ニュース
NVIDIAの「Project SHIELD」は正式名称「SHIELD」に。北米市場では349ドルで6月発売決定
Project SHIELDあらためSHIELDについてはこれまでも何度となくレポートをお伝えしてきているが,ここでもう一度整理しておこう。
SHIELDは,ワイヤレスのゲームパッドに,ノートPCよろしく折りたためる液晶パネルを取り付けたようなデザインの製品だ。NVIDIAの新世代SoC(System-on-a-Chip)「Tegra 4」を搭載し,OSはJelly Bean(Android 4.1〜4.2)。Android端末なのでAndroid向けのゲームをプレイできるというのは当然のこととして,さらに(発売時点ではβ扱いとなるが)GeForce搭載PCのゲームをストリーミングして手元でプレイできる(関連記事)というのが,SHIELDにおける大きな特徴となっている。
気になるゲームパッド部は,アナログスティック×2にデジタル方向パッド×1,[A/B/X/Y]ボタンとバンパーボタン×2,アナログトリガー×2が用意される。据え置き型ゲーム機と比べて,過不足はないと述べていいだろう。その使い勝手については3月21日の時点で西川善司氏がレポートしているから,興味のある人はぜひそちらもチェックしてもらえればと思う。
なお,組み合わされる液晶パネルはタッチセンサー付きの5インチワイド型で,解像度が1280×720ドットのものだ。
そのほか,史上初のTegra 4デバイスになると思われるSHIELDの主なスペックは下にまとめたとおり。今回の発表はあくまでも北米市場が対象だが,NVIDIAは現在,日本市場での発売に向けても準備を進めているとのことなので,続報に期待したい。
●SHIELDの主なスペック
- OS:Jelly Bean(※詳細未公開)
- ディスプレイパネル:5.0インチ液晶,解像度1280×720ドット(294PPI),マルチタッチ対応
- プロセッサ:Tegra 4
- メインメモリ容量:2GB
- ストレージ:内蔵(容量16GB)+microSD(※詳細未公開)
- 外側カメラ:なし
- 内側カメラ:なし
- バッテリー容量:28.8Wh
- 無線LAN対応:IEEE 802.11n(2x2 MIMO)
- Bluetooth対応:3.0
- 搭載センサー:3軸ジャイロ,3軸加速度,GPS
- 入力系:アナログスティック×2,デジタル方向パッド(D-pad)×1,[A/B/X/Y]ボタン,バンパーボタン×2,アナログトリガー×2,音量調整用×1,[Start]ボタン×1,[Android Home]ボタン×1,[Back]ボタン×1,[NVIDIA power/multi-function]ボタン×1
- ビデオ出力:Mini HDMI×1
- 音声出力:内蔵スピーカー×2(ステレオ1系統),3.5mmステレオ4極入出力×1
- 本体サイズ:148(W)×135(D)×57(H)mm
- 本体重量:約579g
- バンドルソフトウェア:Google Play,Tegra Zone,Sonic 4 Episode II THD,Hulu Plus,Twitch TV