プレイレポート
[プレイレポ]仲間を守る“五行”の力。「黒い砂漠」の覚醒ドーサは,ソロでもパーティでも楽しめるコンボ系クラスだ
[プレイレポ]「黒い砂漠」の新クラス「ドーサ」は初心者にもおススメできる遊びやすいキャラだ
PC向けMMORPG「黒い砂漠」に,7月3日に28番めのクラス「ドーサ」が実装された。「ドーサ」は,道術や陰陽を操る男性剣士キャラクターで,これまでの剣士系クラスの中でも,とにかく使いやすさが際立っている。本稿では,キャラの特徴や操作システムをじっくり解説しよう。
「覚醒」では覚醒武器の「仙剣」を新たに装備できるようになり,これまでも使えたメインスキルのほかに「五行」をモチーフとした派手な覚醒スキルが利用できる。東洋系魔法使いとも言える覚醒ドーサの魅力や,操作のポイントをじっくりチェックしていこう。
「上道房のドーサ」としての目覚めのとき
まずは,「覚醒」について簡単に説明しておこう。黒い砂漠では基本的にLv56以降,キャラクターごとに「伝承」と「覚醒」のどちらかのスキルスタンスを選んで利用する。ドーサの「覚醒依頼」は闇の精霊から受けられるが,Lv56以上で「伝承」の依頼を終えていることが条件だ。
なお,「スキルプリセット」を使えば,あとから好きなタイミングで伝承と覚醒を切り替えられる。これを利用するための“拡張券”は伝承や覚醒の依頼で入手できるので,覚醒依頼を進める前に,伝承のスキル状態をスキルプリセットに保存しておくことをおすすめする。
ドーサの覚醒依頼では,ドーサが所属していた「上道房」の師匠「カン・ヒ」が登場し,ドーサの過去が描かれる。登場人物やストーリー的に,メイン依頼の「朝の国」を終わらせてから始めると,より理解が深まるだろう。
師匠「カン・ヒ」との別れは,ドーサにとって過去の辛い思い出だった |
しかし,覚醒依頼でカン・ヒから覚醒武器の使い方を教わることに |
ドーサとカン・ヒを引き合わせる鍵となった女性の正体とは……? |
覚醒武器「仙剣」を用い,道術で「五行」の精気を解き明かす
覚醒すると「覚醒武器」が着用できるようになり,攻撃スタイルがこれまでと一気に変わる。ドーサの覚醒武器は左手に握る「仙剣」だ。また,右手で5つの「珠鈴」を操っている。
「五行:相生」のコンボを覚えよう
「五行」という概念を聞いたことがあるだろうか。「木」「火」「土」「金」「水」といった5つの元素要素があり,これが万物の素であるという考え方だ。そして相生はそれらの相互関係を表す考え方である。
ドーサの覚醒スキルはそんな「五行の相生」をモチーフにしてコンボの関係が作られている。属性それぞれを「精気」と呼び,下図の関係となる。
五行:相生は循環コンボなので,順番さえ守ればどの精気からスタートしてもOKだ。
●コンボを決めると周辺の味方にも良い効果が!
覚醒ドーサはコンボ攻撃をすることで,味方を強化する「バッファー」や,回復役の「ヒーラー」のような役割も兼ねられる。正しい順番でスキルを当てると,次の短時間効果が自分と周囲の味方に付与されるのだ。
・火→木:5秒間,すべての特殊ダメージ+5%
・木→水:HPを500ずつ,5回にわたって回復
・水→金:5秒間,ダメージ減少率+10%
・金→土:5秒間,すべての抵抗無視+10%
・土→火:5秒間,最大HP+3000
つまり,コンボが成立すると自分や味方の攻撃力が上がったり,HPが上がって耐えやすくなったり,HPの回復まで行えたりと,至れり尽くせりな内容になっているわけだ。パーティプレイに向いたキャラクターだと言えるだろう。
●コンボは12秒以内に決めればOK
いずれかの精気のスキルを出すと,敵や着弾した場所に「五行の領域」が生成される。発生させた精気が大きなアイコンとして表示され,その下に小さく,次に繰り出すべき精気がヒントとして浮いているのだ。五行の領域は12秒間キープされるので,その間に次の精気スキルを出せばコンボが成立する。
「水」の精気のスキルを出した後のシーン。奥のほうに青いアイコンが浮いているが,これが「水」の精気スキルを出したことを表している。その下に白い「金」の精気が漂っている |
そこで,「金」のスキルを出して領域に当ててみると…… |
水→金のコンボが成立する |
コンボの出し方の例
今回は土の精気からコンボを始めてみよう。土から火の精気への最初のコンボを決めることで,ドーサと近くの仲間のHP上限が即座に3000も追加され,倒されにくくなるためだ。
●パターン1:Shiftグループ
パターン1は,Shiftキーと各精気のキーの組み合わせが中心だ。コンボスキルは長押しで発動するが,省略して次のスキルを出せる。
1. Shift+Q ――土:植
2. Shift+右クリック ――火:昇
3. 右クリック長押し ――火:爆
4. Shift+F ――木:曲
5. Shift+E ――水:編
6. E長押し ――水:開
7. Shift+左クリック ――金:涼
8. 左クリック長押し ――金:集
9. 1に戻る
これで相生を一周できるが,スキルの再使用待機時間(クールダウン)があるので,8まで出した後すぐにShift+Qから2周目には入れない。そのため,もう1つのスキルパターンも紹介しよう。
●パターン2:↓グループ
2つめのパターンは,Shiftの代わりに↓(Sキー)と各精気キーを組み合わた形となる。Fの「木:直」だけは単独キー発動なので注意してほしい(※↓+Fを押すと,メイン武器の「雲刀」に持ち替えるスキルが出てしまう)。
↓+Eは前方に移動するスキルとなっており,敵をすり抜けて裏を取れる。
1. ↓+Q ――土:聚
2. ↓+右クリック ――火:滲
3. F ――木:直
4. ↓+E ――水:流
5. ↓+左クリック ――金:従
6. 1に戻る
●パターン3:組み合わせ
精気の種類の順さえ合っていれば,Shift系と↓系を組み合わせてもコンボが成立する。以下は1と2を組み合わせながら「土→火→木→水→金」を2回繰り返しており,完全に再使用待機時間をクリアして延々と回せるコンボだ。
1. ↓+Q ――土:聚
2. Shift+右クリック――火:昇
3. 右クリック長押し ――火:爆
4. F ――木:直
5. Shift+E ――水:編
6. E長押し ――水:開
7. Shift+左クリック――金:涼
8. 左クリック長押し ――金:集
9. Shift+Q ――土:植
10.↓+右クリック ――火:滲
11.Shift+F ――木:曲
12.↓+E ――水:流
13.↓+左クリック ――金:従
14. 1に戻る
●クイックスロットの簡易版
キーコマンドを覚えるのが難しい人は,次のスキルをクイックスロットの1〜5に登録すれば,1〜5キーを順番に押すだけで最低限のコンボになる。
1. 土:植
2. 火:昇
3. 木:曲
4. 水:編
5. 金:涼
●「Shift」の精気スキルと「↓」の精気スキルで何が違うのか?
Shift系のスキルと↓系のスキルでは,威力や発動時間,挙動,付随する状態異常などの効果が違ってくる。敵も動くため,必ずしも棒立ちでコンボをずっと回せるわけではないので,慣れてきたらShiftか↓か,どちらのスキルを使うかを臨機応変に判断して戦うことになるだろう。
HPを回復する3つの方法
ドーサの覚醒スキルでHPを回復する方法は以下の3通りだ。
●「五行:相生」の木→水コンボ
先に紹介したとおり,五行のコンボを決めると特定の追加効果が得られる。木→水のコンボを決めることでHP500ずつを5回に分けて回復できる。
●空踏み (ほかのスキルを使用後にスペースキー)
ほかのスキルを出したあとにスペースキーを押すと発動する。発動中は,モンスターに対しては無敵状態になり,4回に分けてHPを回復する。
●非理気為 (クイックスロットに登録して発動)
3分ごとに使える30秒間の大幅な能力アップスキルで,自分および周辺の味方のHPを2500回復できる。
移動攻撃とMPスキル
戦闘では「移動のしやすさ」も重要だ。ドーサの覚醒では,移動攻撃スキルにMP回復が組み合わされているので,初手に使うと無駄がない。
●巻雲 (Shift+スペースキー)
これまでも使えたメインスキルだが,覚醒武器でも利用できる。移動用に多用することになるだろう。
●羽根蹴り (↑+右クリック)
前方に瞬間移動しながら蹴りを食らわせる。
●仙剣濃霧 (↑+F,F長押し)
前方に瞬間移動しながら「鉄虎」の力を借りて爪でひっかく。打撃ごとにMPを150回復する。
●斧師 (右クリック,長押しで連続攻撃)
↑+Fの前に進まないバージョンのような攻撃で,打撃ごとにMPを120回復する。また,これは「闇の精霊の怒り」のゲージを100%消費する攻撃にもなっている。
ハイテンポな操作に慣れていく楽しさ
さっそく狩りでコンボを試してみよう。精気スキルのエフェクトが消える前に次のスキルをどんどん出せるため,画面がエフェクトだらけで大変なことになる。とはいえ,敵の動きに対処しつつ,コンボを見失わないようにすれば,かなり高い火力を出せると感じられた。
筆者もまだ十分使いこなせているとは言えないが,伝承のタメ攻撃と比べるとハイテンポな操作感がちょうどいい感じで,慣れればスキルを次から次へと出せるようになる。自然と瞬間火力も上がっていくだろう。今回は試せていないが,パーティプレイでも活躍できそうだ。
「黒い砂漠」公式サイト
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