連載
マフィア梶田の二次元が来い!:第149回「あしたのために激しく揺れるThe Walking DEAD OR ALIVE」
最近,仕事中にHuluでアニメ「あしたのジョー」を流しているんですが,これはしまった……BGM代わりのつもりが,ドラマ作りと演出が優れすぎていて思いのほか見入ってしまいます。血反吐と汗にまみれたクッソ暑苦しいドラマからキャラクター達の情熱まで流れ込んでくるようで,目が離せなくなるんですよ。
親父が漫画好きだった影響で,幼少の頃から古い作品を読み漁っていたんですが,中でも「あしたのジョー」は大のお気に入りで,何度も読み返していました。ジョーに憧れて,ガキの頃は本気でボクサーを目指そうと思ったり……。漫画に描かれていたとおり,「あしたのために(その1)」と「あしたのために(その2)」を夢中で練習したもんです。アニメを観ているうちに,しばらく忘れていたボクシングへの憧れみたいなものもジワジワと蘇ってきたので,運動不足解消を兼ねて,「あしたのために」を再開してみようかな……。この影響の受けやすさ,ガキの頃から変わっていないようですわ。
格闘ゲームとしてだけでなく,美しい女性キャラクター達が男心を掴んで離さない「DOA」シリーズ。番組ではしこりん(岡本信彦さん)と一緒に,闘いの中で激しく揺れる御乳様を堪能してきました。とくに,主観視点で女の子に蹴ったり殴ったり見下されたりされる「TOUCH BATTLE」は,色々な意味でゴクリとするので必見ですよ……!
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主人公を務めるダリルは,原作には登場しないキャラクターでありながら,ファンの間でもとくに人気が高く,俺自身も「The Walking Dead」の中で一番好きなキャラクターなんですよ。登場した当初は気が短く暴力的な性格で,「あっ,これはすぐに死ぬタイプだな……」なんて思ったりしたんですが,ストーリーが進むにつれ,仲間思いで優しい一面が見えてきて,今では戦闘力の面で頼りになるだけでなく,悩めるグループリーダー“リック”(アンドリュー・リンカーン)の良き理解者であるという重要なポジションに収まっています。
その一方で,兄のメルルは某美少女錬金術師を彷彿とさせる可愛いらしい名前であるにもかかわらず,粗野で凶暴な差別主義者という完全な憎まれキャラ……なんですが,絶望的な世界を強かに生きるワイルドさが独特の魅力を醸し出していたりします。メルルを演じるマイケル・ルーカー氏は特徴的な悪役顔と掠れ声が印象的で,どんな作品でもキャラ立ちがハンパないんですよ。
なお本作では,この兄弟がリック率いるグループと出会う以前の物語が描かれています。ドラマ版へとダイレクトにつながる作りなので注目しているんですが,残念ながら現時点で日本語版発売の予定はありません……。本作よりも以前に,「The Walking Dead: The Game」というPC用アドベンチャーゲームも出ているんですが,こちらの出来がすこぶる良かった(※2012年度のゲームオブザイヤーを受賞)こともあってゲーム関係の展開にはかなり期待感が高いんですよ。いつもなら英語版でもかまわずプレイしているところですが,「The Walking Dead」は人間関係が複雑に絡み合ったストーリーが最も大きな魅力なので半端に遊んでしまいたくないんですよね……。ドラマ版は日本でもジワジワと人気が高まってきているんですが,ゲームとなるとまだ色々と難しいようです。……ともあれ,希望は捨てずに今後良いニュースがあることを期待したいですね。
- 関連タイトル:
DEAD OR ALIVE 5 PLUS
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