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[超会議3]「テイルズ オブ ゼスティリア」ステージの模様をレポート。バトルシステムの正式名称が「Fusionic Chain - LMBS」と明らかに
TOZは「テイルズ オブ」シリーズ20周年を飾る最新作。キャラクターデザイナーにいのまたむつみ氏,藤島康介氏,奥村大悟氏,岩本 稔氏の4人を迎え,アニメーション制作にufotableを起用するなど,豪華なスタッフで開発が進められている。
ファン待望の最新作でありながら,情報がほとんど明らかにされていない本作だけに,ステージの前には,多くのファンが集まっていた。本稿ではそのイベントの模様をお届けしよう
今回のイベントは「テイルズ オブ BAR」と題され,本作のプロデューサーである馬場英雄氏がバーのマスターに扮し,ゲストとともに進行していくという趣向で進められた。馬場氏とともにステージに登場したのは,本作で重要な役割を持つキャラクターの「ライラ」を演じる松来未祐さんだ。
広大な大陸「グリンウッド」を舞台に物語が展開する本作の主人公は,書物「天遺見聞録」を手に冒険するスレイという青年だ。松来さんが演じるライラは「天族」という伝説の種族の1人で,普通の人間にはその姿が見えないのだが,なぜかスレイはライラを見ることができるという設定になっている。馬場氏は,そのあたりも物語の見どころの一つだと語った。
フィールドはこれまでのシリーズとは少し違った表現が採用されていて,よりスケール感が増し,冒険をしている気分になれるようなものになるとのこと。書物を手に想いを巡らすスレイが,親友にしてライバル的な存在でもあるミクリオとともにこの世界を冒険し,ライラをはじめとするさまざまなキャラクターたちと出会い,成長していく物語が描かれる。
松来さんはライラをどう演じるのか,いろいろと考えたそうだが,開発陣からは「松来さんそのままで演じてほしい」とオーダーされたそうだ。
松来さんはライラについて「ダジャレを言って話をごまかすことが多い」と笑いながら話した。天族という物語のカギを握る種族である彼女は,ストーリーに関係する重要な役割を持っているそうで,劇中で核心に迫る話題が出ると,それを冗談まじりにはぐらかすことがよくあるそうである。
テイルズ オブシリーズはキャスト陣がスタジオに集合し,掛け合いで収録をするのが恒例となっている。馬場氏によればこの収録方法は,キャスト全員による生の演技力をキャラクターに吹き込むことを意図しているとのことだ。
当然ながらスケジュールを合わせるのが大変で,時間も長くかかるとのこと。キャラクターをよりリアルに演じるために,キャスト同士で議論を重ねて収録に挑むこともあるそうだ。
そんな松来さんの話に続いてTOZの最新PVが流されたのち,本作に採用される戦闘システムの正式名称が発表となった。その名は「Fusionic Chain - LMBS(フュージョニックチェイン リニアモーションバトルシステム)」。どんなシステムになるのかはほとんど明らかにされなかったが,人間と天族で異なる戦闘スタイルになるとのこと。
詳細は5月31日と6月1日に横浜アリーナにて開催される「テイルズ オブ フェスティバル 2014」にて発表されるそうで,馬場氏は「どんな戦闘システムになるのか,名前から想像してほしい」と呼びかけていた。
そのテイルズ オブ フェスティバルやこのニコニコ超会議3,そして9月に予定されている東京ゲームショウ 2014などのイベントでは,テイルズ オブシリーズのファンが想いを記すコーナーが設置されることも発表された。イベント会場にはファンがメッセージを書くためのスペースが用意され,そこに記されたメッセージを劇中でスレイが持つ書物「天遺見聞録」として綴じ,完成した天遺見聞録とともに発売日を迎える計画を立てているそうなので,イベントに参加する機会があったらぜひ思いの丈を書き込んでおこう。
なお,このニコニコ超会議3でのTOZイベントは明日4月27日にも予定されている。馬場氏と松来さんのほか,スレイ役の木村良平さん,アリーシャ役の茅野愛衣さん,そしてアートディレクターの岩本 稔氏が登場予定となっているので,会場へ足を運ぶ人やニコニコ生放送で視聴予定の人は注目だ。
「テイルズ オブ ゼスティリア」公式サイト
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テイルズ オブ ゼスティリア
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