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ゲームエイジ総研,映画「ONE PIECE FILM RED」とコラボしたスマホゲームのデータを公開
<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>
「ONE PIECE FILM RED」とのコラボで10代男性が増加
映画公開から時間を経るとコラボ効果は薄れる傾向に
株式会社ゲームエイジ総研(代表取締役社長:光井誠一)は、国内唯一の「ゲームビジネスに特化したマーケティングリサーチ&コンサルティングファーム」として様々な分析を行っています。ゲーム市場規模をまとめた定期刊行レポートとして「Monthly Game Trend Radar(マンスリー・ゲームトレンドレーダー)」の発刊、プラットフォーム別のアクティブユーザー数や、ネットワークサービスでのゲームに関する情報取得などのデータも収集しております。また弊社が運用しているマーケティングデータサービス「iGage(アイゲージ)」では約240万名のスマートデバイスのユーザーのログを自動取得しており、動向やトレンドなども観測しております。
大人気マンガの「ONE PIECE」は、今年で連載開始から25周年を迎えました。
8月6日から公開されている映画「ONE PIECE FILM RED」は公開から58日で、興行収入が162億円を突破し、9週連続で週末興行ランキング1位を獲得しています。そして、「ONE PIECE FILM RED」の公開を記念し6つのアプリでのコラボイベントが開催されました。今回はコラボが行われた『荒野行動』『ONE PIECE トレジャークルーズ』『ONE PIECE バウンティラッシュ』『モンスターストライク』『パズル&ドラゴンズ』『グランブルーファンタジー』のデータを見ていきたいと思います。
iGageの詳細はこちら:https://www.gameage.jp/igage/
『荒野行動』は10代男性が増加
映画「ONE PIECE FILM RED」の公開前である7月8日から7月17日に行われた『荒野行動』とのコラボでは、10代男性が2万人近く増加しています。しかしそれ以外のユーザーは20代男性が若干増加したものの、大きな変化は見られません。元々10代男性に人気の高いアプリゲームのため、増加したのも10代男性主体であったと考えられます。【グラフ(1)】
「ONE PIECE」アプリはどちらも大規模にユーザーを拡大
次に「ONE PIECE」のモバイルゲームである『ONE PIECE トレジャークルーズ』と『ONE PIECE バウンティラッシュ』を見ていきます。
映画が公開された8月1日週から『ONE PIECE トレジャークルーズ』、『ONE PIECE バウンティラッシュ』ともにユーザーが増加しています。これはどちらのゲームも映画公開当日の8月6日からキャラクターの実装などを行っていたことが要因でしょう。増加しているのはこちらも10代男性が中心ですが、『ONE PIECE トレジャークルーズ』に関しては、もともと20代男性が多かったこともあり、20代男性も大きく増加しています。【グラフ(2)】【グラフ(3)】
『モンスターストライク』『パズル&ドラゴンズ』は10〜20代男性を獲得
次に『モンスターストライク』を見ていきます。映画「ONE PIECE FILM RED」が公開されて2週間後の8月20日から「ONE PIECE FILM RED」とのコラボイベントが開始されました。8月13日からイベント事前キャンペーンを行ったタイミングでユーザーが増加しています。10〜20代の男性を中心に増加しており、8月1日週と8月15日週を比べると、10〜20代男性だけで40万人近くユーザーが増加しています。【グラフ(4)】
『パズル&ドラゴンズ』は映画「ONE PIECE FILM RED」公開されて約1か月後の9月1日からコラボイベントを開始しており、8月29日週から10~20代男性を中心にユーザー数が増加。しかし、今まで見てきた4つのモバイルゲームと比べると、明らかに増加期間が短くなっています。【グラフ(5)】
『グランブルーファンタジー』はほぼ増加なし
最後にコラボの第6弾である『グランブルーファンタジー』では映画「ONE PIECE FILM RED」の公開1か月半後の9月14日よりイベントが開始されましたが、他タイトルほど増加はみられず、8月の頭に行われていた水着イベントのほうがユーザーを集めていました。【グラフ(6)】
今回は「ONE PIEC FILM RED」とコラボを行った6つのアプリを見ていきましたが、「ONE PIECE」のモバイルゲームである『ONE PIECE トレジャークルーズ』と『ONE PIECE バウンティラッシュ』の2つのアプリでは、増加したユーザー数を保ち続けていることがわかります。一方で、他のコラボタイトルは全体的に10代男性の増加が目立ちましたが、映画の公開日から日数を経過するほど、コラボイベントによるユーザーの増加数が鈍くなることがわかりました。これらの事例から、コラボを行うタイミングが非常に重要であることがわかります。
今でも映画「ONE PIECE FILM RED」は来場者数を伸ばし続けています。また、コミック「ONE PIECE」では現在最終章に入っており、日本を代表するIPとしてさらなる盛り上がりを見せることが予想されます。
今後もこのような、モバイルゲームとコラボ対象IPのいずれもが盛り上がるような連携企画に期待したいと思います。
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