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ゾンビ・アポカリプスの世界で生き延びるサバイバルアクション。Free-to-Playの新作MMOゲーム「H1Z1」をSOEが発表
「H1Z1」については,Sony Online Entertainmentが今年1月に登録商標を取得し,未発表作品の開発画面と思われるモニター直撮り画像をスメッドレー氏がTwitterで公開していたものの,詳しいゲームの内容までは不明だった。今回の発表に合わせて本作のティザーサイトも公開され,ようやくその概要が見えてきたわけだ。
このほかスメッドレー氏は,Reddit(http://www.reddit.com/r/h1z1)に情報を書き込んだり,ゲーマーからの質問に答えたりしている。タイトルの「H1Z1」は人々を仮死状態のまま凶暴なゾンビのようにしてしまう悪性ウィルスの名称で,H1Z1が世界的に蔓延したために文明は崩壊,それから15年後の世界が本作の舞台になるという。ゲームでは,ゾンビや野生動物に襲われることはもちろん,シェルターを探したり,武器などのアイテムをクラフティングしたりできるとのこと。ゾンビサバイバルゲームの定石を踏襲した作品となるようだ。
大きな特徴となるのが,「Planetside 2」などでも使われている,Sony Online Entertainmentの独自エンジン「ForgeLight」によって広大な世界が表現されているという点だ。ゲーム開始当初の活動範囲は,アメリカ中部にあるなんの変哲もない田舎町だが,徐々に広がっていき,最終的にはアメリカ全土をシームレスに移動できるという。
ゲームで出会う相手は敵にも仲間にもなり得る。よい仲間を見つけたら行動を共にして,カリフォルニアまで到達するということも可能になりそうだ。
H1Z1の開発では,プレイヤーが積極的に参加できる,「Planetside 2」のRoadmap System風のコミュニケーションシステムが採用されるという。EverQuest シリーズでおなじみの「Player Studio」にも対応し,プレイヤーメイドのコンテンツをほかのプレイヤーが購入できるようになるという。木を刈り出すところから始めて家を建ててもよいし,アメリカのテレビドラマシリーズ,ウォーキング・デッドのように町をそのまま要塞化したり,大きな倉庫や刑務所を占領したりといったことも可能となるそうだ。
手ごろな車を拾って移動手段として使うだけでなく,頑丈に補強して映画のマッドマックスばりのアクションカーに仕上げることもできるだろう。
スメッドレー氏は,「もし,山奥の谷間で農耕を楽しむようなシンプルな生活を好むのなら,それも必ず叶えられるようにする」とも書き込んでいるので,殺伐としたPvPオンリーのゲームというわけでもなさそうだ。
また,Game Talk Liveのインタビューでは「もうすぐプレイアブルな状態で発表できる」とスメッドレー氏が答えている。詳しいローンチ時期は不明だが,「4〜6週間中にSteamでアーリーアクセス版が20ドルでリリースされる」と述べているほか,「もうすぐ皆さんもプレイできるよ。プレイってのは(デモとかでなく)完全な形でね」という氏自身によるTwitterでの発言があることから,そう遠くはなさそうだ。正式の料金形態はFree-to-Playだが,アーリーアクセス版からプレイしたい人は20ドルを用意しておこう。
PlayStation 4版のローンチも予定されており,プレイの様子が近日中にライブストリームの形で配信されるとのこと。今後の情報にも期待できそうだ。
「H1Z1」公式ティザーサイト
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