あのフライトコンバットシムの金字塔「Red Baron」がKickstarterで復活に挑戦

　1990年にリリースされ，当時としては珍しい30種近い戦闘機で白熱したドッグファイトを楽しめたフライトコンバットシムの金字塔「Red Baron」のリメイク版がKickstarterに登場し，25万ドルの開発資金調達に向けたプロジェクトを公開した。期限は2013年11月22日となっており，本作の予定リリース時期は1年後の2014年11月となっている。

　Red Baronは，第1次世界大戦期のヨーロッパを舞台に，ドイツ軍（German Air Service）とイギリス軍（Royal Flying Corp）の空の戦いを描いており，2勢力それぞれのキャンペーンが用意されている。パブリッシャだったSierra On-Lineの「ImagiNation」というサービスで，オンライン対戦モードをプレイできたことで人気を博した作品だ。その20数年ぶりのリメイク版となる本作も，オリジナル開発チームを率いたデイモン・スライ（Damon Slye）氏が新たに起業したMad Otter Gamesが手掛けている，


　新生Red Baronは，やはりドッグファイトを中核にシングルキャンペーンとマルチプレイヤーモードの2つを用意しており，基本プレイ料金が無料のFree-to-Playゲームになるという。マルチプレイヤーモードは50人ほどでの対戦モードをサポートし，「MOBAゲーム」のようにマップに散らばる拠点を制圧し合うようなゲームになるとののこと。アイテム課金モデルが用意されるが，「勝つための課金」にはならないとのことだ。

　「Oculus Rift」のサポート予定もあるなど，かなり意欲的な作品になりそうな「Red Baron」。赤い機体で大空を駆け回り，エースパイロットとしての異名を馳せたいというプレイヤーにはピッタリなゲームのようだ。

Kickstarter「Red Baron」