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「超銀河船団∞ -INFINITY-」メディア向け発表会レポート。約10か月の沈黙を破り再始動する本作を,開発陣と声優陣が語った
2015年5月に「超銀河船団」の名前でサービスを開始するも,同年10月にはサービス休止となっていた同作。リニューアルにあたって加えられたさまざまなパワーアップについては,先に掲載した記事でお伝えしているが,本稿では開発陣や出演声優陣によるトークが繰り広げられたステージの模様をレポートしていこう。
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「超銀河船団∞ -INFINITY-」公式サイト
ゲームシステムから大きく変化した,新生「超銀河船団」
発表会に登壇したのは,エイシスのプロデューサー清瀬大輝氏と,開発を手掛ける風姿華傳の結城実紗子氏,そして進行役のマフィア梶田氏だ。
まずはリニューアルにあたって,大きな刷新が加えられたゲームシステムについて,紹介が行われた。「船団育生シミュレーションゲーム」と銘打たれた今回は,戦闘がメインだったリニューアル前とは異なり,宇宙の探索や開拓・開発といった要素が組み込まれている。
プレイヤーは移民船団「プロディギウス」の護衛・調査艦隊の司令官となり,美少女達で編成された船団を率いて,自動生成によって無限に広がる宇宙を進んで行くことになる。もちろん部隊の編成や,立ちふさがる敵との戦闘といった従来の要素についても,よりパワーアップしているとのことである。
美少女揃いのプロディギウス船団の隊員には,「超銀河船団」から引き続き登場するチーム1〜チーム3のメンバーに加えて,新たにチーム4とチーム5が登場。ステージにはそんな隊員を演じる声優陣3人が登壇し,自身が演じるキャラクターについて解説が行われた。
明坂さんは別のキャラクターでミュータントを演じているそうで,アフレコのときは自分で自分のキャラクターを追い回すという,おかしな経験もしたそうだ。
また敵として登場し,味方にもなるミュータントやドロイド達も,注目すべき存在となっている。清瀬氏や原案の高野 肇氏の「異常なこだわり」により,美少女が活躍するゲームながらも,往年のSF作品などをオマージュしたキャラクターが登場。キャラクターデザインにも,著名なクリエイターが数多く携わっているとのことだった。
檀上では,開発中の実機を使ってのデモプレイも行われ,宇宙空間や惑星上を探索するときのクォータービューのマップ画面,また敵と遭遇したときの戦闘画面,そして編成時のキャラクター同士の会話画面が公開された。
結城氏によれば,マップ画面で表示される宇宙空間は,自動生成によって無限に広がるそうで,プレイヤーの探索によって本当にどこまでも進んでいけるとのこと。そうして広がった宙域はプレイヤー間で共有され,例えば無名の惑星を発見すれば,見つけたプレイヤーが好きな名前をつられる。自分が名付けた惑星を,ほかのプレイヤーにもアピールできるというわけだ。
戦闘シーンは,以前の横スクロールスタイルではなく,敵味方が画面に並んで戦うRPG風のものとなり,檀上では隊員の組み合わせによって出せる強力な必殺技「アンリミテッド・デュオ」の披露も行われた。なお,このキャラクターの組み合わせは,彼女達のストーリーにも関係しているとのこと。相性を考えながらチーム編成を考えるのも,ゲームの楽しみの一つというわけだ。
デモプレイ終了後,スクリーンでは本作のエグゼクティブ・ディレクターである,でらゲーの岡本吉起氏と,本作の主題歌を手掛けたfripSideの八木沼悟志氏からのビデオメッセージが流された。
映像の中で岡本氏は,開発中の本作の戦闘における「気持ちよさ」の不足を指摘し,バトル内や報酬受け取り時の演出にアドバイスを行ったとのこと。こうした部分での小さな気持ちよさの積み重ねが,長くプレイを続けてもらう秘訣なのだそうだ。
同氏は最後に「サービス開始までの残された短い時間を1分1秒大事にして,1グラムでもいいゲームにしてもらって,ユーザーの期待に応えてください」とコメントしていた。
この発表会当日の2016年8月4日から事前登録の受付が始まった本作は,2016年8月下旬のサービス開始を目標に,現在開発が進められている。
8月8日(∞/∞ 無限大の日)にオープンβテストがスタートし,そして8月19日には出演声優が登場するニコニコ生放送も予定されているとのこと。
サービス開始に向けて清瀬氏は「旧バージョンの凍結から本当にお待たせしてしまい申し訳なく思っています。お待たせした1年近くのエネルギーをぶち込んで,面白いゲームに仕上げている最中です。至らぬところがありましたら,頭を丸めてお詫びする所存ですので,今後ともおつきあいのほど,よろしくお願いします」とコメントし,発表会を締めくくった。
「超銀河船団∞ -INFINITY-」公式サイト
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