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SteamOS搭載の携帯型ゲームPCなど,Lenovoのゲーマー向け製品が一挙に登場
携帯型ゲームPC「Lenovo Legion Go」に新製品が登場
携帯型ゲームPC「Lenovo Legion Go」は,8.8インチサイズのディスプレイを搭載した第2世代モデルと,8インチサイズのディスプレイを搭載した新製品「Lenovo Legion Go S」が発表となった。
Legion Goの第2世代モデルは,既存製品から搭載CPUをAMDの「Ryzen Z2 Extreme」に変更したことに加えて,ディスプレイパネルに可変リフレッシュレート(Variable Refresh Rate,VRR)対応の有機ELパネルを採用したのが見どころとなる。
また,ユーザーの意見を取り入れて,既存製品から改良を行っており,本体の左右端が若干丸みを帯びた形状になったほか,ゲームパッドのD-Padを皿型に変更したのも目につく違いと言えようか。
今回新たに登場した新製品のLegion Go Sは,8インチサイズで,1920×1200ドット,最大リフレッシュレート120Hzの液晶ディスプレイを採用した携帯型ゲームPCだ。
搭載CPUは,AMDの「Ryzen Z2 Go」,または「Ryzen Z1 Extreme」で,Legion Goの第2世代モデルと比べると,控えめな性能となりそうだ。
なお,Legion Go Sは,OSにWindowsを搭載したモデルだけでなく,Valve Corporationが開発する携帯型ゲームPC向けOS「SteamOS」を採用したモデルもラインナップするという。
ゲーマー向けノートPCは,GeForce RTX 50シリーズ採用
性能重視のゲーマー向けノートPC「Lenovo Legion Pro」シリーズからは,「Lenovo Legion Pro 7i Gen 10」と「Lenovo Legion Pro 5i Gen 10」,「Lenovo Legion Pro 5i Gen 10」をラインナップする。
このうち,Legion Pro 7i Gen 10とLegion Pro 5i Gen 10は,CPUにIntelのノートPC向けCPU「Core Ultra 200HX」の上位モデル「Core Ultra 9 275HX」を搭載した製品だ。GPUは,Legion Pro 7i Gen 10が最上位構成で「GeForce RTX 5090 Laptop GPU」,Legion Pro 5i Gen 10が「GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPU」を採用するという。
Legion Pro 5 Gen 10は,最上位構成でCPUにAMD製ノートPC向けCPU「Ryzen 9000HX」を,GPUに「GeForce RTX 5070 Laptop GPU」を採用する。
新しいLegion Proシリーズは,筐体を再設計しており,既存製品と比べて排気孔を大きくしたとのこと。また,CPUやGPUとほかの部品をそれぞれのチャンバーに分離して,そのチャンバー内で空冷ファンと大型の銅製ヒートパイプを組み合わせた冷却機構を採用することで,排気音を抑えつつ,冷却性能を向上させたという。
ディスプレイパネルは,いずれも16インチサイズで,解像度2560×1600ドットの有機ELパネルとなり,Legion Pro 7i Gen 10は最大リフレッシュレート240Hz,Legion Pro 5i Gen 10とLegion Pro 5 Gen 10は165Hzとなっている。
また,薄型ゲームノートPC「Lenovo Legion」シリーズでも,「Lenovo Legion 7i Gen 10」と「Lenovo Legion 5i Gen 10」「Lenovo Legion 5 Gen 10」という3モデルが登場した。
Legion 7i Gen 10とLegion 5i Gen 10は,CPUにCore Ultra 9 275HXを,Legion 5 Gen 10は「Ryzen AI 7 350」を採用する。搭載GPUは共通で,いずれもGeForce RTX 5070 Laptop GPUを採用するそうだ。
ディスプレイパネルは,Legion 7i Gen 10が16インチサイズで,解像度2560×1600ドット,最大リフレッシュレート240Hzの有機ELパネルを採用する。Legion 5i Gen 10とLegion 5 Gen 10は15.1インチサイズで,解像度2560×1600ドット,最大リフレッシュレート165Hzの有機ELパネルだ。
デスクトップPC「Legion Tower」は
GeForce RTX 40シリーズ採用
ゲーマー向けデスクトップPC「Legion Tower」シリーズでは,「Lenovo Legion Tower 7i」と「Lenovo Legion Tower 5i」「Lenovo Legion Tower 5」という3製品が発表となった。
Legion Tower 7iは,CPUにIntelのデスクトップPC向けCPU「Core Ultra 200S」の最上位モデル「Core Ultra 9 285K」を,GPUに「GeForce RTX 4090」を採用する。
Legion Tower 5iは,CPUにCore Ultra 9 275HXを,Legion Tower 5は「Ryzen 9 7950X3D」を採用したデスクトップPCだ。搭載GPUは共通で,「GeForce RTX 4060 Ti」となっている。
Lenovo Legion Tab
ゲーマー向けタブレット「Lenovo Legion Tab」にも第3世代となる新モデルが登場した。こちらはすでに国内販売が始まっており,Lenovo直販サイトでの税込価格は7万9860円だ。
第3世代Legion Tabは,8.8インチサイズで,解像度2560×1600ドット,最大リフレッシュレート165Hzの液晶パネルを採用したタブレットだ。搭載SoC(System-on-a-Chip)は,Qualcommの「Snapdragon 8 Gen 3」を採用する。
SoC付近の冷却機構に大型のベイパーチャンバーを採用し,背面の手が触れる部分に熱が伝わりにくい仕組みとなっているとのこと。
また,本体にUSB 3.2 Type-CポートとUSB 2.0ポートを備えており,本体の向きに応じて使用するUSBポートを変更できるのもポイントだ。
曲率800Rの湾曲型パネルを採用した
「Lenovo Legion Pro 34WD-10」
ゲーマー向けディスプレイの新製品では,34インチサイズの「Lenovo Legion Pro 34WD-10」と「Lenovo Legion R34w-30」という2つの湾曲型ディスプレイが発表となった。
Legion Pro 34WD-10は,解像度3440×1440ドット,アスペクト比21:9,曲率800R(=半径800mmの円を描くカーブ)という非常にきついカーブの有機ELパネルを採用したディスプレイだ。垂直最大リフレッシュレートは240Hzとなっている。
ピーク時の輝度が1300cdm2と高く,VESAのHDR関連規格「DisplayHDR True Black 400」にも準拠するという。
また,特定のゲーム用にカスタマイズした画質設定に素早く切り替えられる「Game Modes」や,画面上の暗い部分を明るく表示する「Dark Boost」,画面中央を拡大して表示する「Crosshair Magnifier」といったゲーム用機能も備えているそうだ。
一方のLegion R34w-30は,解像度3440×1440ドット,アスペクト比21:9,曲率1500R(=半径1500mmの円を描くカーブ)というゆるやかなカーブの液晶パネルを採用したディスプレイで,垂直最大リフレッシュレートは180Hzとなっている。
LenovoのLegionブランド特設ページ
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Legion,ideacentre Y,ideapad Y
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