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8年ぶりの最新作「タイムクライシス5」が初出展された,バンダイナムコゲームス「アーケードゲーム新作体験会」の模様をレポート
タイムクライシス5は,前作のアーケード稼働から約8年ぶりの登場となる最新作。画面に現れる敵を撃って倒すだけでなく,筐体に設置されたペダルの操作によって,障害物に身を隠すという,本シリーズならではのシステムがさらに進化した「ダブルペダルシステム」が特徴だ。
そのダブルペダルシステムは,2つのペダルにより,敵の攻撃を回避するだけでなく,敵の左右へ回り込んでの攻撃を可能とするもの。例えば障害物などに隠れて倒しにくい敵がいるときに,ペダルを踏んで回り込んで横から撃つといったことができるのだ。また,ヘリコプターに乗るステージではペダルを踏んで撃つ方向を変えるなど,これまで以上に動きのあるアクションを体験できるようになる。
筐体には55インチのディスプレイが設置されている。映像は常に秒間60フレームで表示 |
ガンコントローラには,銃撃時に反動がくるギミックが内蔵されている。本体左右にボタンがあり,複数の武器を入手したときはこれで切り替える |
本作のプロデューサーである西村典洋氏は,このダブルペダルシステムの採用について「8年ぶりにリリースするにあたって,すでに完成しているタイムクライシス独自のゲームシステムを残しつつ,新たなアクションを取り入れたかった」とその理由を話した。
撃っては隠れるという,やや守りに重点が置かれた戦いが繰り広げられる本シリーズだったが,本作では2つのペダルを使ったアクションが加わったことで,自分からも撃ちに行くという,攻めの戦いを展開することができるようになったのが最も進化した点と言えるだろう。
西村氏によれば,このシステムを導入するために開発がかなり難航したとのこと。とくにペダルを踏んで回り込んだとき,敵の挙動に違和感がないようにするため,その出現場所やAIの調整にはかなり苦労して,開発には約2年を費やしたそうである。
今回出展されていたものは,全3ステージのうち2ステージがプレイできるようになっていた。リゾートホテルが舞台のステージ1からダブルペダルを使うシーンが頻繁に登場し,後半では新たに武器が支給(弾数制限あり)され,ハンドガンと切り替えながら戦うことになる。
またステージ2では,ヘリコプターに乗り込み,機銃やミサイルを使って武装列車や建物を破壊するといった,ステージ1とはまったく異なるシーンが展開される。なお,前述のとおり,本作は全3ステージだが,稼動後のアップデートで「真の黒幕編」となるステージ4から6までが追加配信される予定だという。
気になる稼働時期は2015年3月となっており,近日中にロケテストも予定されているとのことなので,情報を待とう。
タイムクライシス5以外にも,新作やアップデートが予定されている稼働中のタイトルが出展されていたので,以下で紹介しよう。
- 関連タイトル:
タイムクライシス5
- この記事のURL:
(C)BANDAI NAMCO Games Inc.