プレイレポート
バンダイナムコゲームス,一粒で三度ぐらいおいしい「しんぐんデストロ〜イ!」のサービス開始。美少女戦車隊を編成して怪獣を倒すのだ。しんぐん!
戦車×美少女vs.怪獣と
三拍子揃った「しんぐんデストロ〜イ!」がサービス開始
昔から美少女といえば戦車,戦車といえば怪獣,そして怪獣といえば美少女と相場が決まっているが,その3つがいっぺんに楽しめるゲームこそ,バンダイナムコゲームスが2014年9月9日にサービスインした基本プレイ無料のiOS向け美少女戦車RPG,「しんぐんデストロ〜イ!」だ。ええ,自分でもちょっと強引だったかなーって気はしてます。そんな「しんぐんデストロ〜イ!」を軽くプレイしたので,ここでサクッと紹介したい。イヤだと言ってもすでに書いてしまったので,あきらめてほしい。
「しんぐんデストロ〜イ!」公式サイト
iTunes「しんぐんデストロ〜イ!」紹介ページ
2014年9月11日13:00頃追記:現在,アクセス多数のためサーバーにつながりにくい状態にあるとのこと。つながらない場合は,時間を置いて再度試してほしいそうです。
ゲームの舞台になるのは「オリウス」と呼ばれる星で,怪獣化した生物や外来の侵略者のため,かなり大変なことになっているが,そこに救世主として登場したのが謎の召喚士ラティー(R.U.T.Y.)だった。ラティーは怪獣を倒すための兵器である戦車や,戦車に乗る隊員達,さらに隊員をまとめるための司令官を召喚することができ,そんな彼女に司令官として呼び出されたのがプレイヤーであるあなたというわけだ。司令官は隊員達を従え,マップを移動しつつ,次々に現れる怪獣と戦っていくことになる。
いうまでもないと思うが,配信時は25人以上が登場するという隊員達は全員女の子で,なぜ女の子だけなのか,なぜみんな可愛いのかという点についてはとくに説明されないが,個人的にまったく文句ないのでオッケーでーす……じゃなくて,全員ボイス付きで,しかもギャル(語尾は“ぽよ”)やメイドさん(語尾は“にゃん”),田舎娘に宿舎の管理人,派遣社員など,ラティーがどんな基準で召喚したのかちょっと聞いてみたいほどの個性派ぞろいになっており,さらに,配信後も続々と新しい美少女が追加されるとかなんとか。総勢30人以上ということらしい。
ゲームの最初には念入りなチュートリアルが用意されているので,それに沿ってすぐに「しんぐん!」できるのがマニュアル的なものをあまり読まないことで周囲30m以内で有名な筆者にとっては嬉しいところだが,ちなみにリーダーとしては「攻撃は最大の防御!」を座右の銘にする,立ち位置がセンター的な大山 咲を選んだ。なぜなら,筆者は何によらずセンターの女の子が大好きだからだ。
チュートリアルではラティーが部隊を編成してくれるので,何も考えずにそのまま前進していけばいいのだが,すぐに怪獣が現れた。その名も,暴食怪獣「グライゴン」です!
ゲームを進めていくと,このほか宇宙怪虫「ギャラガ」,宇宙怪虫「ギャラガ(二代目)」,甲殻怪獣「マガチ」,化花怪獣「コゼゴン」といった怪獣達が出現するが,いずれも名前といいデザインといい,まさに昭和の怪獣を思わせ,「ウルトラマン」をリアルタイムで見た経験を持つ筆者としては,心躍るものがある。これまでの怪獣映画だと戦車は普通「やられメカ」だったが,筆者を含む戦車ファンの積年の恨みをここで晴らしてやろうではないか。隊員諸君,戦闘開始だ!
ちょー簡単! とはいえ,
意外と奥が深いローテーションバトルシステム
文章で書くと分かりづらいかもしれないが,実際のプレイはタッチ操作でサクサク進み,攻撃のたびに女の子達がいろんなことをしゃべったりするので,見ているだけでも面白い。さらに,隊員のレアリティがHR以上の場合「必殺技」が繰り出せる。ちなみに,咲の必殺技「力の限りデストロイ!!」は,敵に通常の3倍のダメージを与え,さらに1ターン攻撃不能にするというもので,効果は高い。ふふふん,楽勝よ。
ザコ2匹を倒すとボスが出現し,最後のボスを倒すとクリアになる。見事クリアすると次の戦場に進めるほか,経験値やアイテム,ポイントなどが手にはいるというダンドリだ。経験値が一定の量を超えるとレベルアップし,彼女達のパラメーターが上昇するというのはまあ,お約束だが,経験値のほかに「したわれ度」もアップし,それが一定量を超えると全パラメーターがアップするところが本作の特徴の一つだろう。
個人的に,日頃から女の子にはなるべくしたわれたいと思っているので,これはかなり重要だ。マジで。さらに,したわれ度のアップにより,隊員達のプレイヤーに対する態度が変化し,「必殺技」を繰り出すときのカットインの絵柄や音声が変わってくるというから,このへんも見逃せない。
というわけで,簡単にまとめるとゲームの流れはこんな感じ。まず,7人の隊員によって戦車隊を編成し,怪獣とのバトルに挑む。バトルをクリアしたら,得られたドロップアイテムなどで隊員と戦車を強化する。そして,強化した戦車隊で再びバトルに挑み,経験値やしたわれ度をアップさせるというダンドリだ。さすがの筆者でもよく分かる,シンプルなシステムであるといえるだろう。
戦車にはかなりのこだわりが感じられ,III号戦車やT-34,シャーマンといった,おそらく小学生でも知っている戦車だけでなく,シャールB1,ソミュア,マチルダIなど,割とマニアックなものまで用意されており,グラフィックスもかなりがんばっている。話によれば,ゲームには150種類以上の戦車が登場するとのことなので,コレクションの楽しみもありそうだ。なぜ,第二次世界大戦当時の戦車しか登場しないのかは微妙に疑問だが,将来的にはどうなるか分からない。現用戦車好きである筆者としてはM1A2エイブラムズとかレオパルト2A7+とか期待したいが,バランス的に難しいかしらね。
戦いは,これからだ。しんぐん!
という感じで,とりあえず最初は楽勝モードでゲームを進めていけるのだが,そのうち,はた! と行き詰まるはずだ。「ありゃ,勝てない」みたいな。たとえ怪獣を倒せても,何台かのユニットがやられてしまい,女の子達には「やられ演出」が用意されているので,それはそれでなかなかいいというか,ぜひ見ておきたいのだが,やられてしまうと経験値もしたわれ度も入らないので残念だ。
というわけで,実は戦いはここからだ。今まで漫然とユニットだのフォーメーションだのを組んでいたが,それぞれのキャラクターには「好きな戦車」が設定されており,その戦車に乗せてあげると,普通以上の力を発揮してくれたりする。戦車と隊員をパワーアップしたり,装備をいろいろ付け替えてみたり,ユニットやフォーメーションを入れ替えたりなど,いろいろ工夫してみることができるので,片っ端から試してみよう。どのタイミングでローテーションするか,あるいはどこで必殺技を繰り出すのか,さらには,怪獣と戦車の属性など,勝つために考えるべきポイントは意外なほど多く,本格的なストラテジーゲーマーでも頭をひねってしまうかもしれない。もちろん,召喚によってレアリティの高い隊員や戦車を手に入れることは重要だが,それさえあればいいというものでもない雰囲気もあったりする。
いずれにしろ,個人的にうっかり熱中してしまって,原稿がなかなか進まなかったというのはどうでもいい話だが,「狙ってきた」感のある設定ながら,中身はかなりしっかり作り込んである印象の「しんぐんデストロ〜イ!」。対応デバイスをお持ちの人は,ぜひ試してほしい。さあ,ご一緒に。しんぐん!
「しんぐんデストロ〜イ!」公式サイト
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しんぐんデストロ〜イ!
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