ニュース
発売日まで1か月を切ったRTS「Company of Heroes 2」の最新トレイラーが公開に
2006年にリリースされた前作「カンパニー オブ ヒーローズ」は,レビュースコアの平均値が90点を超えるほどの高い評価を得た作品だった。そのシリーズ最新作となるCompany of Heroes 2では,第二次世界大戦期にドイツ軍とソ連軍が激突した東部戦線の戦闘が描かれている。
日本やアメリカのゲーマーにとって,あまり馴染みのない東部戦線だが,歴史的には1941年6月,ドイツ軍が侵攻を開始した「バルバロッサ作戦」から,1945年5月の「ベルリン陥落」までに両軍1400万人もの兵士の命が失われ,市民を含めると3000万人を超える死者を出した大激戦の舞台だったのだ。
Company of Heroes 2は,軍事技術で優位に立つドイツ軍に対し,兵士の命を捨て駒のように消費しながら徐々にベルリンに侵攻していったソ連軍の一兵士の視点で描かれている。Relic Entertainmentが開発した最新ゲームエンジン「Essence 3.0 Engine」の性能は非常に高く,まるでアクションゲームのようにカメラをユニットにズームすることが可能になっており,大軍が激突する戦争を扱いながらもパーソナルな視点に迫ることができるわけだ。
Essence 3.0 Engineは,個々のユニットの視界をさらにリアルに表現する「TrueSight」や,気象の変化をシミュレーションする「ColdTech」といった技術も実現している。とくにColdTechは,雪が徐々に積もったり,氷が割れて戦車が水面下に呑み込まれていくといった表現が可能になっている。実際,悪天候はユニットの能力に大きな影響を与え,兵士は凍死してしまうこともある。
当初,本作のリリースは3月中が予定されていたが,THQの倒産によってRelic Entertainmentが売却されたため,販売権譲渡などの手続きで3か月ほど遅れてしまった(関連記事)。ただ,この期間を利用してさらに完成度が高められているはずだ。現時点ではマルチプレイモードのオープンβに関する情報は入っていないが,公式サイトのテスター登録サイトではまだ応募を受け付けている模様。こちらの続報にも注目したい。
「Company of Heroes 2」公式サイト
- 関連タイトル:
Company of Heroes 2
- この記事のURL:
キーワード
(C)2012 THQ Inc. Developed by Relic Entertainment. THQ, Relic Entertainment, Company of Heroes and their respective logos are trademarks and/or registered trademarks of THQ Inc. All rights reserved.