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「DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation」3周年インタビュー。まさかの「三國志14」とのコラボが準備中
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印刷2020/11/17 11:00

インタビュー

「DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation」3周年インタビュー。まさかの「三國志14」とのコラボが準備中

 2020年11月15日に,サービス開始より3周年を迎える「DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation」(以下,DOAXVV)。それを記念したキャンペーンやオンラインイベントも開催され,盛り上がりを見せる本作だが,今回4Gamerでは,ディレクターを務めるコーエーテクモゲームスの作田泰紀氏にインタビューを行った。作田氏から語られた,年内の予定や長期的な展望を聞けたのでお伝えしよう。

画像集#001のサムネイル/「DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation」3周年インタビュー。まさかの「三國志14」とのコラボが準備中

“新しく可愛い”キャラクターの実装ペースは戻していきたい


4Gamer:
 3周年おめでとうございます。まずは,2020年の「DOAXVV」の状況を教えてもらえますか。

作田泰紀氏(以下,作田氏):
 「DOAXVV」は,基本的に毎週アップデートを行う方針なのですが,ここ1年ほどはコロナ禍で実現するのが困難になっています。
 また,これまでは3〜4か月に1回,新しい女の子を追加してきましたが,やはりコロナ禍により同じスパンでは続けられなくなってしまいました。

4Gamer:
 確かに,女の子の追加ペースが遅くなっているのは気になっていました。

作田氏:
 2019年12月追加の「さゆり」と2020年4月末追加の「パティ」の間が実質5か月開いてしまったのですが,これはダイレクトに新型コロナの影響でしたね。

4Gamer:
 今後も,これまでより実装に間が空くことになるのでしょうか。

作田氏:
 いえ,そこは何とか本来の方針を維持していきたいところです。「DOAXVV」における“新しく可愛い”キャラクターの追加は,最大の武器だと捉えています。一般的なオンラインゲームの中〜大規模アップデートに近いもので,そのスパンを広げて楽しみを減らしてしまうことは避けなければなりません。
 ですから,次は少なくともパティほど時間がかからないよう,開発体制を調整しています。この状況での開発にもスタッフが一丸となって工夫して頑張ってくれたおかげでかなり慣れてきたので,ペースは取り戻しつつあります。まだ確約できる状態ではありませんけれども。

4Gamer:
 2020年は,DMM版に加え,8月からSteam版の配信も始まりましたが,反響はいかがですか。

作田氏:
 国内の反響を見ると,そこそこという感触です。もともと,Steam版の配信を始めたのは,「DOAXVV」の存在を知らない方にもお届けしたいと考えたからなのですが,国内の「DOAX」シリーズファンは,コンシューマ機メインの方が多いですから,まだ認知が足りていないのかなと。継続して「面白そうなことをやっているゲーム」「ながらプレイができるので,セカンドゲームにピッタリ」ということをお伝えして,もっと伸ばしていきたいと考えています。

みさきの3周年記念新水着
画像集#004のサムネイル/「DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation」3周年インタビュー。まさかの「三國志14」とのコラボが準備中

プレイヤー同士がコミュニケーションを図れる場の実装を検討中


4Gamer:
 3周年を迎えるにあたり,記念イベントやキャンペーンなどが開催されます。その中に新アクティビティの追加がありますけれども,どんな内容でしょうか。

作田氏:
 「DOAX」シリーズでおなじみの「どんけつゲーム」が入ります。「DOAXVV」ではプレイヤーが操作することなく,女の子がどんけつゲームをしているのを鑑賞するタイプを採用しました。
 また3周年記念として,プレイヤー各自のどんけつゲームのスコアをゲーム内全体で累積していき,一定値に到達するごとに全員に何か良いことがあるというインゲームイベントも開催します。

画像集#003のサムネイル/「DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation」3周年インタビュー。まさかの「三國志14」とのコラボが準備中

4Gamer:
 全プレイヤーの累計ポイントで報酬がもらえるような形であって,対戦とかランキングではないんですよね?

作田氏:
 はい。スコアを稼ぎやすくなる,あるいはスコアが高いとほかのプレイヤーよりも全体に貢献している感覚を得られるといった仕組みはありますが,基本的には皆でお祭り騒ぎをしようというイベントです。
 今回は周年イベントとしての実施ですが,今後もどんけつゲームは通常イベントのサイクルに加えられ,数か月に1回プレイできるようになります。イメージとしては,既存アクティビティの「ロッククライミング」に近いです。

4Gamer:
 3周年記念のあと,どのようなアップデートやイベントが控えているのかも教えてください。

作田氏:
 12月10日の「三國志の日」に合わせて,同日発売の「三國志14 パワーアップキット」とのコラボを予定しています。もともと,プロデューサーの早矢仕(早矢仕洋介氏)から「どう?」と聞かれたのがきっかけなのですが,どうやってコラボしたものかと困りました(笑)。

画像集#008のサムネイル/「DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation」3周年インタビュー。まさかの「三國志14」とのコラボが準備中

4Gamer:
 それはそうですよね(笑)。

作田氏:
 とにかくいろいろ考えて,最終的には「DOAXVV」の女の子が「三國志」の登場人物になりきるという形にしています。「三國志14」の人物を再現する水着も登場しますし,オーナールームも宮殿風にカスタマイズできますから,スクリーンショットの撮影も楽しめます。
 手前味噌ですが,当初期待した以上にいい感じに仕上がっているので,早く公開したいです。

4Gamer:
 逆に,「DOAXVV」のキャラクターが「三國志14」に登場したりはしないのでしょうか。

作田氏:
 いま検討中と聞いてますので,誰が登場するかなど「三國志14」チームから近々発表があると思います。

4Gamer:
 3周年を迎えた後の長期的な展望についても教えてください。

作田氏:
 まず遊びを増やしたいですね。面倒なことを追加するのではなく,どんけつゲームのようにイベントのサイクルに加えるアクティビティを作っていきます。
 またそれとは別に,ゲーム内でプレイヤー同士がコミュニケーションを図る場を作りたいです。というのも,現在の「DOAXVV」では,プレイヤー同士でお題に沿って撮ったスクリーンショットをSNS上で共有し合うという小さなコミュニティがあるんです。ただ,SNSに参加していない方もいらっしゃいますし,SNSだとプレイヤー以外の人にも見られてしまうので恥ずかしいという方もいますから,ゲーム内でそういうことができる場を用意できればと。

4Gamer:
 具体的には,どんな形になるのでしょうか。

作田氏:
 コミュニケーションを図ると言っても,アバターを使って云々ではなく,先ほど挙げたコミュニティのようにスクリーンショットを公開し合って感想を述べ合うようなイメージですね。現在,プランナーとどうやって実現していくかをまとめている段階で,具体的な内容はもっと仕様が固まってからお伝えする予定です。
 単純に「いいね!」を送って終わりのようなものではなく,自分の推しをアピールする,他人の推しを鑑賞できる「DOAXVV」らしい場を作っていきます。

 また,こちらはリリースできるかどうかも分からないのですが,「HoloLens 2」を使ったMRモードの研究開発を進めています。つまり,ヘッドセットを装着した状態でMRモードを起動すると,そこにキャラクターがいて,手を振ったら振り返してくれたり,話しかけたら応えてくれたりするものです。

4Gamer:
 推しの女の子とコミュニケーションが取れるとなると,夢が広がりますね。

作田氏:
 「DOAXVV」ではHOME画面でキャラクターと対話ができるなど,それまでの「DOAX」シリーズにはなかったコミュニケーション要素を充実させてきましたから,そこを拡張させたんです。「DEAD OR ALIVE Xtreme 3 Fortune」がPS VRに対応していますから,今度はMRで新しい体験をしていただこうと。「DOAVV」では,「そう来たか」「こう来るとは思っていたけど,そっちか」「こっちの方が可愛い」と思っていただけることを常に意識しています。

画像集#005のサムネイル/「DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation」3周年インタビュー。まさかの「三國志14」とのコラボが準備中
ほのかの3周年記念新水着
画像集#006のサムネイル/「DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation」3周年インタビュー。まさかの「三國志14」とのコラボが準備中
ルナの3周年記念新水着

本家「DOA」のキャラクターの設定を変えずに追加することの難しさ


4Gamer:
 「DOAXVV」には,本家「DOA」シリーズの女性キャラクター全員が登場しているわけではないですよね。今後,追加される予定はありますか。

作田氏:
 例えば2018年7月の「レイファン」は,「DOA6」を発表するタイミングで,かつご要望も多かったことから追加しました。そのように「DOA」シリーズのキャラクターは,追加するなら特別なタイミングが必要と考えています。今のところ予定はありません。

4Gamer:
 そうなんですか? 要望も多そうなので,意外です。

作田氏:
 確かにご要望は多くいただいているのですが,新しいオリジナルの女の子よりも圧倒的に作るのが難しいんです。なぜかと言うと,「DOAXVV」の女の子は,最終的にオーナーであるプレイヤーを好きになる,あるいは完全に気持ちが通じ合うところに持っていかなければなりませんから。
 一方,「DOA」シリーズのキャラクターには,ナンバリングタイトルを通じて語られてきた設定や背景がそれぞれにあります。そうなると,「突然入ってきたプレイヤーになぜ惚れてしまうのか」という落としどころが必要になってしまうんです。

4Gamer:
 ああ,なるほど……。

作田氏:
 とくにレイファンは,ジャン・リーとの設定がありますから,「こうだったら,プレイヤーを受け入れてくれるかも」というパターンを見つけるのが,かなり大変でした。

4Gamer:
 アクティビティについても教えてください。「DOAXVV」のアクティビティは基本的に「DOAX」シリーズのものですよね。本作オリジナルのものを増やしていく予定はないのでしょうか。

作田氏:
 今のところはありません。アクティビティよりは,オリジナルの演出を追加する方向で注力しています。例えば「ライザのアトリエ」コラボのときは釜を使った錬金術の演出,バレンタインイベントは料理をしているような演出といったように,「DOAXVV」ならではの演出で楽しんでいただければと思います。

4Gamer:
 作田さんが印象に残っているのは,どの演出でしょう。

作田氏:
 「アリス・ギア・アイギス」コラボですね。これは,新アクティビティなんじゃないかと思うくらい開発が大変でした。ギアを装着したキャラクターがシェルを撃つので,我々は「シェルシューティング」と呼んでいたのですが,かなりのコストがかかってしまって……。「この演出,コラボが終わったらもう使えないんだよね」「でもアリス・ギア・アイギスもすごいものを作ってくるはずだから,我々も生半可なものは作れない」と思いながらがんばりました。

© Pyramid,Inc. / COLOPL,Inc.
画像集#009のサムネイル/「DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation」3周年インタビュー。まさかの「三國志14」とのコラボが準備中

4Gamer:
 気になる新しい女の子についてはいかがでしょう。8月末に「つくし」が追加されたので,年内には実装されてほしいなと思っているのですが。

作田氏:
 うーん……がんばります!

4Gamer:
 どんな女の子か聞いてもいいですか。

作田氏:
 例えば「なぎさ」と「みさき」が姉妹だったり,「女天狗」と「カンナ」が幼馴染みだったりするように,これまでに登場した人物と関連性のある女の子です。誰と関係があるのかは,ぜひ今から想像していてください。

4Gamer:
 分かりました。最後に,「DOAXVV」プレイヤーの皆さんにメッセージをお願いします。

作田氏:
 おかげさまで,「DOAXVV」は3周年を迎えることができました。本当に,このゲームを毎日遊んでくださる皆さんのおかげです。PCゲームなので,サービスイン当初は週末しか遊ばない方がほとんどだろうと思っていたのですが,実際には3年経った今でも毎日起動していただける方が多く,感謝の気持ちでいっぱいです。面白そうだと思っていただけるようなものを準備していますので,年内,そして2021年の展開を楽しみにしていてください。

4Gamer:
 ありがとうございました。

作田泰紀氏
画像集#002のサムネイル/「DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation」3周年インタビュー。まさかの「三國志14」とのコラボが準備中

「DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation」公式サイト

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