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時代ゆえ,武士ゆえに戦う勇士たちの生き様が胸を打つ! 「『戦国無双』〜四国遠征の章〜」ゲネプロをレポート
【公演概要】
<舞台「戦国無双」〜四国遠征の章〜>
◆日程:2016年6月29日(水)〜7月4日(月)
◆劇場:AiiA 2.5 Theater Tokyo(東京都渋谷区神南2-1-1)
◆原作:「戦国無双」シリーズ(コーエーテクモゲームス)
◆演出:吉谷光太郎
◆脚本:米山和仁
◆出演(敬称略)
石田三成:植田圭輔
藤堂高虎:秋元龍太朗
大谷吉継:和田雅成
小早川隆景:荒牧慶彦
毛利元就:猪野広樹
長宗我部元親:渡辺和貴
加藤清正:岸本卓也
福島正則:章平
島左近:山沖勇輝
豊臣秀吉:平野勇樹
織田信長:浅井雄一
明智光秀:仲田博喜
黒田官兵衛:合田雅吏
真田幸村:安西慎太郎(声の出演)
アンサンブル
山下潤,隼人,山田諒,仲田祥司,池田謙信,吉田邑樹,並木鉄平,松和樹,古張和貴,外村泰誠
物語は1575年。長篠の戦いで武田軍を退け,天下統一目前に見えた織田信長を取り巻く,武士達の戦いが描かれる。
豊臣秀吉に仕える石田三成は,来たる秀吉の世のために戦場での圧倒的な勝利を求めていた。しかし,たとえ敵だとしてもむやみに命を取ろうとしない豊臣の行動を理解できない。そんな三成が,毛利元就や明智光秀,長宗我部元親と刃を交えるなかで悟ったものとは――?
このようなストーリーで,それぞれの武士達が強い信念を持って戦う描写が描かれるため,観劇側としては非常に複雑な心境だ。どの武士達の生き様も,向いている先は違ったとしても,純粋で美しいもの。個々に感情移入してしまって,戦のシーンではどちらを応援すべきか迷ってしまう。これもすべて,キャラクター達の魅力ゆえである。
また,「戦国無双」といえば,やはり殺陣も見どころ。イケメン武士達に釘付けになっていたが,原作ゲームさながらの勇ましく華麗な戦いにも目を奪われた。武器もゲーム同様,個性的なものばかりで見応えがある。個人的には,三味線を武器に持つ長宗我部元親の演奏が,なぜかとても気に入った。
さらに,キャラクター達の関係性にも注目したい。“石田三成,加藤清正,福島正則”や“石田三成と大谷吉継”,“大谷吉継と藤堂高虎”,“長宗我部元親と明智光秀”といった,それぞれの友情がアツい。また,互いを認め合った“小早川隆景と黒田官兵衛”の軍師同士の頭脳戦も見どころだ。物語後半で明智光秀を失い,友のために豊臣に立ち向かった長宗我部元親の,譲れない想いは涙なしでは見られない。
時代ゆえに,武士ゆえに戦う勇士達の熱い魂が胸を打つ。この舞台は7月4日までの公演以外に,11月8日にBlu-ray&DVDの発売も決定しているので,彼らの生き様をぜひ見届けてほしい。
最後に,キャスト陣のメッセージを掲載しよう。
●公演前の意気込み
植田圭輔さん(石田三成 役)
舞台「戦国無双」シリーズ第二弾ということで、前作の真田幸村を演じた安西慎太郎から座長から引き継ぎ、今回、舞台の真ん中(=座長)として出演させていただきます。新たにキャストを迎えて、また新しいカンパニーでのスタートとなりました。シリーズ化した第二弾というものは、すごく難しいと自覚していますが、あまり難しいことを考えて演じても仕方がないので、一生懸命やるに尽きるなと思い、挑んでいます。今回も素敵なキャストの皆さんに囲まれて、そして仲良く、ふざけるときはふざけ、やるときはやるという、舞台「戦国無双」らしいカンパニーになったと思っています。作品も石田三成を中心に、それぞれの生き様というものが描かれていると思いますので、たくさんの方に観て頂けたら光栄と思います。
秋元龍太朗さん(藤堂高虎 役)
昨年のゴールデン・ウィークに初演をやらせていただき、そこから一年ちょっとありました。僕たち初演から引き続き、舞台「戦国無双」に出演しているキャストは、作品と自分が演じるキャラクターに愛着がありますし、再び出演できることがすごくうれしいと思いました。新キャストを迎えましたが、舞台「戦国無双」のカンパニー力(りょく)で、壁なんて一切なかったですし、それが舞台上でも発揮できていると思います。戦国武将ということで、歴史を感じる作品ですし、友の死だとか、そういうものをしっかり胸に刻みながら、キャスト全員で作っています。植田くんが座長ということで、とても頼もしい背中を見せてもらってるので、僕たちもそれに精一杯くらいついて、いいものをつくろうと頑張っています。よろしくお願いします。
和田雅成さん(大谷吉継 役)
舞台「戦国無双」という作品に出会って、自分の人生が大きく変わりました。その中でやはり、自分の人生だけではなく、しっかりお客様に自分たちの思いを届けて、何かを感じてもらい、明日からの生きる気力だったり、活力だったりとなっていけるように、自分たちが千秋楽まで突っ走っていきたいと思います!
荒牧慶彦さん(小早川隆景 役)
僕は小さいころから「戦国無双」などの“無双シリーズ”というゲームが大好きで、そのシリーズが大好きな自分にとって、舞台「戦国無双」という舞台はすごく気になる作品でした。その舞台「戦国無双」にこうして小早川隆景として、新キャラクターとして、出演できることを本当にうれしく思います。僕が小さいころからずっと好きだった“無双シリーズ”の世界観を一(いち)武将としてたくさんの方々に魅力を伝えたいと思っておりますので、精一杯頑張ります。
猪野広樹さん(毛利元就 役)
今回から、舞台「戦国無双」シリーズに参加させていただきます。僕は新キャストですが、(カンパニーの皆さんは)本当に垣根がなく、気軽に話しかけてくれました。おかげで割と人見知りな僕ですが、いろんな方ともコミュニケーションをとることができ、作りやすい環境にいさせてもらったなと思っています。10公演しかない命、最後まで燃やし尽くしたいと思います。
渡辺和貴さん(長宗我部元親 役)
本当に僕たち新キャストは、(カンパニーに)あたたかく迎え入れてもらって、本当にみんなで仲良く、熱く、稽古にのぞめました。このキャストだからできる最高の舞台「戦国無双」を皆さんにお見せできるように全力で頑張りたいと思います。個人的には長宗我部元親としての正義をつらぬいて、最後まで生き抜いて頑張りたいので、よろしくお願いします。
●お客様へのメッセージ
植田圭輔さん(石田三成 役)
僕たちキャスト自身もスタッフさんもすごく「戦国無双」という作品の世界観が好きで、ここまで僕らが楽しんで作品作りをさせていただきました。まもなくお客様に観てもらえるということで、本当に楽しみな公演であります。演出の吉谷光太郎さんの一番の魅力は美しい画(場面)だったり、世界観だと、一緒に作品作りをして感じています。美しい世界観の裏には努力だったり、汗だったり、僕らだけでなくアンサンブルの皆さんも舞台裏を走り回って表現してくださってるので、僕たちだけでなく、カンパニー一同、そして観て下さるお客様に感じていただきたいです。美しさや泥臭さ、武将それぞれの生き様として掲げてお客様に提示していけたら、この作品ももっといいものになるんじゃないかと、声を大にして言える自信があります。是非観に来てください。よろしくおねがいします。
秋元龍太朗さん (藤堂高虎 役)
斬新な演出などがあり、演じている僕たちもすごくわくわくするような仕掛けもたくさんあって、そういう仕掛け的な部分でも楽しめると思いますし、生身の人間が出す熱量がすごくある作品になってるので、それも含めて、舞台「戦国無双」という作品の世界観を劇場全体で感じてもらえたらなと思っています。
和田雅成さん(大谷吉継 役)
大谷吉継として、石田三成を支え、ともに歩んで、しっかり最後まで武将としてのいきざまを見せていきたいなと思っております。劇場でお待ちしております。
荒牧慶彦さん(小早川隆景 役)
今回の舞台の魅力は、僕も今まで体験したことのない演出などが入っていますので、舞台演出も含め、役者の熱量も含め、とてもいい作品に仕上がっていると思います。なので、そちらをぜひ楽しみにしていただいて、ひと夏の思い出してくれたらうれしいと思います。よろしくお願いします。
猪野広樹さん(毛利元就 役)
本当に熱い舞台なのですが、我々(=毛利家)は、熱く向かってくる相手の裏をどうかくかという、毛利家らしい戦い方をしたいと思います。それを(小早川役の)まっきー(荒牧)さんと表現できるように“攻めて”いきたいと思います。みなさまの来場お待ちしております。
渡辺和貴さん(長宗我部元親 役)
今回は、全員男性キャストということで、稽古でも、本番でも、とにかく熱い仲間が集まっております。その熱量を感じにこの舞台に来ていただければと思いますので、応援よろしくお願いいたします。
「舞台『戦国無双』〜四国遠征の章〜」公式サイト
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