania IIDX 20 tricoro」のロケテストが本日開始。会場で見かけたL.E.D.氏と猫叉Master氏へのミニインタビューを掲載
「beatmania IIDX 20 tricoro」告知ページ
「beatmania IIDX」公式リンク
「beatmania IIDX」シリーズは画面から流れる楽曲に合わせ7〜14個の鍵盤と2つのターンテーブルを使って演奏をしていく,(初代beatmaniaシリーズを含め)BEMANIシリーズの中で最も古い歴史を持つタイトルだ。20作目となる今作では,人気BEMANIアーティストの新曲はもちろん,シリーズ初のHD解像度に対応し,グラフィックス面でも大きな進化を遂げている。さらに,ゲームをより遊びやすくするために,システム面にも変更が加えられている。
告知から間を置かずの開催となった今回のロケテスト。日程は「東京レジャーランド秋葉原2号店」で行われる関東でのロケテストが4月18日(水)〜4月24日(火),「ラウンドワン梅田店」で行われる関西でのロケテストが4月20日(金)〜4月24日(火)の予定で,本日はその初日となる。会場には最新作の新曲をいち早く体験しようと,情報を聞きつけたファン達が駆けつけ,シリーズの人気の高さがうかがえた。4Gamerでは,その会場に訪れていた,本作の人気コンポーザーL.E.D.氏と猫叉Master氏にコメントをいただいたので,以下に掲載しよう。本作のコンセプトや提供楽曲についてなどについても触れているので,ファンは必見だ。
ついに迎えた第20作。赤,黄,青のテーマカラーに,さまざまな仕掛けを用意
さっそくですが「beatmania IIDX 20 tricoro」(以下 tricoro)のコンセプトについてお聞かせください。
L.E.D.氏:
従来の「IIDXシリーズ」は,サウンドコンセプトやゲームの全体の雰囲気をタイトルにすることが多かったのですが,今回の「tricoro」では,ゲームにおけるイベントをコンセプトにしています。今までのシリーズでも,稼働後しばらくするとイベントが始まり,ランキングなどを継続していく形でしたが,今作では,このイベント部分をメインに,さまざまな遊び方用意しています。
4Gamer:
タイトルの「tricoro」とは,どういう意味なのでしょうか。
L.E.D.氏:
トリコロールにちなんだ言葉遊びなんですが,たくさんのイベントをコロコロ変えて遊んでもらおう,という意味合いですね。テーマカラーも3色になっていますし。
ただ,今回はあくまでもロケテストなので,プレイヤーの意見や反応を取り入れつつ,今後の方向性を定めていこうという段階です。もしかしたら,稼働時には全然違うものになる可能性もあるので,そのあたりはご了承ください。
4Gamer:
ゲーム画面を見た感じでは,システム部分にも大きな変更がありそうですね。
L.E.D.氏:
今回からHD解像度に対応したこともあり,デザイナーさん達の小宇宙(コスモ)が爆発しております(笑)。ムービーが大きく表示されるので,見ている側のプレイヤーもより楽しめるようになってますよ。
4Gamer:
収録される楽曲やサウンド面についてはいかがですか。
L.E.D.氏:
デザイン面が未来都市・仮想都市をイメージに作られているので,サウンドもそれをフィーチャーしたものになっていますね。また,今作でめでたく20作目ということで,コンポーザーも新規の方にフォーカスを当てています。「beatmania」シリーズは初代から数えて十数年たちましたが,少年時代に遊んでくれたプレイヤーが,現在DJやコンポーザーになって活躍されていますので,そんな方々を集めてみました。
そのほかにもゲーム業界で著名なコンポーザーさん達にも声をかけてますし,もちろん我々レギュラー陣も楽曲を提供しています。ロケテストでは一部の楽曲のみですが,稼動時はもっと増えますのでご期待ください。
4Gamer:
ロケテストバージョンにも,すでにお二方の楽曲が収録されていますね。
L.E.D.氏:
僕の楽曲「狂イ咲ケ焔ノ華」は,いい意味での中二病っぽさをテーマに,ゴシック&ロリータとハードコアを合わせた楽曲になっています。歌い手はPrimさんで,ムービーはGOLIさんが担当してくれました。二人の力もあって,いい感じに中二病っぽさが出せたかなと思います。
猫叉Master氏:
中二病っぽさとL.E.D.さんのコアな部分が,絶妙に混ざってますよね。
L.E.D.氏:
猫叉さんにそう言ってもらえると嬉しいね。そんな感じなので,ぜひプレイしてみてほしいです。
猫叉Master氏:
僕は「POINT ZERO」という,ジャズとドラムンベースを掛け合わせたテンポの速い曲をやらせていただきました。この楽曲は「beatmania」の“演奏する面白さ”を前面に押し出した曲で,ゲーム内で流れるオブジェクトの譜面データも僕自身が制作したんですよ。だから音楽的な部分よりも,むしろ遊んでもらったほうが,その曲の良さがより分かると思います。
あと,楽曲を決めるまでの流れも,今まで以上にこだわって作っています。効果音にボイスを当てるなど作り込んでいるので,その辺にも注目していただけると,さらに楽しめるはずです。
L.E.D.氏:
最初の数回は,ゲーム全体の流れをじっくり楽しんでほしいですね。
4Gamer:
最後にお二方から新作を楽しみにしているファンへ向け,コメントをお願いします。
L.E.D.氏&猫叉Master氏:
今回も今まで以上にバラエティに富んだ,ハイクオリティな楽曲を提供したいと思っています。皆さんがより楽しく遊べるような作品を目指して頑張りますので,ぜひ楽しみにしてください!
4Gamer:
ありがとうございました。
第20作という節目でもあり,制作陣の意気込みの高さがうかがえる「tricoro」。このお祭り感をいち早く体験したいプレイヤーは,ぜひ会場まで足を運んでみよう。
先にもお伝えしているように,今回のロケテストは,4月18日(水)〜4月24日(火)が東京・秋葉原の「東京レジャーランド秋葉原2号店」,4月20日(金)〜4月24日(火)には大阪・梅田の「ラウンドワン梅田店」でも開催される予定(※都合により,予告なく延期または中止の可能性あり)となっている。また下のロケテスト告知ページでは,ゲームモードの新要素の紹介をはじめ,プレイアンケートも設置されているので,ロケテストに参加した人は,ぜひ意見や感想を投稿してみてほしい。
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