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ナイトシティがより美しく。「Cyberpunk 2077」,ハイエンドPC向けの設定「レイトレーシング:オーバードライブ」を試験的に実装
このプリセットに設定すると,シーン全体の光線を正確にシミュレートする「パストレーシング」技術が有効になり,ナイトシティの街並みがより美しく描かれる。現時点で対応するグラフィックスカードは,NVIDIA GeForce RTX 40シリーズ(4070 Ti以上)とGeForce RTX 3090のみ。GeForce RTX 3090の場合は1080p/30fpsに制限される。つまり,それほどにこのモードはGPUに負荷をかけるというわけだ。
ちなみに,RTX 40シリーズと3090以外のグラフィックスカードでも,レイトレーシングに対応でVRAMが8GB以上あれば,フォトモードだけパストレーシングを使えるオプションが利用できる。
掲載したスクリーンショットを見てもらえれば,パストレーシングでは全体的に光が自然な柔らかさで表現されているのが分かるのではないだろうか。ただ,シーンによってはウルトラのほうが明暗のメリハリが効いていて,そちらの方が好みだと感じる人もいるだろう。
気になるパフォーマンスについてだが,筆者の環境(CPU:Core i7 -12700 / GPU:RTX 4080 / メインメモリ:48GB / 解像度:3440 x 1440)の場合,DLSS Super ResolutionとDLSS Frame Generationどちらもオフで平均22fpsほどと,快適なゲームプレイにはほど遠いものだった。一方で,DLSS Super Resolutionをオン(自動)にすると50〜60fpsに,そこにDLSS Frame Generationを合わせることで,80fps前後をキープできるようになった。
冒頭でも説明したとおり,「レイトレーシング:オーバードライブ」はあくまで試験的に導入されたもので,ほかのプリセットでは発生しないような不具合が起きる可能性もある。最適化の面についてもこれからという印象だ。ただ,RTX 40シリーズならDLSSと組み合わせることでプレイに耐えられるフレームレートを叩き出してくれるかもしれないので,積んでいる人はぜひ試してみてほしい。
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