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[E3 2016]「God of War」はリブートではなく新作。父と子の絆を描くストーリー重視のアクションゲームに
だが,カンファレンスで公開されたプレイムービーを見た人の多くは,「これは続編なのだろうか,っていうか,クレイトス老けすぎてないか」といった,何か,もやっとした思いを抱いただろう。
そんな疑問を解消するため,というわけではないだろうが,本作のディレクターを務めるCory Barlog氏が,E3 2016で本作に関するプレゼンテーションを行った。本稿では,そこで新たに分かったGod of Warの設定や,ゲーム内容をお伝えしよう。ちなみにプレゼンテーションはGod of War発表時に流れたプレイムービーと同じ場面を実際にプレイする形で進められたので,まずはプレイムービーをあらためてチェックしておいてほしい。
プレゼンテーションの冒頭,Barlog氏が説明したのは本作の設定だ。ゴッド・オブ・ウォーIIIまでの物語をギリシャ編と位置づけた氏は,本作はそれから長い時間が経った,北欧(神話だろうか?)での物語を描くと述べていた。つまり本作は,完全新作になるというわけだ。なお,ムービーに出てきた子供はクレイトスの血を引く本当の息子であり,神の力を引き継いでいる。
Barlog氏が言うには,開発チームが本作で力を入れているのが,クレイトスとその息子の絆を描くことだ。そのためにプレイシーンとムービーシーンのつなぎ目をなくす効果を狙い,従来の俯瞰ではなく,クレイトスの肩越しの視点を採用したのだという。もっとも,カメラはどんな角度にも動かせるとのことだ。
戦闘も従来作とは微妙に変化しており,基本的には斧を使って戦うことになる。遠方の敵に対しては斧を投げることも可能で,投げたあとはクレイトスらしく拳でバキバキと殴る。
プレイムービーでは息子が援護してくれるシーンがあるが,あれはプレイヤーがコントロールしているのだという。なんでも「Son Button」(息子ボタン)なるものがコントローラに割り振られており,それを押すと状況に合わせてさまざまなことをしてくれるという。これは戦闘に限った話ではなく,探索やパズルの謎解きなども手伝ってくれるというのだから,なかなかの孝行息子だ。
また息子は,ゲーム内での行動によって成長していく。プレイムービーでは鹿を弓で狙うのをクレイトスが手伝うシーンがあるが,そういったことを繰り返すことによって弓の扱い方がうまくなるのだ。ゲームの後半になれば,うっかりクレイトスを射貫いてしまうということもなくなるかもしれない。
God of Warは,つい先日その存在が明かされたばかりで,発売日どころか日本でリリースされるかどうかもはっきりしていない状態である。まだまだ謎の多いタイトルなだけに,これからの情報公開が楽しみだ。
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(C)2018 Sony Interactive Entertainment LLC.
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