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馬場英雄プロデューサーが「テイルズ オブ エクシリア2」を紹介した夏休みトークイベントと,8月26日まで開催される「テイルズ オブ 夏祭り」をレポート
本イベントでは,「テイルズ オブ エクシリア2」プロデューサーの馬場英雄氏によるトークセッションが行われ,東京ゲームショウ2012への出展や全国店頭試遊キャラバンの開催,そしてアニメ「コードギアス 亡国のアキト」とのコラボなど,本作の最新情報が紹介された(関連記事)。
また,イベント会場となったコトブキヤ 秋葉原館では,同じく8月18日から“テイルズ オブ 夏祭り”というイベントが8月26日まで開催されている。本稿では,イベントの模様をレポートしていこう。
「テイルズ オブ エクシリア2」公式サイト
コトブキヤ「テイルズ オブ 夏祭り」特設サイト
バトルでは,「テイルズ オブ エクシリア」の“共鳴術技”(リンクアーツ)をさらに発展させた,ユニーク共鳴術技とコモン共鳴術技も確認できた。前作同様の特定のキャラクター&術技の組み合わせで発動するユニーク共鳴術技は金色,どのキャラクター&術技でも発動できるコモン共鳴術技は銀色のマークが目印となる。なお,共鳴術技については,「こちら」の記事を参照してほしい。
もう一つ特筆しておきたいのが,主人公であるルドガーの特殊能力“骸殻”だ。馬場氏によれば,バトル中に発動することでルドガーが“変身”し,敵を異空間に引きずり込んで戦うとのこと。獣人を除けばシリーズで初めてとなるであろう“変身”について,ゲームをプレイすれば,変身する理由や仕組みについても納得してもらえるだろうと馬場氏は語る。また,1対複数という戦闘の爽快感をぜひ楽しんでほしいとコメントしていた。
馬場氏によると,エリーゼが着ている服はドロッセルからもらったものなのだとか。また,ティポについては前作よりも毒舌に磨きがかかっているとのこと。なおエリーゼについて馬場氏は,前作のエンディングから1年経っていることもあり,ティポをうまく“使い分けられる”くらい大人になっているかも,と内面的にも成長を遂げていることを匂わせていた。
そしてローエンについては,前作では軍師という部分を押し出していたが,「エクシリア2」では,“おじいちゃん”とは思えないほどフォーマルな装いになっている。これについて馬場氏は,政治色を押し出して,フォーマルでシックな服装を目指したと述べていた。
ちなみに,グランスピア社の総帥であるビズリー・カルシ・バクーについて,豊島氏がなんとかして情報を聞き出そうとしていたが,馬場氏はお茶を濁して詳細について語ることはなかった。
なお本作の開発状況は,馬場氏によれば“最後の最後の段階”とのこと。11月1日の発売に向けて,開発チームは制作に勤しんでいるそうだ。
“大精霊クロノス”など,ギリギリまで踏み込んだキーワードトーク
提示されたキーワードは,「正史世界」「分史世界」「時歪の因子(タイムファクター)」「骸殻(がいかく)」「カナンの地」「大精霊クロノス」の6つだ。
分史世界の紹介では,気になるスクリーンショットがスライドに掲載されていた。おそらくはウィンガルと思われるキャラクターが,王を暗殺するかのような不穏なセリフをしゃべっていたり,ナハティガルらしき人物が確認できたりと,前作に絡んだ“if”の世界が「エクシリア2」では展開されそうな感じである。
馬場氏は,プレイヤーに「選択」というテーマだけでなく,この分史世界で“背徳感”を感じてほしいと述べる。
正史世界にとって分史世界はいわゆるパラレルワールドで“あってはならないもの”という存在だが,分史世界の人々にとってはそこが正史世界であり,そこが彼らにとっての“正しい世界”となる。その世界に暮らす人々の幸せな生活を壊すというルドガーの“選択”,そこから生まれる背徳感を伝えたいと語っていた。
歩んだ分史世界を壊すことをどのように受け止めるのか,なぜ「分史世界」が作られるのか――それが「エクシリア2」のストーリーにおける,重要な鍵となる模様だ。
最後のキーワード「大精霊クロノス」は,「マクスウェル」「オリジン」と並ぶ原初の三霊であり,カナンの地の番人であると伝えられている,と公式サイトに記述されている。馬場氏は当初,重要な精霊と話すにとどまっていた。
しかし豊島氏が,「エクシリア2」のロゴをはじめとしたイメージには歯車が使われていることから“時の歯車”を連想させること,クロノスといえばギリシャ神話における時間の神であり,時間に関係があるのではないかという質問に,つい「そうかもしれませんね」とポロリ。馬場氏が詳細を濁していたことから,本作における重要なファクターの一つである可能性は高そうだ。
なお,本作では「選択」がキーワードとなるが,イベントシーンだけでなく,物語のなかのありとあらゆるところに選択肢が出現するとのこと。スキット中にルドガーが選択を迫られることもあるので,スキットを見ているときも気を抜けないそうである。
トークセッション後には,各種告知が行われた。主だったものは「こちら」の記事で紹介したが,アニメ「コードギアス 亡国のアキト」とのコラボでは,ルドガーに日向アキト風の衣装が用意されることが発表されたが,ほかのキャラクターにもコラボ衣装が用意されるようだ。
なお,初回封入特典としてルドガーを含めた3キャラ分の衣装が用意されるのだが,ルドガーの「テイルズ オブ シンフォニア −ラタトスクの騎士−」のエミル風の衣装が,プレイシーンで紹介された。馬場氏が言うには,本作のキャラクターデザインを担当したのが奥村大悟氏ということで,エミル風の衣装になったのだとか。
また,東京ゲームショウ2012の一般公開日(9月22日/23日)に本作が出展され,その後全国のゲームショップなどで「エクシリア2」の体験会が実施されることが明らかにされた。
さらに,新宿マルイワンとのアパレルコラボ企画におけるPUTUMAYOの衣装デザイン画も公開された。エリーゼとローエンの衣装が大きく扱われていた。また,スライドをよく見ると,ルドガー,エル,アルヴィン,レイアをモチーフにした衣装のデザインらしきイラストも見受けられるのも気になるところだ。
そのほか,ナムコ・ナンジャタウンで,10月20日から12月2日まで,「エクシリア2」とのコラボイベントが開催される。「ビバ☆テイルズオブマガジン」では,本イベントのコラボメニュー企画を8月25日まで募集中だ。
本トークイベントは,公式サイトで公開されている断片的な情報や初めて公開される情報が,馬場氏の解説によって紐解かれるというもので,ファンにとってはたまらない内容となったことだろう。
馬場氏は,ufotable制作のアニメパートや浜崎あゆみさんが手がける主題歌など,未公開の情報はまだまだあるとし,東京ゲームショウ2012や店頭試遊キャラバンなど,ユーザーと直接触れ合える機会をどんどん作っていくので,今後の展開を楽しみにしていてほしいとコメントして,トークイベントを締めくくった。
本イベントは,8月23日までは10:00〜20:00,8月24日〜26日は10:00〜21:00の時間帯(最終入場時間は営業終了時間の1時間前)で開催され,入場は無料。期間中の毎朝9:00から入場整理券が配布されるとのこと。詳細は,コトブキヤのイベント特設サイトで確認してほしい。
「テイルズ オブ 夏祭り」特設サイト
ミラ神社に参拝(参拝料は300円)すると,3D立体視の等身大ミラ=マクスウェルのご本尊とティポを観覧でき,参拝特典として,全6種類のダイスアドベンチャー特製千社札ステッカー(ユーリ/ルーク/ヴェイク/ソフィ/ルーティ/スタン)がプレゼントされる。
なお,ミラとティポは,参拝時に着用する3Dメガネの視点に合わせて描画が変化し,視点を左右に振れば左右から,しゃがめば見上げるアングルでミラを眺められるのだ。実際にミラ神社を参拝した感想は,「見える! 私には見えるぞ!」と叫びたくなるほどで,手を伸ばせば触れられそうな存在感を感じるほどの再現度の高さが印象的だった。
また,会場内には社務所もあり,初穂料700円を納めればお守りを授かることができる。お守りは,ミラ(所願成就),ジュード(学業成就),アルヴィン(厄除御守),レイア(健康祈願),ローエン(長寿祈願),エリーゼ(金運御守)の全6種類だ。
そのほか,「射的」「スーパーボールすくい」「ヨーヨー釣り」など特製グッズを入手できる露店コーナーも用意されている。各露店で遊ぶには,ラムネ売り場か社務所で購入するチケット(1枚300円)が必要となる。
なお,射的/スーパーボールすくい/ヨーヨー釣りのいずれも,もらえるグッズは獲得数にかかわらず1回につき1個となる。獲得した的/ヨーヨー/スーパーボールの“色”に応じてグッズを選べるようになっており,一つも取れなくてもランダムでグッズをもらえる。
イベント期間中,コトブキヤ 秋葉原館に来店すると「ティポうちわ」が,イベントスペースに入場すると「ティポお面」が無料でプレゼントされる。
今回の夏祭りで獲得できるグッズはイベント限定品となる(※記念商品の「TOX特製御守り」「TOX特製ラムネ」はイベント終了後も販売予定)ので,グッズを手に入れたい人は,コトブキヤ 秋葉原館に足を運んでみてはいかがだろうか。
「テイルズ オブ エクシリア2」公式サイト
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(C)いのまたむつみ (C)藤島康介 (C)2012 NAMCO BANDAI Games Inc.
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