ニュース
Lenovo,タワー筐体のゲーマー向けデスクトップPC「Erazer X310」やタッチ対応の17.3インチゲーマー向けノートPCなどを世界市場で発表
いずれの製品も,詳細な仕様や日本国内での発売予定は未発表だが,ひとまず製品概要をチェックしておこう。
Erazer X310,X315
Erazerブランドの新製品となるErazer X310は,GPUに「GeForce GTX 760」,CPUに「Core i7-4790」を搭載し,北米市場で2014年9月上旬に599ドルからの設定で発売になる予定だ。日本で発売されたErazerの従来製品はとにかく価格が高かったが,Erazer X310はむしろ価格対スペック比の高さを追求したもののように見える。
従来のErazerは西洋の甲冑をイメージしたという筐体デザインが採用され,とくにフロントパネルでは曲線が多用されていたが,今回のErazer X310は,甲冑っぽい雰囲気は残しつつ,直線を多用したデザインに変更となり,ぐっとシンプルになった印象だ。ちなみに,フロントパネル中央にある青く光った部分は電源ボタンのようである。
なお,もう1モデルであるErazer X315は,OEM向けGPU「Radeon R9 260」もしくは「Radeon R9 255」と,AMD A-Series APU「A10-7850K with Radeon R7 Graphics」もしくは「A8-7600 with Radeon R7 Graphics」を組み合わせた,廉価モデル的な扱いになる模様。ただし,こちらは北米市場限定モデルになるそうだ。
Y70 Touch
Y70 Touchは,Lenovoが「プレミアムゲームノートPC」に位置付ける製品だ。世界市場では2014年9月の発売予定となっており,価格は1299ドルの予定とされている。
ディスプレイには,17.3インチサイズ・解像度1920×1080ドットでタッチ対応液晶パネルを採用しているのが大きな特徴とのこと。17インチ級のゲーマー向けノートPCで,タッチ操作に対応する製品は,確かにちょっと珍しい。
搭載するGPUは「GeForce GTX 860M」で,グラフィックスメモリ容量は4GB。CPUには,型番未公開ながらクアッドコアタイプのCore i7を採用するという。合計容量最大16GBのメインメモリと,容量1TBのSSHDか同512GBのSSDも標準搭載するとのことだ。
そのほかに,JBLブランドのステレオスピーカーとサブウーファを内蔵するなど,サウンド面の充実ぶりもアピールされている。
適正な価格で登場すれば,薄型のゲーマー向けノートPCとして日本で受け入れられるかもしれない。
Tab S8
Tab S8は,Lenovo製Androidタブレットとして初めて,8インチサイズの液晶パネルを採用した製品になるという。画面解像度は1200×1920ドットなので,同じサイズと解像度の液晶パネルを採用するWindows 8.1搭載タブレット「ThinkPad 8」のAndroid版といったところだろうか。
8インチ液晶パネル採用のTab S8。本体前面にはステレオスピーカーを備えている。カラーバリエーションは写真の黄色以外に,白,黒,青の計4色がラインナップ |
重量は約299gと,Atom搭載で8インチ級のAndroidタブレットとして,やや軽い部類であるのもポイントだ。SoC(System-on-a-Chip)には,「Atom Z3745」を採用しており,メインメモリ容量は2GB,内蔵ストレージ容量は16GBとなっている。
世界市場での発売時期は9月の予定で,北米市場における価格は199ドルだ。同程度の値段で国内販売されるのであれば,低価格ながら画面解像度の高いタブレットとして,日本でも受け入れられる可能性はあるだろう。
Lenovo 日本語公式Webサイト
- 関連タイトル:
Erazer
- この記事のURL: