プロトタイプは2016年5月1日,PlayStation Vita用恋愛アドベンチャーゲーム「
AIR」を,
2016年夏に発売すると発表した。価格はパッケージ版,ダウンロード版共に未定。
AIRといえば,ビジュアルアーツのゲームブランド・Keyが2000年から展開している恋愛アドベンチャーゲームだ。2001年に全年齢版が発売され,その後,ドリームキャストやPlayStation 2,PSP,Android版といったプラットフォームにも移植されてきた人気作である。
今回発売が発表されたPS Vita版は豪華声優陣を起用したフルボイスで,移植ラインナップでは最高となる960×544ドットの解像度に対応するほか,PS Vitaに合わせてカラーリングを再調整。もちろん,タッチスクリーンでの操作にも対応する。AIR唯一の外伝小説である「初空の章」のビジュアルノベル化版が収録される点,Key所属の原画家・
樋上いたる氏による描き下ろしのビジュアルが追加される点にも注目だ。
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◆タイトル:AIR
◆ジャンル:恋愛アドベンチャー
◆発売日:2016年夏発売予定
◆価格:
パッケージ版 希望小売価格…未定
ダウンロード版:販売価格…未定
◆対応機種:PS Vita/PS Vita TV
◆ゲームデータセーブ先:メモリーカード(必須)
◆ボイス:主人公を含むフルボイス
◆レーティング:CERO 審査予定
◆原画:樋上いたる
◆シナリオ:麻枝 准、涼元悠一
◆音楽:折戸伸治、戸越まごめ、麻枝 准
◆発売元:株式会社プロトタイプ
夏はどこまでも続いていく。
青く広がる空の下で。
彼女が待つ、その大気の下で。
Introduction 作品紹介
「AIR」は、ビジュアルアーツのゲームブランド「Key」より、2001年にPC用全年齢版が発売された恋愛アドベンチャーゲームです。その後、DC版、PS2版、PSP版、Android版と数々のコンシューマ機やスマートフォンへ移植される大ヒット作となりました。
また、2005年には京都アニメーションによりテレビアニメ化されたほか、同年に劇場映画化もされ、コミック、サウンドトラックなどの音楽CD、サイドストーリーを描いたドラマCD、キャラクターグッズなど、多数のメディアによって大きく取り上げられ、話題を集めました。
その完成度に定評のあるシナリオは、前作「Kanon」が確立した「泣きゲー」と呼ばれる感動・感嘆の要素を受け継ぎつつも、「親子の愛」をテーマに、少年少女の繊細な心情を描いており、樋上いたる氏原画のビジュアルや、「鳥の歌」「夏影」「青空」等の質の高い音楽も相まって、総合的に高い評価を受けています。
また、豪華声優陣による主人公を含む完全フルボイス仕様も、感動の物語をより一層盛り上げます。
15年を経て、珠玉の名作「AIR」がついに、PS Vitaに登場します!
Feature of PS Vita PS Vita版の特徴
★幻の外伝小説「初空の章」をビジュアルノベル化して収録!
PS Vita版では、「AIR」唯一の外伝小説「初空の章」をビジュアルノベル化して収録。
さらに、樋上いたる氏による描き下ろしのビジュアルも加わります。
初空(はつぞら)の章 文:涼元悠一
初めて神奈と裏葉が顔を合わした日。
偶然であれ、必然であれ、二人は出会った。
そしてその日から過去編への運命の輪がまわりはじめたのだ。
そう、あの夏の空に向けて……
★移植ラインナップ最高解像度&カラーリングを再調整!
移植ラインナップ最高の960×544ピクセルの高解像度に対応。
さらに、PS Vitaにあわせてカラーリングを再調整し、より一層の美しいグラフィックでお楽しみいただけます。
※クリックで拡大
カラーリング調整前 |
カラーリング調整後 |
★タッチスクリーン対応!
従来のボタン操作に加え、メッセージ送り、選択肢の決定、早送り&巻き戻し、選択肢ジャンプなどのあらゆる機能がタッチスクリーンにも対応し、PS Vitaならではの直感的操作で快適にプレイできます。
★PS Vita TV対応!
PS Vita TVにも完全対応。テレビにつなげば大画面でのプレイも可能です。
Story 物語
その町には夏が訪れていた。
人形を操るひとりの青年。
その周りには子供がふたりだけ。
観客の興味を引くには、青年の芸は退屈すぎた。
子供たちは興味を失い、その場を走り去った。
青年は旅のひと。
彼の道連れはふたつ。
手を触れずとも歩き出す、古ぼけた人形。
「力」を持つ者に課せられた、はるか遠い約束。
そんな彼に、話しかけるひとりの少女。
人なつっこく、無邪気に笑う。
彼女との出会いをきっかけに、
この土地での暮らしが始まる。
夏の情景に包まれて、穏やかに流れる日々。
陽射しの中で繰り返される、少女たちとの出会い。
夏はどこまでも続いていく。
青く広がる空の下で。
彼女が待つ、その大気の下で。
Character 登場人物
国崎 往人(くにさき ゆきと) 声:緑川 光
少年時代に亡き母から託された言葉の意味を求め、旅を続ける若者。
手を触れもせず人形を動かす不思議な大道芸で、路銀を稼ぎながら旅を続けている。バス代が尽きて立ち寄った小さな田舎町で、思いもかけずに足止めを食らう。
観鈴が言うには「目つきがすごく怖い」。態度はぶっきらぼうで、物言いはかなり尊大ではあるが、本当は心優しい青年。
商売道具の人形を無くして困っているところ、観鈴と出会う。
神尾 観鈴(かみお みすず) 声:川上 とも子
往人が最初に出会う少女。
舞台となる田舎町の学校に通っており、母親の晴子と二人、一軒家で暮らしている。
ちょっと天然系だが素直で優しい少女。いつでも元気に笑っている。そして強い子。仕事で忙しい母親に代わり家事を切り盛りしている。
神尾家に居候することになった往人は、彼女がいつも一人でいる事に気がつく……。
霧島 佳乃(きりしま かの) 声:岡本 麻見
右手に黄色いバンダナを巻いた、明るく元気な少女。
舞台となる町に古くから開業している診療所「霧島医院」の次女。両親はすでに他界しており、現在は医者で「霧島医院」を営む姉の聖と二人暮らし。
クラスメイトから「かのりん」と呼ばれ、結構友人は多い。
動物好きで、学校では飼育委員をしている。
いつも連れている謎の生物(犬?)「ポテト」とは親友。
遠野 美凪(とおの みなぎ) 声:柚木 涼香
長身美麗な少女。学校では天文部に所属。
感情を表に出さない物静かな性格の上に、かなりおっとりでマイペースなため、底知れない印象を周囲に与えている。
しかし、実際には温和な性格をしており、内には深い母性愛を秘めている。廃線で無人となった駅舎で年の離れた親友「みちる」と一緒にいることが多い。
みちる 声:田村 ゆかり
一切の素性が定かではない元気いっぱいな少女。
美凪の親友で、彼女を心から慕っており、いつも駅で一緒に遊んでいる。美凪に教えてもらったシャボン玉遊びが大好き。
往人に会うなり「誘拐魔」と断定し、その後数多の戦いを繰り広げることになる。
霧島 聖(きりしま ひじり) 声:冬馬 由美
佳乃の姉で、診療所の医師。
キャリアは浅いが医者としての腕は悪くない。
妹に対しては「超」が付くほどの過保護で、極端な行動に走ることも少なくない。
神尾 晴子(かみお はるこ) 声:久川 綾
自堕落な生活を常とする、観鈴の母親。
学生の観鈴とは生活時間がまるで合わず、すれ違いの毎日を過ごしている。
酒を飲むことが今のところ一番の幸せ。
ポテト
「ぴこ」という鳴き声の謎の生物(犬?)。
佳乃と仲がいい。
神奈備命(かんなびのみこと) 声:西村ちなみ
神の使いとして崇められている少女。
背中に翼を持つ「翼人」。
身分こそ高いが、時の権力者に利用されるばかりで、軟禁状態に置かれている。
裏葉(うらは) 声:井上喜久子
神奈に仕える女官で、神奈のことを心から慕っている。
物腰は柔らかいが、とてもマイペース。