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[CES 2016]「Until Dawn」のPlayStation VR向けスピンオフ「Until Dawn: Rush of Blood」を体験
Until Dawn: Rush of Bloodは,2015年8月にリリースされたホラーアドベンチャー「Until Dawn - 惨劇の山荘 -」のスピンオフとして,Supermassive Gamesが開発中のレールシューターだ。本作は,2015年10月にフランスで開催された「Paris Games Week」で発表されたが,その後に北米でSony Computer Entertainmentが主催したPlayStation Experience 2015では出展タイトルに含まれておらず,今回のCES 2016が初公開になったと思われる。
今回のデモは,鉱山で利用されていた古い木製トロッコのようなものに乗り込み,アップダウンの激しい山の中から,Until Dawnに登場したブラックウッドパインズの廃ホテルへと入っていくというものだ。なぜお化け屋敷のようにトロッコでホテル内をグルグルと動き回らなければいけないのかは分からないが,殺人鬼の“サイコ”が人をおびき寄せるために作り出したものと思われ,6つのミッションに別れたストーリーが用意されていた。
Until Dawn: Rush of Bloodの特徴は,トロッコに乗りながら銃器をぶっ放していくというアクション性の高さだ。ピストルやショットガン,マシンガンなどの武器が用意されており,ゲーム中,これらが描かれたポップアップがレールの左右脇に出てくるので,これをうまく撃つことで,より良い武器を入手できる。ゲームの操作にはPlayStation Moveを利用し,これを上下に一振りすることでリロードが行えるようになっていた。
また,突然飛び出してくるおぞましい顔をした幽霊や,化け物に変貌した人間“ウェンディゴ”,そしてマネキンやカラスなども登場し,Until Dawnのエッセンスをうまく利用している印象を受ける。CESというゲーマーでない来場者が多いイベントということもあってか,PlayStation VRの中で映し出されるホラーな世界にビックリしている人も見られ,試遊台には多くの人が集まっていた。
Until Dawn: Rush of BloodのようなVR向けのシューティングジャンルは,さまざまなプロジェクトが進行している。本作の場合,Until DawnのB級ホラームービーなテイストを組み込んで,ほかのタイトルと差別化を図ったレールシューターということになりそうだ。
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Until Dawn: Rush of Blood
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