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[TGS 2018]グラビアアイドルが来場者にHなおねだり? AKRacing「ゲーミングチェア組立て対決」をレポート
AKRacingは,YouTubeにて月1回ペースで配信している公式チャンネル「AKRacing JP」があり,そこでは毎回,グラビアアイドルやプロゲーマーなどが登場して,AKRacingのゲーマー向けチェアを中心に,ゲーム大会やイメージPVといったさまざまな動画を公開している。
今回の組み立て対決ステージも,公式チャンネルのオフラインイベントにあたるものだ。
今回のゲーマー向けチェア組立て対決に挑むアイドルたちは,倉持由香さん,吉田早希さん,水沢柚乃さん,春菜めぐみさんの4名だ。
ごぞんじ「尻職人」こと倉持由香さん。AKRacing公式チャンネルだけでなく,自身の動画配信でもゲーマー向けチェアを組立てるほどなので,熟練度は文句なし |
世界に誇る日本の名峰,吉田早希さん。公式Blogのプロフィール写真でもRazerのヘッドセットを装備しており,ゲーマー向けデバイスの扱いに不安はなさそう |
他媒体でゲーム連載を持つほどのゲーム好きアイドル,水沢柚乃さん。他ブースでのお仕事関連で,ウィッグやカラコンを装着した半コスプレ状態で参戦 |
春菜めぐみさんは,普段はジムで筋トレやボクシングで身体を鍛えてるそう。ゲーマー向けチェアは大きいパーツもあるので,鍛えた成果が体力勝負に生きる? |
自分で購入したことがある人なら知っている思うが,ゲーマー向けチェアは店頭の展示品は椅子の形をしているものの,購入時はバラバラに分解されたパーツが段ボール箱に詰め込まれた,大きな製品ボックスで販売されるのが普通だ。チェアという性質上,人間の体重を支えられる強度が必要な物なので,各パーツもガッシリと頑丈である。
そんなゲーマー向けチェアを,華奢なイメージのあるグラビアアイドルたちが組み立てていけるのだろうか……などと,当初は勝手に心配していたのだが,それは杞憂だったようだ。
彼女たちにゲーマー向けチェアの組立て経験を聞いてみると,AKRacing公式チャンネルに出演しているだけあって,「チェアは15脚以上ほど組んだことがある」と,かなりの自信がある様子。とくに倉持さんは,たった1人で自宅からゲーマー向けチェアの組立てを配信したことがあるというほど。
組立て対決のルールは,2チームに分かれて2名が協力しながら組立ていく。勝敗は早く組み立てるだけでなく「椅子に座ってセクシーポーズ」を取ったほうが勝ちとなる。早くても組み間違えたりしたら,もちろん勝利にはならない。
じゃんけんでチーム分けをした結果,倉持&春菜ペアと,吉田&水沢ペアの対決になった。倉持&春菜ペアは「AKRacing Nitro Gaming Chair」(以下,
AKRacingによると,Nitroは,適度なホールド感がゲームプレイ時の集中力持続を支援するスタンダードモデルで,Overtureは,美しいカラーバリエーションと最適化された荷重配分が特徴という,新たなスタンダードモデルとのこと。それぞれ細かい違いはあるものの,組立て手順は両チームともまったく同じであるそうだ。
Nitro |
Overture |
まずは,両チームとも段ボール箱の製品ボックスを躊躇なく開けていき,椅子の脚部,座部,背もたれを手際よく並べていく。取りかかりまでまったく迷いのない動作や,特設ステージの広いスペースを活用して大物パーツを並べる様子など,両チームともかなりの経験がありそうなことが伝わってくる。
次の工程は,座部と背もたれを合体していく作業だ。AKRacing製ゲーマー向けチェアの場合,パーツ取り付け用のボルトは,パーツ側にあらかじめ固定されているそうで,一般的な組み立て式ビジネスチェアなどと異なり,ビニール袋に小分けされていないのがポイントである。ここで「取り付けボルトはどこにあるの?」とか,「邪魔なネジがあって合体できない!」といった凡ミスをすると大きな時間ロスになるのだが,アイドルたちはそんなミスもなく,すぐさま背もたれ横にあるネジを外しにかかる。
倉持&春菜ペアは,倉持さんが椅子の座部と背もたれの組立てを担当し,春菜さんは脚部のキャスター取り付けるという,分担作業スタイルを取った。「キャスターの取り付けは時間がかかるので,手を分けて作業したほうがいい」(倉持さん)という,経験に裏打ちされた作戦だ。
ところが,倉持さんが背もたれ横のボルトを外しにかかったところ,「今回のボルト,すっごく固い!」という。今まで組み立てたチェアと違い,個体差があるようだ。
一方,春菜さんは脚部にキャスターを取り付ける作業にかかる。「(キャスターを)穴にハメてハメて!」と倉持さんが横で応援しつつ,春菜さんは「穴にハメるから見ててね〜」と観客に作業内容をしっかりアピール。ちょっとエッチな感じがするが,ゲーマー向けチェアの組立てなので何ひとつやましいことはない。
この作業は,脚部の穴にキャスターをスポッっと差し込むだけの簡単な作業なのだが,穴の径が少々キツ目になっているため,力をかけないと差し込めない。「グッと奥まで挿れて!」「穴がキツくて入らないぃ!」といった具合に,倉持&春菜ペアは少し難儀している様子だ。
「どうしよう全然ハメれない!」と,固めのキャスター穴に難儀してた倉持&春菜ペアは,ついにステージの一般観戦者にヘルプを頼む手段に出た!
「(キャスターを)奥まで挿れて,穴にハメてくれる人いますかー?」と観戦者にアピールすると,数名の男性が照れつつもお手伝いとして参加。キャスターをズッポりとハメこんだ。「男性の力ってスゴイ,奥まで入っちゃった」という感想を漏らしていたが,あくまでもチェアの組立ての話であり,完全にセーフです。
なんともモヤモヤした妄想をかき立てるようなアピールをしつつも,「背もたれのボルトを固定するときは,対角線を結ぶように締めないと,緩んで落ちてしまう」(倉持さん)といった具合に,重要なところでは真面目に取り組んでいる。早組み対決とはいえ,雑な組み立て方はしないあたりは好ポイントだ。
背もたれを固定したあとで,「黒くて長めのパーツがあったよね」と,手を動かして,ナニやら細長い物体のジェスチャーをする倉持さん。そのいかがわしい動きから棒状のものと勘違いされてしまったが「棒状じゃないよ,薄くてカバーみたいの」と即ツッコミを入れる。
倉持さんが探していたのは,背もたれのボルト固定部を隠すサイドカバーだった。つい忘れがちなパーツだが,忘れずに装着するあたり,さすが作り慣れている感じだ。
しかし,相手チームと異なり,ヘルプをお願いするのは最小限に留め,自分たちで作業できるところは自分でするスタイルを貫く。そのため,ヘルプをお願いした部分以外は,説明書をじっくり読みつつ作業をしていくという堅実路線の作戦で進めていった。
作業は進み,両チームともほぼ同時に,サスペンションの取り付けに進んでいく。チェアをひっくり返しての大仕事となる場面であるが,ここでも倉持&春菜ペアは,「太いの(サスペンション)挿れてくださーい」と,やはり観戦者にヘルプ要請をする,もはやステージ全体を巻き込んだ分担作業だ。
一方の吉田&水沢ペアは,引き続きヘルプに頼ることなく,説明書を見ながら2人がかりでチェアを持ち上げる。この作戦の違いにより,両チームの進行状況には,大きな差ができてしまうのだった。
両チームともチェアの座部,背もたれ,脚部がすべて合体できたので,最後は,腰に当てるランバーサポートを取り付けるだけで,組立て工程はすべて完了となる。
倉持&春菜ペアは,ランバーサポートの説明をしつつチェアに取り付けていき,見事完成……と思いきや,吉田&水沢ペアのほうは,すでにチェアを完成させて水沢さんがポーズを決めていた!
「え,なんで,早くない?」と困惑する倉持&春菜ペアだが,敗因は明確である。ヘルプをお願いするための寸劇(?)が多すぎなのと,お願いのしかたがエッチすぎて手伝う人が照れまくってしまい,労力は使わないで済んだものの作業時間は,大幅に伸びてしまったのだ。
だが,組み立て対決で勝利するには,組立てたうえでセクシーポーズを取る必要がある。吉田&水沢ペアは,相手チームが完成するまでポーズを取ることなく余裕しゃくしゃくで待っており,倉持&春菜ペアが終了したのを見計らって,すかさず水沢さんがセクシーポーズを決めた! というわけで,組立て勝負は吉田&水沢ペアの勝利となった。
勝負は決したあとには,4人が思い思いのポーズでチェアに腰掛けて,リクライニングの深さや座り心地を体感。最後に全員でセクシーポーズを決めて,対決は終了した。
ゲーマー向けチェアの組立ては,個体差によって固いパーツはあるものの,実際に目の前でアイドルたちが和気あいあいと楽しみながら作業しても,おおよそ20分くらいで完成する程度に簡単だ。組立てが難しそうで,ゲーマー向けチェアは手を出しにくいと思っていた人も,今回のステージを見れば,「なんだ,簡単じゃないか」と納得できるだろう。
最後に,AKRacingによる正しい組み立てマニュアルの動画を掲載しておこう。イベントではエッチな発言ばかりに気を取られたが,アイドルたちの作業はかなり正確でした。
テックウインドのAKRacing製品情報ページ
AKRacing公式Webサイト(英語)
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