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ノブ1個とボタン2個で税込1万3000円弱。浪漫しかない(?)パドルコントローラがビット・トレード・ワンから登場
あれから4年弱。そんなHorizontal Controllerの後継となる製品「Horizontal Controller EX」(カタカナ名称:ホリゾンタルコントローラー エクステンド,型番:BFHC2BK)が,ビット・トレード・ワンから発表された。ギター用のディストーションペダル(ギターエフェクタ)然としたデバイス「Tone Pedal+」に続く,同社の「浪漫シリーズ」第2弾という位置づけの製品は,2015年10月23日発売予定で,メーカー想定売価は1万1800円(税別)。単純計算した税込価格は1万2744円となる。
初代Horizontal Controllerは,プラスチック製の筐体盤面にステッカーが貼られ,アルミ製で30mm径の,「VOL」ライン入り汎用ノブ(=パドル)が載るという,見るからにチープな外観だった。それに対してHorizontal Controller EXは,焼き付け塗装された金属製の筐体に,アルミ削り出しで40mm径の専用品となるノブが載っているのである。
ちなみに,ノブを支えるロータリーエンコーダは,前作と同じく,日本電産コパル製のノンクリック無限回転モデル「RES20D-50-201-1」。コストは軽く4桁円台という高品位なものだ。Horizontal Controller EXでは,もともと信頼性の高かったロータリーエンコーダに,高級感のある専用ノブを組み合わせてきたという理解でいいだろう。
ぱっと見,いかにもブロック崩し用ではあるのだが,ブロック崩しにこだわらず,ノブの使えるサブコントローラ的に認識するのが正解ではなかろうか。
なお,これはTone Pedal+と同じだが,ビット・トレード・ワンの規定する「Assembly Desk License」に基づいて,Horizontal Controller EXのファームウェアと設定ツール,回路図などといったソースコード全般が公開される予定だ。腕に覚えのある人なら,ハード・ソフトの両面で徹底的にカスタマイズすることも不可能ではないので,「ターゲットとするタイトルがないなら自分でなんとかしてみせる」という人には,面白いおもちゃになる可能性はあるだろう。
ビット・トレード・ワンのHorizontal Controller EX製品情報ページ
●Horizontal Controller EXの主なスペック
- 対応OS:Windows 10・8.x・7・Vista
- インタフェース:USB 2.0
- ボタン数:2
- ロータリーエンコーダ:ノンクリック無限回転
- 登録できるコマンド数:4(ノブ左回転,ノブ右回転,ボタン
× 2) - 設定保存用フラッシュメモリ:内蔵
- 公称サイズ:約154(W)
× 63(D) × 60(H)mm(※突起部含む) - 公称重量:約460g(※ケーブル含む)
- 電源:USBバスパワー(電源電圧5V)
- 保証期間:1年
- 関連タイトル:
ビットフェローズ
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