B級SF映画をモチーフにしたアクションアドベンチャー「The Deadly Tower of Monsters」が配信開始

　「ゼノ クラッシュ」などで知られるチリのACE Teamが開発し， ATLUSがパブリッシングするアクションアドベンチャー「The Deadly Tower of Monsters」（PC / PS4）の配信が開始され，そのローンチムービーも公開された。


　本作は，1950年代から60年代にかけてハリウッドで量産されたB級SF映画作品をオマージュした世界観が描かれる。未知の惑星グラヴィオラに不時着した主人公のディック・スタースピードも，ジョナサン・ディグビーという俳優が演じているという設定だ。
　スタースピードは不時着時に相棒のロボットとはぐれてしまうが，そこで金髪の異星人美女スカーレット・ノヴァ（演じるのはステイシー・シャープ）と出会う。スタースピードは彼女の頼みを断れきれずに，この星を支配する皇帝と戦うこととなり，モンスターたちが巣食う塔を駆け上っていくことになるという，なんとも“ありがち”なストーリーになっている。


　登場するモンスターは50種類を超えるとのことだが，こちらもまたハエ人間や巨大アリ，食人植物に獰猛なサル族といった，どこかで見たことのあるようなものばかり。ゲームプレイは，ディック，スカーレット，ロボットの3体を交替させながらプレイしていくというスタイルになっている。シチュエーションに合わせて，それぞれの能力や武器，ピックアップアイテムをうまく使いつつ，高低差のあるマップを移動していくことになるようだ。

　ムービーにも登場する映画監督のコメントがストーリーテリングに置き換えられているというのもユニークなアプローチで，ACE Teamらしいアイデアが随所に感じられる作品だ。Steamでは2月3日まで34％引きの977円で販売される予定。原稿執筆時点で日本のPlayStation Storeでは配信されていないようだが，今後の発表に期待したい。

「The Deadly Tower of Monsters」公式サイト