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「CoD」シリーズのコミュニティマネージャーが設立したデベロッパRobotokiが「Human Element」の開発を中断
Robotokiは,元Infinity Wardのコミュニティマネージャーとして,「Call of Duty」の「モダン・ウォーフェア」三部作を人気作品に仕立て上げるのに一役買ったRobert Bowling(ロバート・ボーリング)氏が率いていたデベロッパだ。氏は,公式フォーラムなどでファンとのやり取りを活発に行い,その並々ならぬゲームの知識と,パッチ情報などの細かい情報を発信し続けることでファンから大きな支持を得て,「モダン・ウォーフェア」シリーズではゲームイベントの運営やメディア向けの広報業務,タイアップなどを担っていた。2012年9月に独立してRobotokiを立ち上げ,直後にAndroidゲーム機として話題になっていたOuya向けに,Human Elementの前日譚をリリースしていくことを発表するなど,その船出は順調に見えた。
開発中だったHuman Elementは,4人のキャラクターがゾンビアポカリプスで崩壊した世界で生き抜いていく,オープンワールド型のサバイバルアクションとして発表されていた。しかし,2014年5月にグローバルパブリッシャとして名乗りを上げていたネクソンとの提携が,2014年11月に解消となり,通常のパッケージ販売を視野に入れたビジネスモデルへの移行がアナウンス。2014年12月の「The Game Awards 2014」では新しいトレイラーが公開され,公式サイトではよりオンラインFPSに近いジャンルになっている様子が確認できた。
公式ブログのエントリーでボーリング氏は,「新しいパブリッシャを見つけられず,これ以上自主的に運営資金をねん出するのが難しくなった」と語っており,ネクソンとの提携解消以降,かなり緊迫した経営状態にあったことがうかがえる。Human Elementは,2015年11月にリリースされることが発表されていたが,そこまで耐えられるだけの余力がRobotokiにはなかったようだ。
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