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ソフトバンクが2015〜16冬春モデルスマートフォン新製品を発表。Googleの「Nexus 6P」は,国内キャリアではソフトバンク独占に
発表された新製品の概要とスペックを,発売日順に紹介しよう。
●ソフトバンクブランド スマートフォン
- Nexus 6P(2015年10月下旬発売)
- Xperia Z5(2015年10月下旬発売)
- AQUOS Xx2(2015年11月中旬発売)
- AQUOS Xx2 mini(2016年1月中旬発売)
●Y!mobileブランド スマートフォン
- Nexus 5X(2015年10月下旬発売)
- LUMIERE 503HW(2015年10月下旬発売)
●ソフトバンクブランド タブレット
- Lenovo TAB2(2015年11月下旬発売)
Nexus 6P
2015年9月29日に,Googleから発表されたHuawei Technologies製(以下,
Nexus 6Pは内蔵ストレージ容量が32GB,64GB,128GBという3モデルが用意されているのだが,ソフトバンクで扱うのは,このうち32GBと64GBになる。また,今回発表されたほかのソフトバンク取り扱い製品と同様に,購入時にはSIMロックがかかっている(ロック解除は可能)ことに注意しておこう。
●Nexus 6Pの主なスペック
- メーカー:Huawei Technologies
- OS:Android 6.0(Marshmallow)
- ディスプレイパネル:5.7インチ有機EL,解像度1440×2560ドット
- プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 810」(4+4 CPUコア,最大CPU動作クロック2GHz,Adreno 430 GPUコア)
- メインメモリ容量:3GB
- ストレージ:内蔵(容量32GB,64GB)
- アウトカメラ:有効画素数約1230万画素
- インカメラ:有効画素数約800万画素
- バッテリー容量:3450mAh
- LTE待受時間:400時間
- 連続通話時間:1200分
- 無線LAN対応:IEEE 802.11n/ac
- Bluetooth対応:4.2
- 本体サイズ:77.8(W)×159.3(D)×7.3(H)mm
- 本体重量:約178g
- 本体カラー:アルミニウム,グラファイト,フロスト,ゴールド 主な対応サービス&機能:S!メール,GPS,世界対応ケータイ,Wi-Fiテザリング
Xperia Z5
「Xperia」ブランドのハイエンドスマートフォンで,5.2インチ液晶パネルを採用した製品だ。基本的には,9月30日に発表されたNTTドコモ版と同じで,搭載SoCに前機種「Xperia Z4」と同じSnapdragon 810を採用しながら,ハードウェア設計の見直しなどにより,発熱の問題を軽減しているという。
なお,NTTドコモの冬春モデルでは,5.7インチモデルの「Xperia Z5 Premium」と4.6インチモデル「Xperia Z5 Compact」もラインナップされていたが,ソフトバンクで扱うのはXperia Z5のみとなる。
●Xperia Z5の主なスペック
- メーカー:ソニーモバイルコミュニケーションズ
- OS:Android 5.1(Lollipop)
- ディスプレイパネル:5.2インチTFT液晶(トリルミナスディスプレイ for mobile),解像度1080×1920ドット
- プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 810 MSM8994」(4+4 CPUコア 最大CPU動作クロック2GHz,Adreno 430 GPUコア)
- メインメモリ容量:3GB
- ストレージ:内蔵(容量32GB)+microSDXC(最大200GB)
- アウトカメラ:有効画素数約2300万画素
- インカメラ:有効画素数約510万画素
- バッテリー容量:2900mAh
- 3G待受時間/LTE待受時間:約590時間/約550時間
- 3G連続通話/LTE連続通話:約1440分/約840分
- 無線LAN対応:IEEE 802.11n/ac
- Bluetooth対応:4.1
- 本体サイズ:72(W)×146(D)×7.3(H)mm
- 本体重量:約154g
- 本体カラー:ホワイト,グラファイトブラック,ゴールド,グリーン
- 主な対応サービス&機能:S!メール,GPS,世界対応ケータイ,フルセグ,ワンセグ,ハイレゾオーディオ,Wi-Fiテザリング,おサイフケータイ(NFC),防水(IPX5,8),防塵(IP6X)
AQUOS Xx2
AQUOSブランドのシャープ製スマートフォン「AQUOS Xx2」(アクオス ダブルエックス ツー)。基本的には,NTTドコモが発売する「AQUOS ZETA SH-01H」のソフトバンク版という理解でよさそうだ。
120fps表示に対応する「ハイスピードIGZO液晶」を採用するのが特徴で,60fpsが限界の一般的なスマートフォンよりも滑らかな動画表示を実現できるという。
●AQUOS Xx2の主なスペック
- メーカー:シャープ
- OS:Android 5.1(Lollipop)
- ディスプレイパネル:5.3インチTFT液晶(IGZO),解像度1080×1920ドット
- プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 808 MSM8992」(2+4 CPUコア 最大CPU動作クロック1.8GHz,Adreno 418 GPUコア)
- メインメモリ容量:3GB
- ストレージ:内蔵(容量32GB)+microSDXC(最大200GB)
- アウトカメラ:有効画素数約1310万画素
- インカメラ:有効画素数約800万画素
- バッテリー容量:3100mAh
- 3G待受時間/LTE待受時間:約680時間/約600時間
- 3G連続通話/LTE連続通話:約1480分/約1500分
- 無線LAN対応:IEEE 802.11n/ac
- Bluetooth対応:4.1
- 本体サイズ:73(W)×138(D)×7.9(H)mm
- 本体重量:約150g
- 本体カラー:ブラック,パープル,ホワイト
- 主な対応サービス&機能:S!メール,GPS,世界対応ケータイ,フルセグ,ワンセグ,Wi-Fiテザリング,おサイフケータイ(NFC),防水(IPX5,8),防塵(IP5X)
AQUOS Xx2 mini
ボディの幅が約66mmという,コンパクトなスマートフォン。こちらも,NTTドコモから登場した「AQUOS Compact SH-02H」のソフトバンク版である。
4.7インチサイズながら,解像度1080×1920ドットのハイスピードIGZO液晶を採用する点もポイントである。搭載SoCがSnapdragon 808で,メインメモリ容量も3GBなど,小さくてもスペックは低くないのが魅力となりそうだ。
●AQUOS Xx2 miniの主なスペック
- メーカー:シャープ
- OS:Android 5.1(Lollipop)
- ディスプレイパネル:4.7インチTFT液晶(IGZO),解像度1080×1920ドット
- プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 808 MSM8992」(2+4 CPUコア 最大CPU動作クロック1.8GHz,Adreno 418 GPUコア)
- メインメモリ容量:3GB
- ストレージ:内蔵(容量16GB)+microSDXC(最大200GB)
- アウトカメラ:有効画素数約1310万画素
- インカメラ:有効画素数約500万画素
- バッテリー容量:2810mAh
- 3G待受時間/LTE待受時間:未定
- 3G連続通話/LTE連続通話:未定
- 無線LAN対応:IEEE 802.11n/ac
- Bluetooth対応:4.1
- 本体サイズ:66(W)×126(D)×8.9(H)mm
- 本体重量:約121g
- 本体カラー:ホワイト,ブルー,ピンク,ブラック,レッド
- 主な対応サービス&機能:S!メール,GPS,世界対応ケータイ,ワンセグ,Wi-Fiテザリング,おサイフケータイ(NFC),防水(IPX5,8),防塵(IP6X)
Nexus 5X
Y!mobileが取り扱うLG Electronics製の新型スマートフォン。基本的には,グローバルモデルやNTTドコモ版とまったく同じもので,Android 6.0搭載や指紋認証センサーの装備といった特徴も変わらない。
●Nexus 5Xの主なスペック
- メーカー:LG Electronics
- OS:Android 6.0(Marshmallow)
- ディスプレイパネル:5.2インチTFT液晶,解像度1080×1920ドット
- プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 808 MSM8992」(2+4 CPUコア 最大CPU動作クロック1.8GHz,Adreno 418 GPUコア)
- メインメモリ容量:2GB
- ストレージ:内蔵(容量16GB,32GB)
- アウトカメラ:有効画素数約1235万画素
- インカメラ:有効画素数約500万画素
- バッテリー容量:2700mAh
- 3G待受時間/LTE待受時間:未定
- 3G連続通話/LTE連続通話:未定
- 無線LAN対応:IEEE 802.11n/ac
- Bluetooth対応:4.2
- 本体サイズ:73(W)×147(D)×7.9(H)mm
- 本体重量:約136g
- 本体カラー:カーボン,クオーツ,アイス
- 主な対応サービス&機能:Y!mobile メール,国際ローミング,Wi-Fiテザリング
LUMIERE 503HW
Huawei製のスマートフォン。搭載SoCに,日本ではあまり目にすることのないHiSilicon製の「Kirin 620」を採用するのが特徴だ。ちなみに,このKirin 620,ARM製CPUコアである「Cortex-A53」を8基統合したSoCで,GPUコアは,同じARM製の「Mali-450 MP4」とのこと。これらから想像するに,ローエンド〜ミドルクラスのSoCといったところか。メインメモリ容量は2GB,内蔵ストレージ容量は16GB,液晶パネルは5インチサイズで720×1280ドットなど,スペックは全般的に低めである。
ただ,金属素材の外装の質感が良好で安っぽさを感じさせないのは,低価格スマートフォン市場で成長してきたHuawei製品ならではの特徴といったところか。
●LUMIERE 503HWの主なスペック
- メーカー:Huawei Technologies
- OS:Android 5.0(Lollipop)
- ディスプレイパネル:5インチTFT液晶,解像度720×1280ドット
- プロセッサ:HiSilicon製「Kirin 620」(8 CPUコア 最大CPU動作クロック1.2GHz)
- メインメモリ容量:2GB
- ストレージ:内蔵(容量16GB)+microSDHC(最大32GB)
- アウトカメラ:有効画素数約1300万画素
- インカメラ:有効画素数約500万画素
- バッテリー容量:2200mAh
- 3G待受時間/LTE待受時間:約590時間/約460時間
- 3G連続通話/LTE連続通話:約750分/LTE通話機能なし
- 無線LAN対応:IEEE 802.11n
- Bluetooth対応:4.0
- 本体サイズ:71(W)×143(D)×7.7(H)mm
- 本体重量:約131g
- 本体カラー:ホワイト,ゴールド,ブラック
- 主な対応サービス&機能:Y!mobile メール,国際ローミング,Wi-Fiテザリング
Lenovo TAB2
Lenovoが海外で販売しているAndroidタブレット端末「Lenovo TAB2 A8」のソフトバンク向けモデル。8インチサイズで解像度1280×800ドットの液晶パネルと採用し,搭載SoCはMediatek製の「MT8735」とされている。MT8735は,CPUコアとしてCortex-A53を4基を搭載し,GPUコアにはARM製「Mali-T720 MP2」を採用するSoCとのこと。先述のKirin 620と比べて,GPUコアの世代は新しいものの,CPUコア数は半分しかなく,お世辞にも高性能なSoCとはいえない。
メインメモリ容量は2GBで,内蔵ストレージ容量は8GB。SoCはともかく,内蔵ストレージ容量が少なすぎて,ゲーム用途に使うには実用的ではないだろう。
●LUMIEREの主なスペック
- メーカー:Lenovo
- OS:Android 5.0(Lollipop)
- ディスプレイパネル:8インチTFT液晶,解像度1280×800ドット
- プロセッサ:Mediatek製「MT8735」(4 CPUコア 最大CPU動作クロック1.3GHz)
- メインメモリ容量:2GB
- ストレージ:内蔵(容量8GB)+microSDXC(最大64GB)
- アウトカメラ:有効画素数約500万画素
- インカメラ:有効画素数約200万画素
- バッテリー容量:4290mAh
- 3G待受時間/LTE待受時間:約400時間/約738時間
- 3G連続通話/LTE連続通話:通話機能なし
- 無線LAN対応:IEEE 802.11n
- Bluetooth対応:4.0
- 本体サイズ:212.3(W)×125.5(D)×9.3(H)mm
- 本体重量:約353g
- 本体カラー:ミッドナイトブルー,パールホワイト
- 主な対応サービス&機能:S!メール,GPS,Wi-Fiテザリング