プレイレポート
ドット絵のグラフィックスと数々の名BGMにひたりながら,シリーズの物語を思い出す旅に出る「ファイナルファンタジー レコードキーパー」を紹介
本作は,シリーズ作品の「記憶」をたどる旅に出るという作品で,ドット絵で描かれたFFシリーズ(※オンラインゲームの「FF XI」「FF XIV」を除く)の人物や敵が登場する。また,BGMにはFFシリーズを彩ってきた数々の名曲がふんだんに使われており,“僕たちのFFの記憶を取り戻す物語”というキャッチフレーズがぴったりの,懐かしさを感じられる作品だ。
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本作の舞台となる“偉大な物語の記憶 それこそが秩序と安定をもたらす”とされる世界で,ある日,絵画に封印され大切に保管されていた物語(FFシリーズのストーリー)の記憶がすべて奪われるという事件が起こり,王国は崩壊の危機に直面する。
歴史省に勤める主人公は歴史省長官「Dr.モグ」の命を受け,記憶世界でもう一度記憶を辿り,記憶を蘇らせるための旅に出る――というのが,本作のプロローグだ。
なお,ガチャは武器・防具・アクセサリなどが手に入る「装備召喚」のみで,キャラクターはすべてダンジョンクリア報酬という扱いだ。装備に関しては後述するが,思い入れのあるキャラクターが入手できるかどうかは運任せではない,という点は良心的といえる。
基本はコマンド選択式のターン制なのだが,敵味方の2フェーズではなく,キャラクターごとに設定されているATBゲージがいっぱいになった順に行動できる形になっている。
選択した行動によっては発動まで時間がかかることがあるため,HPやMPといったパラメータだけでなく,行動の順番にも目を向ける必要がある。どのキャラクターからコマンドを選択するか,どのタイミングで強力な技を選択するかが攻略の鍵となるわけだ。
また,11月末に追加された「記憶の共鳴」システムにより,戦略性はさらに深まっている。各「ワールド」でダンジョンに挑戦する際,その原作となる作品のキャラクターや装備アイテムを組み入れたパーティで挑戦すると,ステータスの上昇やクリア時の獲得経験値ボーナスなどの恩恵を受けられるようになった。
本作では,キャラクターごとに固有の必殺技が用意されている。敵から攻撃を受けたり,アビリティを使用したりすると「必殺ゲージ」が溜まり,必殺技のコストに応じたゲージを消費して発動させることが可能だ。
その名のとおり非常に強力な技だが,必殺ゲージを溜めるにはそこそこ時間がかかるので,基本的にはボス戦で使うことが多くなるだろう。
ダンジョンは複数のバトルから構成されていて,クリア後は全部のバトルを合算した総合評価が行われる。バトルの内容は,「EXCELLENT」「GOOD」「NORMAL」の3段階で,EXCELLENT/GOOD評価なら獲得経験値が2倍となる。最高評価を得ることができれば,追加報酬が付与される。
ダンジョンをクリアすると,新しいキャラクターを仲間にできたり,装備召喚などに必要な「ミスリル」や,5個集めるとスタミナが全回復&上限を1増やせる「スタミナのかけら」を獲得できたりする。
パーティーは最大5人のキャラクターで編成でき,キャラクターにはそれぞれアビリティを2個までセットできる。ただし,バトルで使えるアビリティの回数には制限があり,ダンジョン内での回復手段は,敵がエーテルをドロップするか,キャラクターがレベルアップするしかないので,使うタイミングをよく考える必要がある。
本作では一度ダンジョンに挑戦すると,ボスを倒して脱出するまで,パーティメンバーや装備の変更は行えないので,冒険に向かう前に準備を整える必要がある。パーティ編成,装備やアビリティの変更・強化は「歴史省」で行える。
装備に関しては,不要な装備品を合成することでレベルが上がり,レベル最大になったら同じ装備品同士を掛け合わせることで,進化させることができる。レアリティが高い装備品の中には「必殺技」が付与されているものがあり,条件を満たすキャラクターが装備すると,バトルでその必殺技が使用可能となる。
アビリティは,ダンジョン内で獲得したさまざまなオーブを用いることで,新たに生成したり使用可能回数を増したりできる。強力なアビリティを生成できるオーブが入手できるのは高難度ダンジョンになるので,まずは使い勝手の良いアビリティの使用回数を増やしたほうがいいだろう。
「ファイナルファンタジー レコードキーパー」は,シリーズ伝統のアクティブタイムバトルというシステムをスマートフォンに適した形で採り入れており,年代を問わず楽しくプレイできる作品になっている。
ダンジョンの入場前やクリア後には,そのタイトルのストーリーをダイジェストで読むことができるので,オリジナルを知らない人でも,キャラクター達に感情移入しやすいはずだ。
なお現在は,「ドットクリスマス」キャンペーンが12月25日まで開催されていて,入手した「オーナメント」の数に応じてゲーム内アイテムがもらえるとのことなので,まだ本作をプレイしていない人は,この機会にゲームを始めてみてはいかがだろうか。
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