セガゲームスは本日(1月8日),同社が1月21日に発売を予定している
「龍が如く 極」(
PS4 /
PS3)の最新情報として,
物語序盤の第一章におけるあらすじやスクリーンショットを公開した。
2005年に発売されたPS2タイトル
「龍が如く」をリメイクした本作。公開されたあらすじやスクリーンショットでは,生まれ変わったグラフィックスで描かれる物語の序盤をたっぷりと見ることができる。第一章では,主人公の桐生一馬が親友をかばい,組長殺しの罪を被り刑務所に収監されるまでが描かれているので,以下のあらすじを早速チェックしてみよう。
PlayStation 4/PlayStation 3『龍が如く 極』
ストーリー1章のあらすじとスクリーンショットを先行公開!
いよいよ1月21日(木)に発売が迫ったPlayStation 4/PlayStation 3専用ソフトウェア『龍が如く 極』、今回は本作のストーリー1章のあらすじとスクリーンショットを特別に先行公開します。PlayStation 4で描かれる美麗なグラフィックでお届けする、新たな『龍が如くワールド』にご注目ください。
■ストーリー1章・あらすじ
1995年12月。日本最大の歓楽街・神室町。欲望と暴力が渦巻くこの街に、通称“堂島の龍”と呼ばれる伝説の極道がいた。堂島組舎弟頭補佐・桐生一馬。極道の世界で将来を嘱望され、近々自分の組を持つと噂される男。
その日桐生は、弟分の田中シンジに請われ、取り立ての仕事のため神室町を訪れていた。手早く仕事を片付けた桐生は、その足で馴染みの店「セレナ」へと向かう。だが、その途上、“嶋野の狂犬”の異名を持つ嶋野組若頭兼真島組組長の真島吾朗に遭遇してしまう。桐生に無礼を働いた下っ端を厳しく“躾け”ながら、極道としての在り方を桐生に説く真島。しかし桐生は、そんな真島に対し「俺は俺のやり方でやらせてもらいます」と言葉を返す。兄貴分に対して不遜ともとれる桐生の言葉に腹を立てる真島。手に持っていた傘で何度も桐生を殴打すると、桐生と事を構えようとする。だが桐生は「兄さんと喧嘩をする理由がない」として、真島の挑発を躱し続ける。そんな桐生の態度に業を煮やした真島は、遂にドスを抜いて桐生の眼前に突き付けるが……
その後、セレナに辿り着いた桐生を、見知った顔が出迎える。ともに養護施設ヒマワリで育ち、同じ堂島組の盃を受けた無二の親友・錦山彰。そして同じくヒマワリで育った、妹のような存在の澤村由美。“兄弟”たちと束の間の時間を過ごす内に、桐生はいつしか微睡みに落ち、過去を回想する。それは、数ヶ月前、由美の誕生日を間近に控えた時のことだった……
翌日、渡世の親・風間新太郎のもとへ上納金を納めにいった桐生に、シンジから緊急の連絡が入る。
「堂島組長が由美さんさらって行ったんです!」
突然の事態に衝撃を受ける桐生。由美を助けるため、既に錦山が現場に向かっているという。大事に発展せぬよう、裏から手を回そうとする風間。だが、“兄弟”の危機を黙って見過ごすことができない桐生は、風間の制止を振りきって、堂島の事務所へと向かう。そこで桐生が目にしたのは、血だらけで事切れた堂島組長と、拳銃を構えたまま放心している錦山、そして怯えて震える由美の姿だった。その時、桐生はある決断を下す。
「錦…… 由美を連れて逃げろ!」
錦山には難病に苦しむ実妹がいた。最後になるかも知れない手術を前に、錦山がいなくなるわけにはいかない。桐生は戸惑う錦山に由美を託すと、“親殺し”の罪を被り、駆けつけた警官たちに逮捕されるのだった……
警察の取り調べに対し桐生は、堂島宗兵殺害について淡々と自供を始める。そんな桐生の言葉を、警視庁捜査一課の刑事・伊達は疑い、上司に提言する。
「奴ぁこれから組持とうって男なんですよ。こんな殺しやるわけねえ。誰かを庇ってるんです!」
だが上司は聞く耳を持たず、迅速に事件を解決するため、桐生の容疑を固めてしまうのだった。
刑務所に収監された桐生。ほどなくして、弟分のシンジが“波紋状”を携えて面会に現れる。極道の世界において最も重い処罰である“絶縁”とは異なり、破門には復帰の可能性が残されている。“親殺し”という許されざる罪を働いた者に対して異例の処分だった。面会の終わり際、シンジが意を決したかのように口を開く。
「由美さんが行方不明なんです!」
その一言に、桐生の眼の色が変わる。事件の後、由美はショックから一切の記憶を失っていた。そして翌日、突然病院から姿を消したのだという……桐生は無力な自分に歯痒さを感じながら、ガラス越しに想いを託す。
「シンジ…… 由美を頼むぞ! 錦にもそう伝えてくれ!」
塀の中でただじっと忍従の時を過ごす桐生。だがそんな桐生を、東城会の極道たちは放っておかなかった。幹部を殺した人間に対する当然の“返し”。桐生の命を狙う刺客たちが刑務所の中までも追ってきたのだった。