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Supergiant Gamesの新作RPG「Pyre」が,「PlayStation Experience 2016」にプレイアブル出展
「Bastion」や「Transistor」で知られるSupergiant Gamesは,開発中のRPG「Pyre」(PC/PlayStation 4)に1人対1人のマルチプレイモードを搭載すると発表した。これは現在,カリフォルニア州アナハイムで開催中の「PlayStation Experience 2016」においてアナウンスされたもので,イベントではプレイアブルデモも展示されていた。
「Pyre」公式サイト
「Pyre」では,王国を追放された“エグザイル”と呼ばれるキャラクター達が,荒野をワゴンで移動しながら,自由を獲得するために古代から続く儀式に参加するというストーリーが描かれる。
この儀式というのは,オーブを奪い合って相手陣地のゴールに運び込むという,3人対3人の球技であり,相手チームも自由のために命を賭けて戦っているのだ。タクティカルRPGをリアルタイムにして,そこにバスケットボールを混ぜ合わせたようなゲーム,と表現すればいいだろうか。
儀式の進行はそれほど速くはないが,相手にボール(オーブ)を払い落とされてしまうこともあるので,うまくパスを回したり,スピードや相手をはねのける体格など,それぞれのキャラクターのスキルを活かして運んでいかなければならない。
自分のキャラクターがオーブを抱えたままオーラが立ちのぼる円形のエリアに入れば1ゴールをゲット,というシステムで,ボールを奪われたキャラクターはキルされてしまうが,ゴールしたり,それなりの時間が経過することで復活してくるようだ。
そもそも,このゲームのストーリーはすべて“リーダー”(読み手)と言われる特殊能力を持ったプレイヤー自身が,読んでいる本の世界に介在しているというややこしい設定になっている。グラフィックスは水彩画のような淡い色調が美しい2Dアートで,独創的なアートワークにSupergiant Gamesらしさが光る。
今回のイベントで紹介されているのはこれまでと同様に3人のキャラクターのみだったが,製品ではほかのプレイアブルキャラクターも登場するうえ,それぞれにスキルツリーが用意されているので,プレイヤー好みのキャラクターに成長させられるという。PCおよびPlayStation 4向けに2017年の発売が予定されており,発売までは,さらに詳しい情報も公開されていくことだろう。