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VR環境でプラモを作る。チェコのMADFINGER Gamesが“VR専用デジタルプラモデルキット”こと「Monzo VR」を発表(日本語対応予定あり)
公開されたアナウンストレイラーには,実際にGear VRを装着し,仮想空間内でカーモデルや恐竜,帆船といったキットを組み立てているイメージ映像が収録されている。ヤスリをかけたり専用の工具でモールドを深く掘ったり――というわけにはさすがにいかないようだが、複数のパーツを結合させ,カラーリングを変えたりデカール(的なテクスチャ)を貼ったりとなかなかに楽しそうである。VR環境ならではのロケーション,そして音楽を楽しみながら,さくさくとプラモデル作りの雰囲気を味わえるタイトルといったところだろう。
MADFINGER Gamesは,”趣味用の作業台をどこでも好きなところに持ち出すことができる”というコンセプトを「ZEN ワークショップ」として打ち出している。今後の展開にも期待できそうな,面白い試みだ。
「Monzo VR」公式サイト(英語)
MADFINGER Games、バーチャルリアリティのための
デジタルプラモデルキット「Monzo VR」を発表
日本語にも対応予定!
いつの時代も、模型作りは愛好家たちにとってお気に入りの娯楽の1つです。ディテールやフォルムと塗装が一つになることで、満足感の得られる美しいアート作品が生まれます。当社は、Monzo VRを発表できることを大変嬉しく思います。これは、Oculus RiftやGear VRプラットフォームをサポートする、まったく新しいクリエイティブな仮想現実体験(VR体験)です。当ゲームは、今年12月12日にリリース予定で、GearVR及びOculus Rift、Oculusタッチに対応。日本語対応もされる予定です。
仮想現実(VR)はもはやSFではありません。今日では、何千ものゲームやアイデアが仮想空間に現れ、ファンたちはまったく新しい体験を楽しんでいます。当社は、このVR体験と模型作りの喜びを結びつけようとしているのです。Monzo VRでは、創造のためのストラテジーとデザインや塗装の喜びが1つになり、自分の仮想モデルを作り出すことが可能になります。
これまで、ファンたちは自宅に趣味用の作業台を持っている必要がありました。工具や塗料をすべて1箇所にまとめ、明るく照らされた作業台で熱心に作業したものです。しかし今では、趣味用の作業台をどこでも好きなところに持ち出すことができるのです。私たちはこれをZENワークショップと呼んでいます。ZENは、あなたがモデルを組み立てる間、素晴らしい音や音楽であなたの心を和ませてくれ、そして日々の仕事のプレッシャーを忘れさせてくれるのです。
当社のZENインターフェースの1番のポイントは、非常に詳細なパーツやチュートリアルが揃っており、モデルの作成が容易であるという点です。モデルの組み立てが終わると当社のペイントシステムにアクセスできるようになり、そこで作成したモデルをさらにカスタマイズすることができます。
このユニークなVR体験には無数のデザインがカバーされる予定です。有名な自動車やバイクを使って試してみることもできるでしょう。そうしたデザインの中には、歴史を遡るようなものもあれば(ダ・ヴィンチの手こぎボートなど,たくさんのものが登場予定です)、クリエイティブの境界線を未来に押し広げるようなものもあります。