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TRPG「ソード・ワールド2.0」の新サプリメント「カルゾラルの魔動天使」を紹介する,富士見公式「ドラ生」配信レポート。キュートな魔動天使ちゃんと共に真のエンディングを目指せ
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印刷2014/04/09 00:00

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TRPG「ソード・ワールド2.0」の新サプリメント「カルゾラルの魔動天使」を紹介する,富士見公式「ドラ生」配信レポート。キュートな魔動天使ちゃんと共に真のエンディングを目指せ

ソード・ワールド2.0 バトルキャンペーンブック カルゾラルの魔動天使
画像集#002のサムネイル/TRPG「ソード・ワールド2.0」の新サプリメント「カルゾラルの魔動天使」を紹介する,富士見公式「ドラ生」配信レポート。キュートな魔動天使ちゃんと共に真のエンディングを目指せ
 2014年3月30日,国産ナンバーワンシェアを誇るテーブルトークRPG「ソード・ワールド2.0」を用いたライブセッションの模様を実況中継するストリーミング番組「春のドラ生スペシャル『カルゾラルの魔動天使』」が,ニコニコ動画の「富士見書房ドラゴンブック公式チャンネル」にて配信された。

 このライブセッションは,テーブルトークRPG「ソード・ワールド2.0」の最新サプリメントとして3月20日に発売されたばかりの「ソード・ワールド2.0 バトルキャンペーンブック カルゾラルの魔動天使」(税込3564円)を用いて,その遊び方を紹介するというもの。配信は,兵庫県の新神戸にあるグループSNEの会議室から行われ,同作のデザイナー自らがゲームマスターやプレイヤーを担当。実際にプレイしながらの解説が行われたほか,「ソード・ワールド2.0」の今後にまつわる最新情報が公開された。本稿では,その内容をピックアップしながら紹介していこう。

「ソード・ワールド2.0」公式サイト

ニコニコ動画内「富士見書房ドラゴンブック公式チャンネル」


■テーブルトークRPGとは

 テーブルトークRPG(以下,TRPG)とは,ゲームマスター(GM)などと呼ばれるゲームの進行役と,各キャラクターを受け持つプレイヤー数人で遊ばれるアナログゲームの一種だ。プレイヤーは会話とダイス(サイコロ)によって自らのキャラクターを操り,モンスターと戦ったり,宝を探したりしながら,GMの用意した目的の達成を目指し,ゲームは進行していく。
 プレイヤー以外のキャラクターやモンスターなどをGMが操作し,各種行動や戦闘などでは,ダイスなどを用いて成否の判定を行うことになる。なお4Gamerでは,「ダンジョンズ&ドラゴンズ」を用いた解説記事を掲載しているので,TRPGについてより詳しく知りたい場合は,「そちら」をあわせて参照してほしい。


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■「ソード・ワールド2.0」とは

 日本におけるTRPGの草分けとして,富士見書房から1989年に発売された「ソード・ワールドRPG」。魅力的な世界観と,公式による継続的なサポートもあって熱い支持を受けた同作を引き継ぐ形で,2008年に登場したのが本稿で紹介しているTRPG「ソード・ワールド2.0」だ。
 レーティング表など前作のシステムの一部を引き継ぎつつ,現代的なRPGとして大幅なリニューアルが加えられており,世界観も従来の“フォーセリア”から,ファンタジーをベースとしながら銃器なども存在する“ラクシア”に移行。新たな定番TRPGとして,高い支持を受けている。リリースから5年が経過した現在も,前作同様,さまざまな書籍展開が行われており,国内ではもっともプレイ人口の多いタイトルといえるだろう。
 なお現在は,基本ルールとして「ルールブックI 改訂版」「ルールブックII 改訂版」および「ルールブックIII」が発売されているほか,リプレイや小説シリーズなども多数登場している。


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「ソード・ワールド2.0 ルールブックI 改訂版」
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「ソード・ワールド2.0リプレイ from USA」


ボードゲームの要素も加味されたキャンペーンブック「カルゾラルの魔動天使」


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 「ソード・ワールド2.0 バトルキャンペーンブック カルゾラルの魔動天使」は,「ソード・ワールド2.0」のキャンペーン(短いセッションをいくつも重ねた長編シナリオ)を遊ぶために必要な,舞台設定や敵データなどが盛り込まれたシナリオ集だが,そのコンセプトは,戦闘や物語に軸足をおいたこれまでのシナリオ集とは,少しばかり趣が異なる。一言で説明するのは難しいのだが,ボードゲームやシミュレーションゲームなどに近い要素が加わっているのだ。

 冒険の舞台となるのは,「ソード・ワールド2.0」の世界設定では,これまであまり言及されてこなかった土地であるカルゾラル高原。ソード・ワールド2.0の世界では,人間と,人間に友好的な異種族が手を組み,邪悪な蛮族との戦いを繰り広げているのだが,このカルゾラル高原は,人にあだなす蛮族達の領域であるため,プレイヤーら冒険者にとっては,危険渦巻く場所といえる。
 プレイヤー達は,このカルゾラル高原にある蛮族の拠点に攻め入り,次々にこれを攻略してくことになるのだが,そのプレイヤー達を助けるのが,本キャンペーンのもう一つのカギである“魔動天使”である。

 冒険者に力を貸してくれる魔動天使は基本的にはNPCだが,プレイヤーと同じく成長し,ゲームを進めていくことで,新たな能力を獲得していく。つまり,プレイヤー達が魔動天使をどう育てていくかも,本作の大きなポイントなっている。もちろんシナリオを進めていけば,魔動天使に隠された秘密が徐々に明らかになっていくので,物語的な意味でもキーパーソンといえる存在だ。


豪華なプレイヤー陣によるライブセッションがスタート


 今回行われたライブセッションでは,グループSNEで本書を始め,「ソード・ワールド2.0」のさまざまな関連書籍のデータ作成を手がける田中公侍氏がゲームマスターを担当し,本作の最初のシナリオである「〈カルゾラルの門〉攻防戦」をプレイする模様が配信された。プレイヤーは「ソード・ワールド2.0」の小説や本書の監修もおこなっている北沢 慶氏,声優でもあり,「ソード・ワールド2.0リプレイ from USA」シリーズの執筆担当でもあるベーテ・有理・黒崎氏,「ルナル・サーガ」シリーズなどで,古くから日本のTRPG界に貢献してきた友野 詳氏など,豪華な布陣。さらに魔動天使のピュアリー役として,声優の卵である瀧野由美子さんが加わって,計4名によるセッションとなった。

ニコ生配信より,プレイの様子。右下から左回りに北沢 慶氏,友野 詳氏,ベーテ・有理・黒崎氏,瀧野由美子さん。配信映像からの切り出しなので,画質の方はなにとぞご容赦いただきたい
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 先にも述べたとおり,魔動天使はNPCではあるものの,人数に余裕がある場合,プレイヤーが担当しても良いことになっている。しかも声優の卵である瀧野さんは,シナリオ中のピュアリーの台詞を読み上げながらのプレイとなり,画面に華を添えるという意味でもまさに適任の配役だった。
 なお北沢氏は「人間の戦士」,ベーテ・有理・黒崎氏は「ドワーフの神官戦士」,友野氏は「タビット(二足歩行のウサギ)の魔法使い」を,それぞれ基本ルールブックのサンプルキャラクターから使用してのプレイとなった。


■魔動天使との出会い


 というわけで,プレイの準備が整ったところでゲームがスタート。プレイヤー扮する3人の冒険者達が,白銀の鎧に身を包み,鋼鉄の翼を持った美しい少女――魔動天使と出会うところからシーンは開始となる。

「私に名前をください。そうすればあなたがたを我が主君(マイ ロード)として契約をおこない,共に戦います」

 そう少女に言われた冒険者達は,その無垢で澄んだ瞳から,彼女に“ピュアリー”という名前を与えることにする。冒険者の雇い主でもあり,蛮族を倒すために奮闘している傭兵軍団長のデイジー・デイジーは,「我々がこれからカルゾラル高原に打って出るにあたり,その天使の力がぜひとも必要だ」と言い,一行はカルゾラルの門――蛮族の拠点に友軍を導く先遣隊として赴くこととなった。

 と,ここでGMからは,1枚の地図が提示された。

※クリックで拡大(地図イラスト:倒神神倒)
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 マップの初期位置(拠点1)に冒険者の現在位置を示すコマが置かれる。シナリオの目的地はカルゾラルの門(拠点2)。地図の空白部分(地図のIとIIの部分)は,プレイの度にランダムに変化するので,実際に足を踏み入れてみないと,どんな地形になっているのか分からない。友軍の進行ルートの安全を確保するため,先に冒険者達に偵察してきてほしい,というのがデイジー・デイジーからの依頼だ。
 友軍は決まったルートで自動的に移動するのだが,そのまま進むと蛮族軍に行く手を遮られ,大きな損害を受けてしまいかねない。つまり,冒険者が先行して偵察することで,友軍に有利をもたらす情報を入手したり,敵の弱みを見つけたりすることが必要になるのだ。

 まずは先行している密偵に接触するようにとのデイジー・デイジーの助言に従い,森の中の集落(地図02)へ赴く冒険者達と魔動天使だが,集落に密偵は見つからない。しかし,密偵が残した情報を得ることに成功した。
 それによると,「カルゾラルの門」には蛮族も知らない隠し通路があり,そこを通れば蛮族の虚をつけるようだ。また,門の奥には蛮族に捕まった捕虜がおり,解放すれば友軍に加勢してくれるかもしれないという。

 このように,マップを一つ進むごとに先々の情報が手に入ったり,イベントによって予期せぬ戦闘が起きたりする。安全な道を遠回りするか,それとも危険を冒して時間を短縮するか,あるいは友軍を有利にするため敵を倒しておくかなど,冒険者達の選択次第なので,プレイの度に展開が変わる仕組みだ。


■どんなルートで進む?


 本キャンペーンでのゲームの流れは,「マップ上の移動や探索(もし敵がいれば戦闘)」「天使との絆を深めるエピソード」「夜間(基本は休息するが,夜襲があったり,進行度によって強行軍になったりする)」というサイクルを,1日ごとに繰り返しながら進む形となっている。

 冒険者一行は今いる森の集落(地図02)から北に進むことにして,ダイスを振ってどんな地形になるかを決めたところ,「I」の空白部分には「ボックス03:古城の谷」が配置された。
 06のマスへ進むと,左上にある謎の遺跡についての情報が入ってきたが,時間的猶予を考慮してここは寄り道せず,まっすぐカルゾラルの門を目指すことに。そのまま北へ進んで10→11と直進する手もあるが,地形が分からないままでは不安なので,東へ折れて07へと進む。ダイスで決まった「II」の部分の地形は「ボックス01:読書家の湖」となった。怪しく光る魔法の船があり,乗り込むと自動的に08へと移動した。さらに12の監視塔へ進んで,待ち受けていた蛮族軍を撃破。
 デモンストレーションを兼ねた今回のプレイでは,道中の寄り道はかなり省略気味の進行となったが,11や12のマスには色々と“楽しい出来事”も用意されているので,実際に遊んで確かめてほしい,とのことだった。

「I」に「ボックス03:古城の谷」,「II」に「ボックス01:読書家の湖」がハメ込まれ,地形が明らかとなった全体地図 ※クリックで拡大(地図イラスト:倒神神倒)
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■魔動天使との絆を深めよう


魔動天使ちゃん(イラスト:みことあけみ)
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 移動の合間合間には,毎日「エピソード」のタイミングがあり,魔動天使との交流を深める出来事が挿入される。何が起きるかはやはりダイスで決まり,魔動天使のかわいらしいふるまいに癒されたり,重い過去が明らかになったりする中で,そもそも魔動天使とは何なのかが,徐々に明らかになっていく仕掛けだ。

 「エピソード」パートでの展開によって,魔動天使の“希望”“絶望”のパラメータが変動するという,育成ゲーム風の要素があるのも,このキャンペーンの面白いところ。人の優しさに触れれば希望が上がり,悪意や自らの無力を感じると絶望が上がるのだが……例えば今回のプレイでは,「キャラクターの過去について天使に話して聞かせる」というエピソードが発生。戦士は経歴表で決まった「かつて大罪を犯したことがある」という過去を持っていたため,それを聞いた魔動天使は「自分も罪を犯したことがある。蛮族に奪われ,蛮族側について戦った姉妹たちを何人も破壊した」という記憶を思い出してしまい,絶望が増えてしまった。
 逆に「拾い物」というエピソードでは,魔動天使がきれいな野に咲く花を見つけてくる。それで花の冠を作ってあげると,絆が深まって希望を増やすことができた。

 希望と絶望,どちらが上昇しても魔動天使の能力は高まるが,完全に絶望に支配されると冒険者の元から去って行ってしまう。エンディングもこれらのパラメータによって左右されるので,ぜひとも希望のパラメータをあげて,美しいトゥルーエンディングを目指してもらいたい。
 また,本書を最後までクリアすると天使の秘められた謎が解明され,このシナリオ以外でも天使のキャラクターを用いることができるようになるとのことである。


■いよいよクライマックスへ。冒険はいつまでも,何度でも


ちなみにこのイラストのお方が傭兵軍団長のデイジー・デイジーさんだ。無茶な依頼をしてくるお方だが,美人なので許してあげてほしい(イラスト:中島 鯛)
画像集#009のサムネイル/TRPG「ソード・ワールド2.0」の新サプリメント「カルゾラルの魔動天使」を紹介する,富士見公式「ドラ生」配信レポート。キュートな魔動天使ちゃんと共に真のエンディングを目指せ
 その後,冒険者一行はなんとか「カルゾラルの門」の隠し通路に潜入。探索判定に失敗したため捕虜が捕まっている牢獄を見つけることはできなかったが,友軍のために中から門を開けようと試み,いよいよシナリオはクライマックスを迎える。
 門の護衛する強敵レッサーオーガ相手に苦戦を強いられ,魔動天使が大ダメージで気絶して大惨事になるものの,ギリギリで勝利。導き入れられた友軍によって「カルゾラルの門」は陥落することとなった。しかし,蛮族の土地に人間の橋頭保を築くという使命は始まったばかり。冒険はまだまだこれから,というわけだ。

 今回通ったルートはたまたま危険度があまり高くなかったが,戦闘はそれでもシビアで,一つ間違えば全滅しそうな瞬間もあった。とはいえ,常に深刻なプレイが求められるかといえばそういうわけでもなく,魔動天使が難しい判定を成功させたときは「天使ちゃんマジ天使」などと言いながら,ワイワイ楽しむゲーム風景が,4時間近くにわたって繰り広げられた。

 本書にはカルゾラル高原の入口から最終決戦に至るまでのシナリオが14本収録されており,1本クリアするごとに新たに選べるシナリオが増えていく。今回シナリオ1「〈カルゾラルの門〉攻防戦」をクリアしたことにより,次はシナリオ2「ゴラール藩領突破」か,シナリオ3「ブリグガンデ反乱」に進めるようになった。ちなみにこの本では1〜10レベルまでのレベル帯に対応しているため,本書1冊あれば,かなり長いこと遊び続けられるはずだ。
 また,シナリオの途中でもキャラクターは成長していくので,戦闘で新しい技を使えるようになる楽しみもある。

 さらにこのキャンペーンシナリオの特徴としては,TRPGでありながら,ゲームマスターなしで1人でも楽しめるという点がある。すべてのシナリオ進行がダイスでランダムに決まるので,魔動天使とペアを組んで,ボードゲームのように遊ぶことだって可能だ。ソロプレイでの難度はかなり高いが,地形やイベントは毎回ランダムに変わるので,同じシナリオでも遊ぶたびに展開はまったく異なってくる。ぜひ何度も挑戦し,ソロ攻略を目指してみよう。そしてエンディングにたどり着いた暁には,今度はGMとして,ほかのプレイヤーを導いてみるのも良いのではないだろうか。


「ルールブックIII 改訂版」は2014年7月登場。夏に向け,新プロジェクトも続々始動に


こちらは現行の「ソード・ワールド2.0 ルールブックIII」。改訂版では,ライダー技能の大きな変化はもちろんのこと,イラストがどう変わるのかも楽しみだ
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 今回の配信では,「カルゾラルの魔動天使」のライブセッションのほか,「ソード・ワールド2.0」の今後の展開に関する最新情報が幾つか明らかとなった。

 まず2014年4月には,シエナクエラス地方を舞台にした人気リプレイシリーズの完結刊「ソード・ワールド2.0リプレイ 七剣刃クロニクル(5)」(著:秋田みやび/グループSNE,イラスト:戸部淑)が発刊となる。
 また,グレイシア島を舞台にした新しい冒険譚「ソード・ワールド2.0リプレイ 魔剣の島の駆けだし英雄」(著:藤澤さなえ/グループSNE,イラスト:U35)がまもなくスタート。こちらは上巻が2014年5月下巻が2014年6月と,二か月連続での発刊となる予定だ。

 さらに2014年7月には,「ソード・ワールド2.0」ファン待望の「ルールブックIII 改訂版」(著:北沢慶/グループSNE,イラスト:輪くすさが/真嶋杏次)が登場。ライダー技能の大幅改訂が行われる。この改訂版のルールに準拠した,「ソード・ワールド2.0リプレイ モンスター☆ハッカーズ」(著:大井雄紀/グループSNE,イラスト:はしもとしん)も同月に登場するとのことなので,こちらも楽しみにしていてほしい。

 配信では,このほかにもさまざまな新展開がほのめかされていたのだが……それらについては後日予定されている公式発表を待ってほしいとのこと。夏に向け,続々と新プロジェクトが始動する「ソード・ワールド2.0」。TRPGファンには,見逃せない夏となりそうだ。

※タイトル・ラインナップは変更になる可能性があります。

「ソード・ワールド2.0」公式サイト

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    ソード・ワールド2.0

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