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「ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵」の決勝大会が開催。DQMシリーズ最新作の発表もあった「ドラゴンクエスト夏祭り」第1部をレポート
同イベントには,ゲストとして「ドラゴンクエスト」の生みの親である堀井雄二氏と,声優の安元洋貴さんおよび岡本信彦さんが登壇。またイベントの終盤では,「ドラゴンクエストモンスターズ」の最新作が開発中であることも発表された。
Great Masters' GPは,DQM2の対戦モードを使って,日本全国のプレイヤーの中から「No.1 モンスターマスター」を決定するという大会だ。
今回の決勝トーナメントには,東京/名古屋/大阪の各地区で開催された予選と,「スクウェア・エニックス メンバーズ」にてオンラインの「メンバーズ予選」を勝ち抜いた,以下の計8名の選手が出場した。本稿では,その準決勝と決勝の模様をレポートしていこう。
東京地区代表:psyche選手
東京地区代表:ホイミソ選手
大阪地区代表:タピオカこぶん選手
大阪地区代表:にせ選手
名古屋地区代表:みっちゃん♪選手
名古屋地区代表:Gen選手
メンバーズ予選代表:ダビド選手
メンバーズ予選代表:いぶさん選手
決勝トーナメント準決勝の1試合めを戦ったのは,psyche選手とみっちゃん♪選手。試合の序盤から中盤に掛けては,モンスターが敵にダメージを与えたり,特性が発動したりすると加算されていく「ジャッジポイント」を狙った一進一退の攻防が繰り広げられる。しかし中盤以降は,psyche選手がジワジワと差を広げていき,最終的に4万ポイント以上の差を付けて決勝にコマを進めた。
準決勝2試合目めは,Gen選手と,にせ選手が戦った。Gen選手は防御に優れたメタルキングを守りの要とする戦術を主体にジャッジポイントを稼いでいく。一方,にせ選手は,Gen選手の奥の手だった名もなき闇の王をカウンターで瞬殺するといった用意周到な対抗策を披露。試合は,最後までどちらが勝つか分からない展開となったが,Gen選手が約4000ポイント差で勝負を制した。
psyche選手とGen選手による決勝戦は,序盤のラウンドでGen選手の名もなき闇の王が,psyche選手のカウンター用モンスターを倒してしまう展開に。早々に対抗策を失ってしまったpsyche選手のモンスター達は,Gen選手の名もなき闇の王に次々と倒されていき,最後の頼みはメタルキングのみとなってしまう。しかし,そのメタルキングも,名もなき闇の王の会心の一撃により倒され,見事Gen選手が優勝を決めた。
会場では,優勝したGen選手と,ゲストの岡本さんとのエキシビションマッチも行われた。岡本さんは,安元さんのアドバイスを受け,先手必勝のアスラゾーマを用意していたが,Gen選手の名もなき闇の王の行動速度に勝てず,いいところを見せられずに負けてしまった……。ちなみに岡本さんは試合後,「すがすがしい負けだったので,むしろ気持ちいい」と話していた。
表彰式では,堀井氏が優勝したGen選手に向けて,「本当に面白い試合を見せてくれてありがとう」と声を掛ける一幕も。また堀井氏は,1998年にスタートしたDQMシリーズのこれまでを振り返り,「たくさんの方に遊んでいただけて,こんなにうれしいことはありません」と,シリーズファンに向けて謝辞を述べる。DQM2に関しては,ジャッジポイントを採用したことが,対戦の面白さに拍車を掛けたのではないかとも語っていた。
また犬塚氏は,今回の決勝トーナメントについて,選手達の熱い駆け引きや,大型モンスター同士の戦いをはじめ,DQM2のすべてが詰め込まれた内容になっていたのではないかとの感想を述べた。
イベントの最後には,記事冒頭で述べたとおり,犬塚氏から「ドラゴンクエストモンスターズ」の最新作の開発がスタートしたとの発表が行われた。犬塚氏によれば,近作2タイトルは「テリーのワンダーランド」「イルとルカの不思議なふしぎな鍵」とリメイクが続いたので,新作では対戦の面白さを継承しつつ,完全新規の内容にチャレンジするという。そのため,発売まで少々時間が掛かるかもしれないとのことだった。シリーズファンは続報に期待しよう。
「ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵」公式サイト
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