連載
マフィア梶田の二次元が来い!:第294回「眠れぬマフィアと,あいとゆうきのおとぎばなし」
フリーである以上,色々なことを自分でやらねばならないのはしょうがないですがが,そもそもズボラな生き方をしてきたもんですから,この手のことは非常に苦手なんです。素直にその道のプロを頼ることで,少しはない時間を作れるかなと。これで支払調書のチェック地獄からもオサラバだぜ……!!
「マブラヴ オルタネイティヴ」,ついにクリアしました。毎日寝る前にコツコツとプレイしており,どんなにハマっても最低限の睡眠時間だけは確保するようにしていたのですが……クライマックスの「桜花作戦」だけは別でした。
とてもじゃないですが,中断などできない展開の連続。目がギンギンに冴えてしまい,時間を忘れて読み進めてしまいました。そして,朝日が昇ると共に迎えたエンドロール……完全に放心状態ですよ。ゲームやってただけなのに,後に残った「成し遂げた感」がハンパなかったです。
さまざまな感情をしみじみと感じられる結末でしたが,正直なところ,どんなに辛くても彼らの行く末を最後まで見届けたかった。「終わった」という安堵よりも,こんな風に人類の行く末を案じてしまうこと自体が,散っていった戦友たちの思想と,それを受け継いだ主人公にシンクロしてしまっている証拠ですよね。タケルちゃんと同じように,プレイヤー自身もすっかり「あの世界」の住人になっており,あらためて非常に優れたシナリオだなと思わされました。
これは後で知ったのですが,俺が本作をクリアした2月24日はちょうどPC版「マブラヴ オルタネイティヴ」の発売10周年の日だったんです。リアルタイムでプレイできなかったことを残念に思っていたので,この偶然は記念すべき日に華を添えられたような気がして嬉しかったですね。まぁ,意識してやったわけではないので本当に気のせいなんですが……。
そして,本作をプレイするきっかけになった「シュヴァルツェスマーケン」もそうなんですが,「マブラヴ」にはまだまだスピンオフタイトルが存在するんですよ。ただ,過去にPC向けに発売されたタイトルの一部は最新のOSに対応していないため,挙動に問題があって諦めざるを得ないのが残念無念。
幸い,「マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス」や「マブラヴ photonflowers*」「マブラヴ photonmelodies♮」のようにPS3へと移植されているタイトルもあるので,そちらを買って楽しもうかと思うのですが,やはり欲を言えばPS Vitaにも移植してほしったですね。「マブラヴ」「マブラヴ オルタネイティヴ」でひしひしと実感しましたが,移動中やベッドの中でもプレイできるという利点はとても大きいです。
なんにせよ,「マブラヴ」「マブラヴ オルタネイティヴ」は自分の記憶に死ぬまで残り続けるであろう素晴らしい作品でした。リアルタイムでこの熱気にあてられていた先輩方と比べ,ずいぶんと遅くなってしまいましたが,これからは俺もファンの一員として,シリーズの展開を追い掛けていくことができそうです。
「マブラヴ」&「マブラヴ オルタネイティヴ」公式サイト
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