［G-Star 2012］「RED STONE 2」（レッドストーン2）のプロモーションムービーを掲載。この絵柄で日本を意識していないわけがない!?　

　2012年11月8日から11日まで開催される韓国最大のゲームショウ，G-Star 2012のL＆K Logic Koreaブースにて，「RED STONE 2」（レッドストーン2）がプレイアブル出展されていた。
　ブースで上映されていたプロモーションムービーを入手したので，まずはご覧いただきたい……これは掲載ミスではなく，本当に「RED STONE 2」のプロモーションムービーなのだ。

アニメ調のトゥーンレンダリングがされたキャラクター達

「RED STONE」は2DグラフィックスのMMORPGだ

　古くからの4Gamer読者に説明は不要かもしれないが，「RED STONE」といえば，2005年にゲームオンによって日本サービスがスタートした，ファンタジーモチーフの2D MMORPGで，グレード分けされた豊富な武器/防具と，それを強化する各種システムが特徴的なハック＆スラッシュ系のオンラインRPGだ。
　古いタイトルゆえ，さすがにいま見るとグラフィックス面で物足りないと思う人もいるかもしれないが，クリックタイプのMMORPGに求められる各種システムがほとんど盛り込まれているという，なかなか味わい深いタイトルである。現在でも数か国で運営されているが，その中でも日本では根強い人気があり，開発元であるL＆K Logic Koreaも，日本市場を大切にしてきた経緯がある。

　その続編となる「RED STONE 2」。韓国でも発表されたばかりのタイトルなので，公開されている情報は少ないのだが，グラフィックス面の強化に関しては，プロモーションムービーに登場するキャラクターを見れば一目瞭然だろう。ムービーと完全に同じというわけではないのだが，ゲーム内のキャラクターもムービーのものと近いテイストになっている。とりあえず，グラフィックスは2Dから3Dへ進化しているわけだ。
　ブースにいたスタッフの説明によると，今回のプレイアブルバージョンは，G-Star 2012への出展に合わせて制作した，いわば体験版とのこと（韓国でのローンチ時期も未定）。職業は，聞き間違いがなければ傭兵（Freelancer），戦士（Warrior），魔法使い（Magician），格闘家（Martial Artist）の4種類で，それぞれに男性/女性が用意されていた。

傭兵
戦士
魔法使い
格闘家

　筆者は格闘家を選んで軽くプレイしてみたのだが，操作は，マウスの右クリックで移動/攻撃，数字キーでスキル使用という，クリックタイプのMMORPGとしては一般的なものだった。Spaceキーによるジャンプや，W/A/S/Dキーによる移動にも対応しており，Vキーで周囲のドロップアイテムを拾うこともできた。


　グラフィックスのクオリティは，ハイエンドな3D MMORPGと比べると若干物足りないものの，モデリングやモーションはしっかりと作られており，通常攻撃/スキル攻撃を織り交ぜたコンボなども，スムーズに繰り出せていたのが印象的だった。


　ノートPCでも気軽に遊べるゲームの“軽さ”と，たび重なるアップデートによって蓄積された“全部入り”的なコンテンツ量から，幅広い層に楽しまれてきたRED STONE。その続編となるRED STONE 2の実力は未知数だが，深夜アニメのオープニングと見間違えそうな歌入りムービーを見る限り，日本での展開を考えていないわけがない（会場で上映されていたムービーには，日本語の字幕も入っていた）。前作とはまったく異なる見栄えとゲーム性で，新たなユーザー層を開拓するのか。あるいは前作との関連性に重きをおいて，ベテランプレイヤーにアピールするのか。今後の情報公開に注目しつつ，日本におけるサービス展開についても期待したいところだ。