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「龍が如く 極」,柔道家の篠原信一さん出演シーンや,「龍が如く6」の初公開映像が披露された,「『龍が如く 極』&『龍が如く6』記者発表会」の模様をレポート
「龍が如く 極」公式サイト
会場となった秋葉原のUDX THEATERには,メディア関係者のほか,合わせて行われた試遊会や一般向け発表会のために,多くのファンが集まった。
会場のステージには,「龍が如く」シリーズの総合監督名越稔洋氏と,発表会のMCを務める映画評論家の有村 昆さん,そしてフリーアナウンサーの松澤千晶さんが登壇した。
名越氏は,シリーズ10周年を締めくくる「龍が如く 極」の完成にあたり,「世に出て行くまでに苦労したタイトルであり,10年続くとは夢にも思っていませんでした。いろいろなチャレンジを積み重ね,約1年に1本のペースで新作を出していくという,我々にしかできないサービスを続けたことで,この10年めを迎えることができたと思っています」と挨拶した。
会場では「龍が如く 極」の最新プロモーションムービーが上映され,そこに流れる稲葉浩志さんのテーマ曲についても触れられた。
「Receive You [Reborn]」は,初代「龍が如く」のメインテーマを稲葉さんがアレンジしたもので,「BLEED」は完全新曲のメインテーマだ。とくに前者について名越氏は,「『龍が如く』の開発当初は,メジャーなアーティストとタイアップできる雰囲気はなかった」という当時の事情を振り返り,シリーズ10年を迎えた本作で,思い切って稲葉さんにお願いし,[Reborn]という形で当時のテーマ曲を提供してもらったことを嬉しく思うと語った。
これらの2曲は,2016年1月13日発売の特別版シングルCDに収録予定で,名越氏と稲葉さんによる特別対談の映像も収録されるとのことだ。
また,名越氏が「龍が如く 極」のコマーシャルに出演することも発表された。出演の理由について名越氏は,「基本的に出たがりなもので」と笑いつつ,「10周年の締めくくりとして,コマーシャルではなくメッセージ的なものにしたかった」と説明した。10年前の初代「龍が如く」と同じ,「ゲームはもっと踏み込めないのか」というキャッチコピーを沿え,この10年めからさらに踏み込んでいくという意味も込めて,このコマーシャルを制作したそうだ。
ここで,ゲストとして柔道家の篠原信一さんがステージに登場した。篠原さんは今回,「龍が如く 極」のキャラクターとして登場することが決定しており,それについて「てっきり桐生一馬役だと思った」と会場を笑わせた。
実際のゲームでは本人そのままの姿で登場し,主人公の桐生一馬と絡むシーンも会場のスクリーンにて披露された。自身のボイスも入ったそのシーンを見て篠原さんは「あの棒読みは,今の技術でもっとうまくできないんですか?」とクレームを入れ,名越氏は苦笑い。篠原さんのキャラクターは街中でのイベントに登場するほか,格闘家として戦うことにもなるそうだ。
続いては,最新作となる龍が如く6のスペシャル映像が初公開された。前回公開された映像は,ビートたけしさんが出演することを強調した非常に短いものだったが,今回は「龍が如く 極」の同梱特典(ダウンロードコード)として用意される先行体験版のプロモーションムービーになっており,神室町の街並みや桐生の表情や肌の質感,そしてゲーム中の移動シーンやバトルシーンなどが収録された,技術的な要素が強調された内容だった。
「『自由』の追求へ」と字幕が出たあとのシーンでは,桐生が神室町の建物の間を駆け抜けたり,屋上の柵を跳び越えたりと,これまでのシリーズでは見られなかった自由度の高い移動シーンがアピールされた。名越氏も「(移動は)自由で快適なものになる」と解説した。
これらのシーンは先行体験版でいち早くプレイできるはずなので,楽しみにしよう。
最後に名越氏は「ここに集まっていただいたメディアやファンのみなさんに支えられて10周年を迎えることができ,本当に感謝しています。2016年1月21日に発売される『龍が如く 極』は,泣けるドラマと笑えるゲームという,『龍が如く』シリーズらしい作品になっていますので,ぜひよろしくお願いします」と述べて,発表会を締めくくった。
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