いま私は,千葉県浦安市の
舞浜アンフィシアターにいる。会場には誰もいないが,やがて,開演のベルが鳴ってステージが明るくなると,周囲には手に手にコンサートライトを持った無数のお客さんがいることが分かる。そして,私の両手にも,いつの間にかコンサートライトが握りしめられている。
ライトに照らされたステージには,華やかな衣装に身を包んだ9人のシンデレラ達が並び,おなじみのイントロに続いて,
「お願い!シンデレラ」が始まった。周囲の人々は最高に盛り上がっている。それに負けまいと,私も振る。振って振って振りまくる。ああ,なんて幸せなんだ。あっ,今,卯月が私に微笑んでくれた。いや,まじまじ。私は還暦に近いが,ホントですってば。
舞浜アンフィシアターなう
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……そろそろ,何の話をしているのか分かってもらえなくなりそうなので,VR空間から現実世界に戻ろう。そう,これこそバンダイナムコエンターテインメントが,PlayStation VRのローンチタイトルの一つとして2016年10月13日の発売を予定している
「アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション」であり,
東京ゲームショウ2016も近づくこのタイミングで,試遊する機会を得たのだよ,キミ。
ゲームの詳しい内容については,このページの下のほうにあるリリース文に丸投げしてしまうのだが,印象は上にも書いたとおりで,そこはまさに「アイドルマスター シンデレラガールズ」のライブ会場。できる限りのリアリティが追求されており,その1つが観客だ。
VRコンテンツを文字で説明するのは難しいので,ライター泣かせだ。仕方がないので,どれくらいのVRぶりであるのかを,プレイヤーの姿から察してほしい。それが難しいであろうことは,こちらも分かっているので大丈夫だ
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PS Moveがたちまちコンサートライトに早変わり。ハーイ,ハーイ,ハイハイハイっと。(隣を見て)えっ,合ってません?
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7月7日に掲載した第1報のムービーでは,お客さん達は
「全身黒タイツ」,みたいな印象だったが,これはわざとそういう風に編集したためだそうで,実際によく見てみると,彼らはTシャツなんか着たりしていて,ディテールも細かい。キミ達だ! キミ達がいる! みたいな感じ。
コンサートライトの振り方も機械的ではなく,それなりにバラけている。私のようにうまく乗り切れていない人もいるし,中には振ってない人もいる。こら,真面目にやれ。
聞くところによると,観客もモーションキャプチャしたとのことで,なるほどー。
お客さん見てないでステージ見ろ,という声も聞こえてきそうだが,なにしろ,試遊の前にこれはやはり振りの練習が必要だろうと思ったのだが,私のもらったコール本には振り方が書かれていない。そこで,
ファーストライブのBlu-rayを見ることにしたのだが,今度はうっかり最後まで見ちゃって,2日分見ちゃって,気がつくと2:00で……って,そんなことはどうでもいい。そのため,ほかのお客さんの振りを真似ようと観客席ばかり見ていたというわけだ。きゃはっ!
観客席が気になって仕方がない様子だ
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仕方がないので,無理言ってもう一回見せてもらう。今度はステージに集中だ。キャラクターは
「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」に使用されているモデルをブラッシュアップしているとのこと。また,ダンスは新たにキャプチャされており,それだけに,全員の動きが適度にバラついて,それぞれのアイドルの個性も出ており,かなりリアルだ。
スマホとは異なり,PlayStation 4のハイレベルなグラフィックス能力をふんだんに駆使できるところが強みであり,PlayStation 4としても嬉しいに違いない。
■さまざまな楽しみ方
これが,私が独自に開発した新たな楽しみ方,「記者席モード」だ。一週間ほど前,神戸のワールド記念ホールで同じことをやっていたような気がするが,振りたくても振ってはいけないという極度の心理的抑圧を手軽に体験できる
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(左)ステージを撮影しているところ。実はレンズキャップがはまったままだが,外したところで,どのみちステージは写らない。(右)ご存じのように,SIEのレギュレーションによると立ってプレイすることは避ける必要がある。したがってこれは「やらせ写真」だ。ゲームではプレイヤーの身長を190cm程度に設定できるので,前の人がジャマでアイドルが見えないということはまずない
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プレイ中は,ボタン1つでコンサートライトの色を変えたり,座席を移動したりできる。試遊した限り,ステージ正面の特等席と,左右の最前列が各2か所,ステージ正面の中間あたりが1か所の,計6パターンに移動できた。見切れ席とかもあればいいんじゃないかと思ったが,よく考えたら,いらない。
さらに私が独自に開発した「イー●ラス」モードは,5回に1度ぐらいの割合で,お席がご用意されないというもの。誰得なので,実装される可能性は果てしなく低い
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本作は,シンデレラガールズ達のステージをVRで体感するためのコンテンツに特化しているので,
「デレステのMVモードの開放は人類には不可能である」と確信している私としてはありがたい話だ。眼福,眼福。
下のリリースにもあるように,楽曲は
「お願い!シンデレラ」「Star!!」,そして本作のために作られた新曲
「Yes! Party Time!!」の3曲となっている。個人的にソロステージもほしいし,舞浜アンフィシアターらしい円形リフトを使った演出などにも期待しちゃうよ,ボクは。
価格も2296円(税別)と,比較的お手頃。「お席をご用意できませんでした」というメールを呆然と見つめたあと,公園のブランコに腰を下ろして,静かに「ゴンドラの唄」を口ずさむことが多かった私も,これなら安心。いつでもどこでも,彼女達のライブに参加できるわけだ。あ,どこでもは無理か。それにしても,長く生きていると想像もしなかったものが見られるものだ。
というわけで,あなたもぜひ発売を心待ちにしてほしい。まあ,ここだけの話ですけど私,PlayStation VRの予約には失敗しているんですけどね。
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
協力:舞浜アンフィシアター
アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション
それは、だれも見たことのない魔法のステージ
「アイドルマスター シンデレラガールズ」がPlayStation VRに登場!!
VRならではの映像と迫力のサウンドで、アイドルマスターライブを体験できます!
コンサートライトを手に取り、「舞浜アンフィシアター」のステージに舞い降りた“シンデレラガールズ”を応援しよう!
※本製品にはライブ中に登場するアイドルの入れ替えや衣装を切り替える機能はございません。
■全収録曲公開!
(1)「お願い!シンデレラ」
作詞:marhy
作曲・編曲:BNSI(内田哲也)
「アイドルマスター シンデレラガールズ」を象徴するテーマ曲!
出演アイドル(9人):島村卯月、渋谷凛、本田未央、神崎蘭子、小日向美穂、城ヶ崎美嘉、城ヶ崎莉嘉、多田李衣菜、三村かな子
(2)「Star!!」
作詞:森由里子
作曲:田中秀和
TVアニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」のオープニング・テーマ曲!
出演アイドル(5人):赤城みりあ、アナスタシア、緒方智絵里、新田美波、前川みく
(3) ★新曲★ 「Yes! Party Time!!」
作詞・作曲:俊龍
編曲:Sizuk
「アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション」のテーマ曲!
出演アイドル(5人):島村卯月、渋谷凛、本田未央、赤城みりあ、安部菜々
■きらめきのライブに参加しよう!
メインメニュー画面にはライブに登場する全15人のアイドル達が新衣装を身にまとった姿でランダムに登場!
どのアイドルが登場してくれるかはライブの後のお楽しみ!
さらに収録されている楽曲のPV風映像も楽しめる!
■もっとライブを楽しむために!
LIVEグッズ画面では、ライブ中に身に着けるコンサートグッズの設定を行える。
コンサートライトは左右の手にそれぞれ最大4本づつセットする事が可能。
コンサートライトのセットは最大10セットまで設定する事ができ、ライブ中に切り替えることで、楽曲の展開に合わせてアイドル達の応援が楽しめる!
なお、ライブ中のコンサートライトの操作は、DUALSHOCK 4での操作とPlayStation MOVEのどちらでも楽しめる。
■予約特典公開!
特典付与期間:2016年9月13日(火)〜2016年10月12日(水)
ライブ中に身に着けることができる「プロデュースリストバンド」の特別デザインアイテム!
予約期間中にPlayStation Store上にて予約購入するとプレゼント!
※本特典は2016年10月12日までにご予約のうえ購入されたお客様に付与されます。
※特典の仕様・デザインは変更になる場合がございます。
※本特典をご利用いただくには、インターネットへの接続が必要です。また、Sony Entertainment Networkのアカウントが必要です。
■早期購入特典公開!
特典付与期間:2016年9月13日(火)〜2016年11月30日(水)
BGMで新曲「Yes! Party Time!!(Game Version)」がいち早く楽しめる、特製PS4用テーマ!
期間中に購入するとすぐにダウンロード可能!
※本特典は2016年11月30日までにご予約、または購入されたお客様に付与されます。
※特典の仕様・デザインは変更になる場合がございます。
※本特典をご利用いただくには、インターネットへの接続が必要です。また、Sony Entertainment Networkのアカウントが必要です。
※本製品はPlayStation VR専用です。
※本製品はアイドルライブ体感コンテンツです。
※本製品のダウンロードにはインターネットへの接続が必要です。
また、Sony Entertainment Networkのアカウントが必要です。
※画面は開発中のものです。製品とは仕様が異なる場合がございます。
“PlayStation”は株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントの登録商標です。
■公式サイト
http://cinderella.idolmaster.jp/dere-viewingrev/
■アイドルマスター ポータルサイト
http://idolmaster.jp/