プレイレポート
LINEのゲームファンドを通じて開発されたタクティカルRPG「LINE グラングリッド」が今冬配信開始予定。先行プレイレポートをムービーと合わせてお届け
本作は,2014年8月に発足したゲームファンド「LINE Global Gateway」を通じて開発されたタイトルである。同ゲームファンドでは開発初期段階からLINEが直接関わっており,一般的なローカライズ作よりも日本のゲーマーの好みに沿ったゲームを作りやすいとのことだ(※関連記事)。
そのゲームファンドの第1弾として登場するのが,LINE グラングリッドである。今回は,開発作業を行っているワンダープラネットのスタッフに話を聞くことができたので,主な見どころなどをプレイムービーと共に紹介しよう。
「LINE グラングリッド」公式サイト
指先ひとつで操作できる簡単タクティクスRPG
本作ではプレイヤーが4人パーティを編成し,ターン制のシミュレーションRPGのバトルを繰り広げていく。操作システムはシンプルで,キャラの長押し&スワイプで移動を行ったのち“ターン終了”のボタンを押すと,その時点で各キャラによる攻撃が行われる。続いて敵のターンが同様に処理され,これを交互に繰り返してゲームが進行していく。
そしてここからが肝心なのだが,プレイヤーが1ターンの間で移動を行えるのは,最多でも3回の制限がある。3体のキャラを1回ずつ動かすか,あるいは同じキャラを複数回動かしても構わないが,いずれにせよパーティメンバー全員(4人)を動かすことは不可能だ。
しかも,各キャラが属するクラスに応じて,移動タイプや攻撃範囲などが異なっている。クラスの詳細は以下の表を見ていただきたいが,そのほかにもマップ内の障害物やトラップなどもあり,狙った場所へキャラを動かすのは思いのほか難しい。プレイヤーはさまざまな制約があるなか,有利に戦える位置取りを考え抜くことになる。
クラス | 武器種別 | 移動タイプ | 攻撃範囲 |
---|---|---|---|
剣士 | 剣 | 任意の方向へ突き当たるまで | 十字方向 1マス分 |
重戦士 | 槍または斧 | 任意の方向へ一歩 | 十字方向 1マス分 |
狩人 | 弓 | 任意の方向へ突き当たるまで | 十字方向 2マス分 |
魔道士 | 杖 | 任意の方向へ一歩 | 十字方向 2マス分 |
今回のテストプレイでは,ライトな見た目とのギャップに最初は驚かされたが,10分もプレイする頃には独特の戦術を楽しめるようになった。見下ろし画面のタクティカルRPGそのものは定番のゲームジャンルだが,本作では移動や攻撃範囲の制約が大きいためか,狙った戦術が決まったときの爽快感がより増している印象だ。
とくに,4人のメンバー全員が同じ敵を攻撃すると“チェイン”が発生し,倍近くのダメージを与えられるのが気持ちいい。上の表で攻撃範囲をよく見ていただきたいが,クラス構成によっては,敵の四方を囲まなくてもチェインを発生させられるのだ。
短いテストプレイでは詳細までは確認できなかったが,そのほかにも武器に装着できるアクティブスキルやマテリアルなどのシステムもある。実際にプレイしてみると,4×5というシンプルな盤面や,コミカルなキャラクターなどから受ける第一印象は,良い意味で裏切られるだろう。
本作は今冬の配信開始が予定されており,現在は事前登録キャンペーンが実施中だ。キャンペーンの概要は「こちら」の記事を見ていただきたいが,すでに20万人以上が登録を行っており,先日急遽“50万人”の達成目標が追加されている。さすがはLINEを冠するアプリといったところだが,興味を持った人は忘れずに登録を行っておこう。
最後になるが,今後はゲームファンド「LINE Global Gateway」の関連アプリが続々と登場予定とのこと。それらのアプリのターゲット層は,従来のLINEアプリよりも若干ゲーマー寄りの“ミッドコア”を狙っており,その点も含め4Gamer読者にとって気になるところだろう。まずは,第1弾として登場する「LINE グラングリッド」のサービス開始を心待ちにしたい。
「LINE グラングリッド」公式サイト
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(C)2016 Wonderplanet Inc.
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