オトレンジャー
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東京ゲームショウ初日の2013年9月19日,カプコンブース内に設営されている「オトレンジャー」(
iOS)ブースでは,同作ディレクターの
田羅間 直紀氏(以下,田羅間氏)と,スーパーバイザーの
NAOKI氏によるプロモーションイベントが開催された。
両氏によってオトレンジャーの魅力が次々と披露され,ステージも終盤に差し掛かったとそのとき,大人気エアーバンド「ゴールデンボンバー」のメンバーが壇上に上がり,イベントをジャックするという急展開を迎えた。本稿では,そんなハプニングも起きたイベントの様子を,フォトレポートとともにお伝えしていこう。
「オトレンジャー」ブース
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まずは,ステージイベントを冒頭から振り返ろう。イベントは,田羅間氏とNAOKI氏によるゲームのコンセプト説明や,制作を開始するまでのよもやま話から始まり,両氏がつちかってきたリズムゲームのノウハウを,カプコン風に仕立て上げたオトレンジャーの魅力が,たっぷりと語られた。
それが終わるとNAOKI氏はステージから退場。田羅間氏により,ゲームプレイの解説を交えた,デモンストレーションプレイが披露された。
左からMCの宇佐美友紀さん,スーパーバイザーのNAOKI氏,ディレクターの田羅間直紀氏
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オトレンジャーは,「レンジャー」と呼ばれるキャラクターを5人1組のチームに編成して,マッド・ワルモーン帝国の敵と戦うという,いわゆる“ヒーロー戦隊”モノのRPGだ。ただしその戦闘システムは,一般的なRPGのようなコマンド選択式ではなく,「リズムパート」と「バトルパート」という,2種類のパートで構成されているのが最大の特徴である。
戦闘で使えるレンジャーは全部で300体以上(左)。各レンジャーには得意属性と苦手属性があるので,敵の編成と属性を熟知し,戦いやすい属性で編成を組むのが勝利への第一歩だ(右)
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攻撃力を溜めるリズムパートの画面
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リズムパートでは,流れる音楽に合わせて画面上を回るマーカーを,タップやフリック,押し続けといった操作により,攻撃力として溜める。ここで貯めた攻撃力を使い,バトルパートで敵を倒す……というシステムとなっている。
リズムパートの成績が良いほど,レンジャー達の攻撃力は高くなるため,RPGながらもアクション要素が強いし,戦闘をこなしてレンジャー達を育成したり,敵に合わせたレンジャー達の編成を考えたり,あるいはリズムアクションの上達を目指したりと,さまざまなやり込み要素でプレイヤーを楽しませてくれるのが,オトレンジャーの魅力といえよう。
リズムパート部分は敵によって楽曲が変わるため,それに合わせたアクションが必須。収録曲は100曲以上を予定しており,アップデートで随時追加されるとのこと
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戦闘を重ねるごとに出現する敵も強くなる(左)。それに対抗する鍵が,大ダメージを与える必殺技「フィーバーアタック」。フィーバーアタックは,ギターを弾いたりドラムを叩いたりと,レンジャーによって演奏する楽器が異なる(右)
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見事戦闘に勝つと,ご褒美として敵キャラクターをレンジャーとしてゲットできる(左)。強敵を倒せば,味方になるレンジャーのレアリティが高くなることもあるそうだ(右)
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「緊急記者会見」の紙を広げるゴールデンボンバーの歌広場 淳さん(左から2人め)
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ひととおりのデモが終わり,次の話に移ろうとした瞬間。ステージ下からゴールデンボンバーのメンバーが,ステージ上に乱入するというハプニングが発生した。ゴールデンボンバーの乱入に,田羅間氏も困惑の表情を見せるなか,メンバーの
歌広場 淳氏が「緊急記者会見」の紙を広げ,オトレンジャーのテーマソングである「リズムでバトル!オトレンジャー」が,ゴールデンボンバーの楽曲「こんにちは孤独(精力戦隊オサセンジャー)」と酷似していると訴えたではないか!
ちなみにゴールデンボンバーの要求は,「最近購入したベンツのお金を払え!」とか「ストリートファイター5が発売するときは,キャラクターとして出演させろ!」とか,果ては「印税を払え!」「カプコンの社長にさせろ」など,オトレンジャーの枠を越えた無理難題ばかり
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続けてゴールデンボンバーのメンバーは,田羅間氏に向けてさまざまな要求を突きつけ,さらには「要求を聞かないと後悔させるぞ」と脅迫(?)するなどステージは大荒れ。勢いに飲まれてしまった田羅間氏は「何とかしますので,ここは勘弁してください」と平謝りを繰り返し,なんとかゴールデンボンバーをステージから下がらせた。はたしてオトレンジャーはどうなってしまうのか? 多くの謎を残したまま,イベントは幕を閉じた。
荒れに荒れたステージイベントだったが,最後にはゴールデンボンバーの一堂が,オトレンジャーの看板を前に写真を撮るフォトセッション,というお約束の流れに。左から喜矢武 豊さん,歌広場 淳さん,鬼龍院 翔さん,樽美酒 研二さん
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ピンクレンジャーを救出するイベントを成功させると,景品としてクリアファイルがもらえる
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オトレンジャーは,iOS専用アプリとして配信中だ。現在はゴールデンボンバーにゲームをジャックをされている状態だが,問題なく遊べるので,リズムゲーム好きのゲーマーは遊んでみてはどうだろうか。
またTGS期間中は,試遊台でピンクレンジャーを救出するイベントが開催されており,見事ゲームをクリアすれば,特典としてクリアファイルなどのオトレンジャーグッズがゲットできるとのことだ。
試遊台にある端末はiPhoneとiPadの2機種。順番の関係上,プレイする端末は選べない可能性もある
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