プレイレポート
どんどん攻めるか,焦らず待つか。開発中のiOS/Android用アクションRPG「Dark Quest 4」を触ってみた
その本作のストーリーモード序盤を,短い時間ながらも触る機会を得たので,プレイレポートをお届けしよう。
本作の舞台は,「バレン」と「ケナシ」という2つの国家からなる世界。両国は古くから争いを繰り広げていたのだが,そこに突如として悪魔が押し寄せてきて,人間同士が争っている場合ではなくなった……という物語設定になっている。
プレイヤーがまず行うのは,自分の分身となるキャラクターの名前とクラスの決定だ。クラスには,重装備に身を包んだエリート兵士の「バトルウォーン」,両手それぞれに持った武器による攻撃や,さまざまな「秘術」で敵をほんろうする「ブレードマスター」,弓矢などでの遠距離攻撃を得意とする「センチネル」,魔術のエキスパートである「ウォーメイジ」という4種類がある。今回はブレードマスターを選択して,プレイを開始した。
主人公はバレン国の戦士という設定。悪魔の登場で大混乱となっている戦場で「王の安否が不明」という連絡を受け,まずは悪魔と戦いながら自国の城へと向かうことになる。
キャラクターの移動は画面左下に表示されるパッド,武器での通常攻撃は画面右下のボタンで行う。攻撃ボタンを押すと一番近い敵を自動的に狙ってくれるので,近接武器がメインのクラスでも,敵との間合いに気を使う必要はなさそうだ。ザコ敵なら,何も考えずにボタンを連打しているだけであっという間に殲滅できた。
ちょっと手ごわい敵には,通常攻撃よりも威力が高かったり,攻撃範囲が広かったりする「スキル」による攻撃が有効。スキルの発動ボタンは,通常攻撃ボタンの周りに配置されている。
スキルの使用には画面左上に体力ゲージとともに表示されている「スキルゲージ」を消費する。とはいえ,スキルゲージは時間経過で回復するので,温存しすぎずに使っていくのが良さそうだ。
敵の攻撃を受けて,体力ゲージが減ってきたら,画面右に表示されたポーションのアイコンをタッチして回復させよう。当然ながら使った分だけポーションの数は減るのだが,本作は一定時間ごとにポーションが自動で補充されるという嬉しいシステムになっている。戦況が厳しいときは辛抱強く待つことが必要になるだろう。
敵を倒すと経験値や通貨が手に入るのは一般的なアクションRPGと同様。経験値を溜めてレベルアップすると使用できるスキルの種類も増えていく。
入手できる通貨には「コイン」と「ダイヤ」の2種類ある。コインは敵を倒す以外にも,道中にある箱などを壊すことで簡単に出てくるが,ダイヤはかなり貴重な存在だ。お店で販売されているアイテムも,貴重なものはダイヤでしか買えなくなっている。
今回のプレイでもダイヤを目にすることはできなかったのだが,課金アイテムとして購入も可能なので,どうしても欲しい,というときは自分の懐と相談するといいだろう。
武器や防具などの装備は,コインを使ったり,「チャーム」という宝石のようなアイテムをつけたりすることで強化できるのだが,独特なのが「強化したアイテムが使用可能になるまで,一定の時間が必要」というシステムだ。加工時間なのか,自分の体に馴染むまでの時間なのかは定かでないが,今回のプレイでは,実際に装備の強化がステータスに反映されるまで,5分程度の時間が必要で,それまでは強化前と同じステータスでプレイすることになった。
ちなみに,この待ち時間はダイヤを使えば瞬時に飛ばすことができる。ダイヤすごい。
……という感じで,いろいろな要素を試しながらステージを進んでいくうちに,城へ到着。王が居るはずの部屋に入ると,ボス敵が出現した。スマートフォン用ゲームに登場するキャラクターとしてはかなり巨大で,タブレット端末でプレイするとなかなかの迫力だ。
体力を削られながらも,スキルとポーションのおかげでなんとか撃破。しかし,王はすでに悪魔の手によって息絶えていた……というシーンで,今回のプレイは終了となった。
自動的に敵を狙ってくれるシステムのおかげもあってか,初回のプレイであったにもかかわらず,サクサク進めた。どちらかというと,自分のテクニック向上よりも,スキルや装備の強化がものをいいそうなタイトルかもしれない。
そうなると,ポーション補充や装備強化時などの待ち時間をどうするかによって,プレイスタイルは大きく変わってきそうだ。とにかくクリアを目指したい,という人はダイヤを購入して一気にステージを突き進み,できるだけお金をかけずに楽しみたいという人は,じっくりと歩みを進めることになるだろう。
今回はストーリーモードだけのプレイだったが,協力や対戦でも,こういったスタイルの違いが出てくるのか,ちょっと気になるタイトルだ。
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Dark Quest 4
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