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VRの新しい形を目指す「Rez」の実験プロジェクトが始動! ひと味違った没入感を楽しめる,巨大なドーム型スクリーンを使ったイベントをレポート
各回の冒頭では,エンハンス・ゲームズCEOである水口哲也氏が登場。1回目では「日本科学未来館のスタッフとお会いしたときに,昨今VRが非常に注目されている中で,ヘッドセットを装着する1人だけのVRだけでなく,色んな形のVRがあるんじゃないかという話になりました。ドーム型のスクリーンを使って大勢で体験するVRです。このドームには,プロジェクターに加えて,音響は7.1chサラウンドサウンドを備えています。たった1台のPS4 Proから出力される映像と音楽を,100人で体験するという公開実験です。この先,日本科学未来館でいろいろな実験を繰り返していきたいと思っていて,その第1弾となります」と同イベントの趣旨を説明した。
今後のスケジュールは未定だが,この実験ではドーム型スクリーンによる裸眼での立体視を最終的な目標としているという。上映された映像は,70倍の倍率の中から事前に抽選で選ばれた1人がプレイする,PS VR対応ステージ「Area X」だ。上映時間は約20分間で,開始当初は少し暗く感じたものの,目が慣れてくると,Rezの鮮やかな世界観が視界全体を覆うドーム型スクリーンに映し出され,PS VRとは異なる没入感を楽しめた。
上映終了後は,水口氏と抽選で選ばれたプレイヤーが登壇。プレイヤーは「この贅沢なスクリーンで,芸術的なゲームをプレイできたことは,一生物の思い出になりました。観ている人が酔わないように素早い動きを控えるよう指示されていたので,難しい場面もありましたが,最後までプレイできた良かったです」と感想を語った。
水口氏は「音の粒感や志向性は,十分感じていただけたのではないかと思います。スタッフの間では,今後の実験に関して色んな意見が出ています。もっと明るさや解像度を上げたり,PS4を何台もつなげたりということもやっていきたいと思っているので,ぜひ皆さんの感想をツイートしていただきたいと思います」とコメントしてイベントを締めくくった。
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Rez Infinite
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