インタビュー
「beatmania IIDX 21 SPADA OST」&「True Blue...」&「BLUE DRAGON」発売記念インタビュー。コンポーザー陣が語り尽くす,青龍の謎からSPADA新収録曲まで
早くも登場したサントラの聴きどころは
4Gamer:
では,いよいよ12月25日発売のアルバムについて伺っていきます。まず「beatmania IIDX 21 SPADA ORIGINAL SOUNDTRACK」ですが,今回は稼働から2か月の発売と,早いタイミングでの発売になりましたね。
そうですね。とくに今は,配信で追加楽曲がどんどん増えていきますから,サウンドトラックを出すタイミングが難しいんですよね。すべての楽曲が出揃うのを待っていると,すでに次回作の稼働が稼働するタイミングなってしまうという。
4Gamer:
確かにファンとしては,もう少し早いタイミングだと嬉しいですね。
L.E.D.氏:
ええ。なので今回は,早く出してみて,皆さんの反応を伺ってみようかなと。あとtricoroの黄色イベントの楽曲も,出すタイミングを逸してしまいましたし,それもセットにしてあります。冠としてはSPADAになっていますし,実際にSPADAの楽曲の方が多くはありますが,tricoroの曲はロングバージョンを収録しているので,両方を楽しんでいただけるはずです。
4Gamer:
ロングバージョンはファンにとっては嬉しいですね。ちなみにこういうロングバージョンって,このために書き下ろすんですか? それとも元々ロングバージョンが存在しているものなんでしょうか。
L.E.D.氏:
それはコンポーザーさん次第みたいですね。元々ロングバージョンを作っておいて,それをゲームサイズに落とし込む人もいれば,ゲームサイズのものを,ロングバージョンにアレンジする人もいる。今回参加してくれた人達は,だいたい後者のようですけど。
4Gamer:
その場合,曲の構成についてディレクターが指示をしたりするのでしょうか。
L.E.D.氏:
いや,あまり縛りは入れずに,自由にアレンジしてもらっています。昔の曲を弄るとなると,今ならこう作るみたいな想いが,皆あるはずなので。それを優先していただいて,サントラバージョンに仕上げてもらいます。
4Gamer:
ああ,なるほど。ではその中で,とくにオススメの曲はあるでしょうか。
L.E.D.氏:
長沼さんの「LUV CAN SAVE U [luv can extend u mix]」が,非常にカッコいい仕上がりになっていますよ。後はSOUND HOLICさんの「BRAVE GLOW - Complete Edition - 」もオススメです。
猫叉氏:
ロングバージョンではないのですが,僕的にはKONAMI STYLE限定版のみの初回特典ディスクに収録される,システムサウンドをぜひ聴いて欲しいです。ゲーム中で選曲するまでの流れがそのまま入っているので,順番に聴いてもらうと,家にいながらにしてIIDXをプレイしている気分に浸れます。
4Gamer:
限定盤ではありますが,システムサウンドが収録されるというのも初の試みですよね?
猫叉氏:
ええ。実はtricoroのときからやりたいと思っていたんですが,ようやく実現できました。とくに今はもう,ゲームセンターでtricoroは遊べないわけじゃないですか。
4Gamer:
ああ,確かに。聴いていると当時の風景が思い浮かびそうですね。
猫叉氏:
そう。ゲームセンターでプレイしていたなら,聞くだけでなにか甦ってくるものがあるはずなので,ぜひ。
dj TAKA氏6年ぶりの2ndアルバム「True Blue...」
4Gamer:
dj TAKAさんの2ndアルバム「True Blue...」についてですが,前作「milestone」からは約6年ぶりとのこと。ファンはもちろん待ちに待ったアルバムだと思うのですが,なぜ今なのかという部分を,まずはお聞かせねがえるでしょうか。
いやあ,実は僕自身は,アルバムをやるつもりはなかったんですよ。でも同僚のSota Fujimoriさんが2ndアルバムを出せ出せって言うものでね。それを毎日に聞いてるうちに,僕もやる気が芽生えてきちゃった。僕はSotaさんが手伝うならやるって条件を出したんだけど,喜んで引き受けてくれたので,それで企画がスタートしました。
4Gamer:
見事に乗せられてしまったと(笑)。タイトルの「True Blue...」は,収録曲の「True Blue」から,ということでいいのでしょうか。
dj TAKA氏:
ええ。「True Blue」は2013年の1月1日に「jubeat」に追加した楽曲ですが,このときのプレイヤーの反応から,僕のアルバムに対する期待感を感じまして。つまりこのアルバムを作ることになったもう一つの切っ掛けということで,タイトルにさせてもらいました。
4Gamer:
アルバムのタイトルでは,後ろに「...」が追加されていますが,これはどういう意味なんですか?
dj TAKA氏:
楽曲の「True Blue」とは,ちょっと違うというくらいの意味なんです。記号だったらなんでもよかったんですけどね。
4Gamer:
6年ぶりのアルバムとなると,BEMANIシリーズに提供した楽曲だけでもかなりの数があると思いますが,アルバムに収録する曲は,どういうコンセプトで選ばれたのですか。
dj TAKA氏:
コンセプトはとくにないです。前のアルバム以降の曲を並べたときに,この曲を入れたいな,というのをピックアップしていった感じですね。だからアルバムというよりは,シングルスに近いのかな。
4Gamer:
では,これはぜひ聴いてほしい,という曲はあるでしょうか。
dj TAKA氏:
もちろん全部の曲を聴いてほしいですけど,「perditus†paradisus」は新しい展開を入れたおかげもあって,なかなかいい感じに仕上がったと思っています。
さっきロングバージョンをどうやって作るかという話がありましたけど,僕はロングバージョンを先に作ったあとから,ゲームサイズを作るタイプなんですよ。2分尺で作られた曲って,僕の中では楽曲の完成度というか,展開が完結しちゃっているので,それを崩すのが苦手なんですよね。
Ryu☆氏:
あ,それは自分もそうなんです。
dj TAKA氏:
前もってロングを作ってある曲はいいんですけど,そうでない曲はどうやって長くするかというときに,自分の中の固定観念を壊すのが難しくて。で,そういうときにはSotaさんに相談して,アイデアをもらうんです。ほかの人の手が少し加わることで,すごく進めやすくなるという。「perditus†paradisus」なんかまさにそれで,非常に助かりましたね。
4Gamer:
ほかのコンポーザーに一度曲を崩してもらってから,新たに構築し直すわけですね。
Ryu☆氏:
ええー,そんな手があるんなら,もっと早く教えてくださいよ……。
4Gamer:
(笑)。ちなみに,Sotaさんはどの曲がお気に入りとか言っていましたか?
dj TAKA氏:
Sotaさんも「perditus†paradisus」がイチオシだって言ってましたね。あと今回は,Sotaさんと合作で新しくカバー曲を作ったんですが,個人的にはこれもかなり気に入っています。
4Gamer:
「CARTE BLANCHE」ですね。これは,なぜこの曲を選ばれたのですか?
dj TAKA氏:
2000年代に流行ったTranceの名曲なんですけど,大御所の曲をアレンジするのって,おこがましてくて中々手が出せないんです。今回はSotaさんが一緒だということと,こんな機会は滅多にないだろうということで,あえてチャレンジしてみました。
4Gamer:
なるほど。ではぜひ楽しみにさせていただきます。ところで2枚組の2枚目は,remix集ということで,最近のBEMANIシリーズの若手が参加されていますが,この人選はどうやって選んだのでしょうか。
dj TAKA氏:
そもそもは,1枚のアルバムでいいと思ってたんですけど,作っていくうちにやっぱりそうじゃないと思いが強くなってきて,結局2枚組になっちゃいましたね。前回は,ここにいるRyu☆君をはじめ,L.E.D.さんを含めたbeatnationの仲間や,お世話になった先輩への恩返しという意味を込めたのですが,今回はその逆のパターンなんです。
4Gamer:
つまり,若手に活躍の場を提供するような?
dj TAKA氏:
活躍の場というか,コンピレーションですね。僕達が色々やってきたものを見て,憧れを抱いて曲作りをはじめた人達が,この業界で頭角を表しつつあるという話を,色んな場所から聞くようになりました。そういう人達と一緒にやってみたかったんです。
4Gamer:
猫叉さんとL.E.Dさんにも,「True Blue...」の感想を聞いてみたいのですが,いかがですか?
猫叉氏:
いやもう色々ありすぎて,とにかく全部聴いてほしいですね。リミックスのバリエーションの広さとか,Sotaさんが加わったことによるアイデアとか。1枚目と2枚目のバランスも,面白いと思います。
L.E.D.氏:
Sotaさんの手が加わったことで,TAKAさんの良さがより輝きが増してるんですよね。人の手が加わることでここまで良くなるのなら,今後もし自分のアルバムを作ることがあったら,ぜひ誰かにお願いしたい(笑)。
あとは2枚目に若手によるコンパイルを集めたのは,dj TAKAのアルバムならではだと思いますよ。だってIIDXに影響を受けて楽曲制作を始めたってことは,つまりdj TAKAに影響を受けたってことじゃないですか。
猫叉氏:
なんか濃いんですよね。皆の熱い想いがここぞとばかりに詰まってて。俺が! 俺が! って,曲が訴えかけてくるみたいな。通して聴くと,ちょっとドシっときますよ(笑)。
4Gamer:
よほどパワフルな1枚に仕上がっているんですね。なんだか聞いているだけで楽しみになってきました(笑)。この6年だけでも,BEMANIシリーズで活躍するコンポーザーは,どんどん幅が広がっていることですし。TAKAさんご自身は,この6年間で曲作りに対する姿勢や考え方に変化は感じていますか?
dj TAKA氏:
制作のところだと,IIDXをメインにやっていたころは,それこそ何曲も曲を書いていたので,そのなかで王道的なものであるとか,実験的なものだとかやれましたが,今だとそれは難しいですよね。その分,一曲に魂を込めるみたいな。そう考えると,プレイヤーにとっては1曲あたりのバリューが,ひょっとしたら上がっているのかな。
4Gamer:
1曲の中に,いろいろ盛り込んで提供するような。では,今後も若いコンポーザーをフィーチャして新しい世代を育てていくのが,TAKAさんのメインの仕事となるのでしょうか。
dj TAKA氏:
そうですね。そういう役割が求められてるのかなとは感じています。でもやっぱり僕にしかできないこともあるとは思うので,そういう部分ではしっかり期待に答えていきたいですね。
青龍名義では初のアルバム「BLUE DRAGON」。新たに現れた四龍の正体とは?
4Gamer:
ここからはRyu☆さんの「BLUE DRAGON」についてお聞きしたいのですが,青龍名義のアルバムというのは,今回が初ですよね。今ではすっかり定着した青龍の名前ですが,元々は「beatmania IIDX 13 DistorteD」でのボス企画だったわけじゃないですか。コンポーザーがそれぞれ四神――青龍,朱雀,白虎,玄武の名前で登場するという。Ryu☆さんが青龍を担当することになったのは,どういう経緯だったんですか?
Ryu☆氏:
これは四神を割り振るときに,DJ YOSHITAKAさんが「お前はRyu☆だから青龍ね。はい決定!」って……。
4Gamer:
ええっ,そんな安直な(笑)。しかし,企画もので終わらずに,今も青龍名義を使っているのは,なにかこだわりが?
最初の「waxing and wanding」が好評だったおかげか,「beatmania IIDX 15 DJ TROOPERS」でイベントボス曲の枠をいただいて,「Time to air」を制作したことが始まりですね。あれがなければ,1本で終わったと思います。
4Gamer:
それだけ「waxing and wanding」のインパクトが大きかったんだと思いますが,青龍名義の曲って,BPMがほぼ190付近のものばかりですよね。その辺りに秘密があるのかなって思ってたのですが……。
Ryu☆氏:
BPMに関しては,作った楽曲のBPMを1ずつ上げていって,自分的にギリギリ崩れない限界が191だったんです。「waxing and wanding」は,ゲームとしての面白さと,ボスとしての雰囲気を両立させたくて作った曲だったので,やっぱり青龍としての原点は,ゲームリスペクトというか,その辺りの感覚だと思っています。
4Gamer:
ゲームらしさ,ボス曲らしさが青龍の持ち味だと。
Ryu☆氏:
ええ。自分の中でのボス曲らしさって,基本的にはTAKAさんが積み重ねてきた,ちょっとクラシカルな感じで,マイナースケールを使うようなイメージなんですよね。メロディが立ってて,かつ耳に残るような。KONAMIさんなら「悪魔城ドラキュラ」みたいな。自分が今までやってこなかった曲調で,かつボス感が出るもの。それができるのが青龍だと思ってます。
4Gamer:
なるほど。では「BLUE DRAGON」は,まさにボス曲ラッシュの1枚ということになるでしょうか。
ええ。青龍としての曲も,皆さんの応援により,ありがたいことに数が結構溜まってきまして。ここで一つベスト盤を作らせていただこうかなと。いや,ベスト盤というよりも,TAKAさんと同じく,シングルスというのが近いのかな。僕は自分のアルバムでは,いつも一人ダンスマニアというコンセプトで作るんですが,それの青龍版です。BPMが早い曲が多いので,皆さんどれだけ耐えられるか心配です(笑)。
4Gamer:
しかし,シングルスとはいいつつも,書き下ろしの曲も結構あるんですよね。
Ryu☆氏:
あります。実は四神ならぬ四龍というものがあると聞きまして,これは作るしかないなと。青龍,紅龍,白龍,黒龍という4匹なんですけど。
L.E.D.氏:
あ,四龍って本当にあるものだったの?
Ryu☆氏:
あるんですよ。僕は仮面ライダーが好きなんですけど,最近の仮面ライダーって,フォームチェンジするじゃないですか。つまり変身ベルトに新たな“オプション”を加えることで,青龍から別のカラーにフォームチェンジするというイメージです。チェンジしても,ハイテンション・ハイスピードという,ゲームリスペクトの部分は変わらないんですけど。
4Gamer:
4匹の龍に対応した楽曲が,それぞれ1曲ずつ入っている訳ですね。それぞれについて,詳しくお聞きしてもいいでしょうか。
Ryu☆氏:
まず紅龍の「Crimson Mist」は,ミクスチャー系の曲調で,ギターをバリバリ入れています。自分はギターは弾けませんですが,“紅オプションさん”はギターがめちゃくちゃうまいので,バンバン弾いてもらいました。今回のアルバムの15曲の中では,一番浮いた楽曲かもしれませんね。
次に白龍の「Holy Crown」は,手伝ってくれた“白オプションさん”が知的でメガネな人で,曲調はProgressive House※と綺麗なTranceを組み合わせた楽曲となっております。
※Progressive House……Houseミュージックの派生したジャンルで,発祥は1990年のヨーロッパまで遡る。House特有の4つ打ちのリズムとゆったりとした曲調に,シンセサイザーなどの音を組み合わせ,Tranceのテイストも取り入れたのが特徴といえる。ちなみにProgressive Tranceというジャンルもあるが,Progressive Houseと比較して何が違うかという定義はないらしく,これらを総称してProgressiveとまとめる場合もある。
L.E.D.氏:
ちょっと待って。そのオプションさんって,実在する人物なの?
Ryu☆氏:
もちろん設定ですけど,実在はします(笑)。なんというか,擬似コラボとでも言えばいいのかな。自分がコラボしたい人を想定したうえで,この人ならきっとこうするだろうという想像の元で,曲を作っていくんです。
L.E.D.氏:
ああ,そういうことなんだ。分かり辛いよ,それ(笑)。
Ryu☆氏:
これをやりだしたのは「beatmania IIDX 19 Lincle」の「Thunderbolt」からなんですが,このときは“雷オプションさん”に手伝ってもらったので,名義が雷龍になっているんですよ。
4Gamer:
その“オプション”の人物というのは,想像像上の人物というわけではなくて,明確に誰というのがあるんですか?
Ryu☆氏:
誰かは明かせませんが,決まってます。雷龍は,青龍と“雷オプションさん”の合作なので,曲のコメントのところにも,ちゃんと二人分のテキストを用意して,分けて書いてありますからね。……とか言ってて気づいたんですけど,一人コラボってこれ,なんか恥ずかしいというか,もしかして寒いですか?
dj TAKA氏:
そうかな。面白いと思うけど。
猫叉氏:
言われてみると,擬似コラボという形でこそないですが,僕自身もそういう作り方をすることはありますね。「今回は誰々のあの辺の要素を自分の中に取り入れてみよう」とか,「自分だったらこうだけど,きっとこの人ならこうするだろう」みたいな。とくに,最近は意識してやることが多いです。
Ryu☆氏:
青龍についても,自分の中では結構やり尽くしたんじゃないかって実感があって,「Crytical Crystal」もそうだったんですが,さて青龍曲を作ろうと思ったものの,サウンド的には決まっている部分も多くて,これをブレイクするには,何か切っ掛けが必要なのではと感じているんです。今回は譜面のアイデアから展開しましたけど,そうやって色々試しているんですね。
4Gamer:
Ryu☆さんなりの殻の破り方の一つということなんですね。聴き手としては,その“オプションさん”が誰なのかを想像するという楽しみもありますし。ちなみに聞き漏らしていましたが,黒龍の「Dark Fall」と,雷龍の「Ramiel」はどんな曲なんですか。
Ryu☆氏:
「Dark Fall」はですね,“黒オプションさん”がとにかく怖い人で,僕は彼に言われるがままに作った曲なんです(笑)。表題曲でありアルバムの最後の曲である「BLUE DRAGON」が,アンビエント系の激しいながらもゆったりした曲調だったのに対し,その1つ手前の14曲目である「Dark Fall」は,GABBA※まではいかないですが,早いRAVEサウンドです。Ryu☆の中でもとくに濃くてハードな,かつキャッチーという,自分の中でもトップクラスに気に入っている楽曲です。
一方で,「Ramiel」は”雷オプションさん”が「今回は16分系メロディのレイブがアツイ」とおっしゃられたので,それに従いながら頭空っぽにして,ただただハイテンション感を追求して制作した楽曲ですね。
※GABBA……オランダ・ロッテルダム地方で生まれた,Rotterdam technoとも呼ばれるテクノミュージックの一つ。早いBPMと「ガバキック」と呼ばれるキックドラムを使った激しい音楽が特徴で,Speedcore同様に癖のあるジャンルといえるだろう。beatmaniaシリーズではSamplingMasterMega氏やL.E.D.氏などが楽曲を提供している。
L.E.D.氏:
アルバムを通して聴かせていただきましたが,自分も黒龍はかなり好みですね。ゲームでも遊んでみたくなる曲ですよ。
猫叉氏:
僕はRyu☆君のゲームリスペクトという言葉を聞いて,ああなるほどって納得しましたね。IIDXに曲を書いてもらうときより伸び伸びとした,かつゲームへのリスペクトが溢れたアルバムだと思います。僕もゲームリスペクトサウンドは大好きなので,ジワジワ来る部分があります。
dj TAKA氏:
なるほどねえ。発売したら,僕もぜひ聴かせてもらおう。
4Gamer:
では最後に,アルバムを楽しみにしているファンにメッセージをいただいて,締めさせてていただきたいと思います。では,まずRyu☆さんからお願いできますか。
Ryu☆氏:
「BLUE DRAGON」,面白いアルバムになっていますので,ぜひ聴いてください。また2014年1月26日には,アルバムリリースを記念したライブイベントがあります。場所はZepp Tokyoです。絶対凄いライブにしますので,こちらも遊びにきてください。
dj TAKA氏:
最近の僕のサウンドを聴いて「いいな」と思った人なら,「True Blue...」は必ず後悔しないと思います。手に取ってもらえたら嬉しいです。
猫叉氏:
SPADAのサウンドトラックが早くも発売となりますが,これは始まりの1枚で,ゲームの方もこれからどんどん盛り上がっていきます。ぜひゲームセンターで遊んでいただければと思います。あとRyu☆さんのイベントには,我々3人もゲストとして出演する予定ですので,色々をネタを仕込みつつ出演しますので,そちらもお楽しみに。
L.E.D.氏:
SPADAが稼動して1か月になりますが,これからもプレイヤーの皆さんに喜んでもらえるものをピックアップしつつ,IIDXらしいイベントや楽曲を提供して行ければと思っています。とりあえずは,「Qprogue」というイベントが間もなく始まります。今までのイベントとはちょっと違う雰囲気ですが,そのあたりのギャップ含めて,楽しんでいただけると嬉しいですね。
4Gamer:
本日はありがとうございました。
「BLUE DRAGON」発売記念ライブイベントがZepp Tokyoで開催
インタビューの中でも触れられたように,Ryu☆氏のニューアルバム「BLUE DRAGON」の発売を記念したライブイベントが,2014年1月26日に開催となる。場所は東京・お台場のZepp Tokyoで,Ryu☆氏はもちろんのこと,今回のインタビューに同席したL.E.D.氏,猫叉Master氏,dj TAKA氏など,BEMANIシリーズで活躍するコンポーザー陣が,そしてEXIT TUNESのアーティストなどが数多くゲスト出演する,豪華なイベントとなっている。
こちらのチケットは,現在イープラス ローソンチケットで発売中とのことなので,Ryu☆氏のファンはもちろん,BEMANIファンやEXIT TUNESファンは見逃さないようチェックしておこう。
青龍「BLUE DRAGON」公式サイト
EXIT TUNES ACADEMY -BLUE DRAGON / 青龍 RELEASE PARTY-
【イベント概要】
場所:Zepp Tokyo
開催日:2014 年 1 月 26 日(日)
開場 15:00 / 開演 16:00
主催:キョードー東京 / EXIT TUNES
企画制作: EXIT TUNES / Triple Village
CAST:青龍 a.k.a. Ryu☆(Another Infinity/beatnation/HHH)
Support Member(順不同): DJ UTO,Starving Trancer(Another Infinity), Mayumi Morinaga(moimoi), Dai.(HHH),Yossy, Xceon, Prim
Special Guest:dj TAKA (beatnation) , DJ YOSHITAKA(beatnation) , Sota Fujimori(beatnation), L.E.D.(beatnation), kors k(S2TB/beatnation), 猫叉 Master(BEMANI), DJ TOTTO(BEMANI),VENUS
チケット料金:1Fスタンディング,2F指定
前売りチケット価格(コナミスタイル):5,000 円(税込)
前売りチケット価格(先行、一般):5,500 円(税込)
当日券 :6,500 円(税込)
※整理番号順入場
※入場時別途 1 ドリンク代
【プレイガイド】12 月 21 日(土)AM10:00〜プレイガイドにて発売
イープラス http://eplus.jp
ローソンチケット 0570-084-003 (Lコード: 74367 )
【問い合わせ】
キョードー東京 0570-550-799
「beatmania IIDX 21 SPADA」公式サイト
dj TAKA「Ture Blue...」特設ページ
青龍「BLUE DRAGON」公式サイト
――2013年12月16日収録
- 関連タイトル:
beatmania IIDX 21 SPADA
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