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4Gamerが優勝を果たした「パズドラ バトルトーナメント -チャンピオンズ オブ ラズール-」メディア対抗戦。そのとき4Gamerがとった作戦とは?
本作は2014年4月に稼働を開始したアーケード用対戦パズルアクション「パズドラ バトルトーナメント -ラズール王国とマドロミドラゴン-」に大幅なリニューアルを加えたタイトルだ。新要素が多数追加され,前バージョンよりも対戦に特化した内容となったほかに,ユーザーインタフェースも一新されるなど,まさに新生と呼ぶに相応しい大型アップデートとなっている。
そのパズバトCOLの稼働を記念したメディア対抗戦イベント「ドキッ!パズバトCOL!メディアだらけのトーナメント大会」が,稼働前日の11月25日に開催された。優勝すれば読者プレゼント向けの豪華な賞品が用意されているほか,なんとメディア向けの特典として広告出稿までついてくるというこのイベント。これは4Gamerとしてはなんとしても勝たねばなるまい。というわけで,その顛末をレポートしていこう。
「パズドラ バトルトーナメント -チャンピオンズ オブ ラズール-」公式サイト
対戦特化型に生まれ変わった「パズバト」
さて,実際のメディア対抗戦の内容に移る前に,大幅なリニューアルによって生まれ変わったパズバトCOLについて,概要を簡単にお伝えしていこう。
前バージョンとの大きな違いとしては,まず1vs.1の対人戦が大きくクローズアップされる内容となったことが挙げられる。これまではまず予選トーナメントで上位入賞を果たさなければ対戦まで辿り着けなかったのが,今作からはいきなり1vs.1の対戦からスタートできるようになった。
またモンスターレベルやプレイヤーレベルといった育成要素がほぼ撤廃されているのも見逃せない。前バージョンではプレイヤーの腕前以前に,戦力の差で圧倒されることも多かったが,今作では純粋にプレイヤーのパズル力や,パーティ構成などの作戦力が問われる仕組みになっているのだ。
なおアップデートのより詳しい内容について知りたい人は,「こちら」の記事も合せてチェックしてみるといいだろう。
がんばれバスにゃん。10のメディアよる対抗戦がいよいよスタート
というわけで,いよいよメディア対抗戦だが,本番前に実機に触れて遊んで良いということだったので,筆者もさっそく遊んでみながら,パーティ編成を考えることにした。とりあえずで組んだ即席パーティで全国対戦に挑んでみるも,どうもコンボがうまくつながらない。落ちコンで運良く大コンボになることはあれど,通常は2〜3コンボを連発する始末。
そう,自慢ではないが筆者はあまりパズル力に自信がないのである。つまり,この戦いに勝つためには,パズル力以外のところで勝負しなくてはならない。
戦いの舞台となった,スクウェア・エニックス本社のラウンジ。ちなみに参加メディアは飲食自由という大盤振る舞いで,参加した10メディアの記者達も(選手以外は)くつろいでいた様子 |
トーナメントの組み合わせはクジ引きで決定する仕組みになっていた。4Gamerは見事4番をゲット。いまいち縁起が良いのか悪いのか分からない |
そんな筆者が選んだチームはというと,「愛猫神・バステト」をリーダーにしたいわゆるバステトパだ。スマホ版でも人気のバスにゃんだが,4コンボ以上で攻撃力アップという使いやすいリーダースキルに加え,攻撃が全体攻撃になるモンスタースキル「スプレッドキャッツ」を持っているのがおいしい。……もちろん,4コンボくらいならばパズル力がなくったてなんとかなるだろうというのが,彼女を選んだ最大の理由なわけだが。
というわけで,バステトパで挑んだ1回戦目は,バスにゃんの力が爆発して見事勝利となった。
……しかし,しかしである。バスにゃんは確かに強力なリーダーではあるが,結局はパズル力勝負であることに変わりはない。1回戦のほかの試合を見ていても,どのメディアも実にパズルがうまく,同じ土俵で勝負している限り,勝利の目はないように思えた。
そこで,筆者はトーナメントの途中で別のパーティに乗り換えることを決意。さらばバスにゃん。そしてこの作戦が効を奏し,4Gamerは続く準決勝と決勝で優勝候補(と筆者が勝手に思っていた)のAppBankさんと電撃PSさんを破り,なんと優勝してしまうことになるのである。
4Gamerが選んだパーティは?
まずリーダーである千代女ちゃんだが,彼女はバスにゃんと同じく,今回のアップデートで追加された忍者シリーズの一角である。そのリーダースキルはバランスタイプのHPと攻撃力が20%アップするもので,ほかの忍者と比べて強力といえる。そしてここが大事なのだが,その割りにコストが30と低いのだ。
パズバトには,スマホ版のパズドラとは違って“プレイヤースキル”というものがあり,ここには「神タイプ封じ」や「悪魔タイプ封じ」といったバインド系※を仕込むのが定番となっている。神タイプや悪魔タイプには強力なモンスターが多く,また人気も高いので当然だ。しかし千代女ちゃんは忍者なので,神でも悪魔でもない。つまりこれらのバインド系スキルの対象に一切ならないのである。加えてコストが低い。これはつまり,こちらが「高コスト封じ」※を仕掛けるには絶好の条件と言える。
※バインド系……該当するタイプのモンスターを,数ターン行動不能にするプレイヤースキル。
※高コスト封じ……自リーダーよりも高コストの敵モンスターすべての攻撃力と回復力を数ターン減少させるプレイヤースキル。バインド系より効果は弱いが,効果ターン数が長い。
だがしかし,このパーティにも当然弱点はある。かなり純粋なバランスパであるがゆえに,相手に「バランスタイプ封じ」を使われてしまうと,ほぼ詰みに近い。まさかマイナーなバランスタイプ封じをわざわざ準備してくる相手がいるとは思えないが……。
結果的にこの読みがうまくいって,準決勝ではAppBankさんのサクヤパを,決勝では電撃PSさんの覚醒アテナパを撃破し,優勝することができた。それでもなお接戦だったので,運が良かったのは確かだが,ここは作戦勝ちであると言っておこう。
かくして,優勝してしまった4Gamer。スクウェア・エニックスおよびガンホー・オンライン・エンターテイメントからいただいた豪華な賞品は,近々読者プレゼントとして出す予定なので,今後のWeekly4Gamerに期待していてほしい。
さて,今回一足早く新バージョンをプレイさせてもらった筆者だが,そのプレイフィールを一言で述べるなら,より「アーケードゲームらしくなった」というのが率直な感想だ。
対戦が大きくフィーチャーされることで,純粋な腕前の差で勝負できるようになった。その腕前にもいろいろあって,パズル力だったり作戦だったり,あるいはリアルタイム対戦ならでは反射神経だったりと,得意分野を活かしたプレイが楽しめる。
これをプレイのハードルが上がったとする解釈もできるだろうが,筆者としては腕前次第で先行するプレイヤーに追いつけると考えるほうがいいと思う。それこれを含めて,実にアーケードゲームらしくなったパズバト,最寄りのゲームセンターで見つけたら,ぜひ一度プレイしてみてはいかがだろうか。
ガチャドラくんとのツーショット。トロフィー代わりのパネルは,本家「パズドラ」のプロデューサー・山本大介氏のサイン入り |
手渡される豪華な優勝賞品の数々。これらは読者プレゼントとして出す予定なのでお楽しみに |
「パズドラ バトルトーナメント -チャンピオンズ オブ ラズール-」公式サイト
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