スクウェア・エニックスは本日(2017年11月2日),11月9日に発売予定となっているPlayStation 4用ソフト「
サドン ストライク 4」(原題:SUDDEN STRIKE 4)日本語版の最新情報を公開した。
第二次世界大戦中の世界を舞台としたミリタリー系リアルタイムストラテジーとして,史実に基づいた3つのキャンペーンと20種類以上のミッションを楽しめるサドン ストライク 4。
今回は,ミッション開始時に選んだ司令官に応じて付与される
司令官のスキルや,
地形がユニットへおよぼす影響,さらに,
ソ連軍および連合軍のキャンペーンとして収録される一部ミッションの情報が届いている。ソフトの発売は1週間後に迫っているので,予習をかねてしっかりとチェックしておこう。
司令官の持つスキル
本作ではミッション開始時に選ぶことのできる司令官によって、得られるスキルの方針が異なります。
各司令官が持つドクトリンはそれぞれ「歩兵」「機甲」「支援」と異なり、その中から1名選ぶことができます。
各「ドクトリン」には常時効果が発生するもののほか、「ドクトリン」に応じた「スキル」を任意で選択することもできます。新たな「スキル」はミッションをクリアした際に得られる「★」でアンロックできます。
歩兵戦術に秀でた司令官を選び、グレネードや地雷などで敵を攪乱する部隊を編成する、機甲戦術に秀でた司令官を選んでより強靭な機甲ユニットを編成する、支援に秀でた司令官を選んで安定性を向上させるなど、司令官の選択は戦術に大きな影響を与えます。
▼修理キットスキル / 救急キットスキル
機甲ユニットに修理キットを積んだり、歩兵ユニットに救急キットを持たせることが出来ます。
修理キットや救急キットは各ユニットが一回だけ使うことができ、本来修理車両でしか直せない故障や、衛生兵でしか治せない重傷を回復させることが出来ます。即時発動することが出来るので使うタイミングを見極められれば戦力が格段に安定するでしょう。
▼土嚢シェルタースキル / 高速突撃!スキル
■土嚢シェルタースキル
機甲ユニットは土嚢シェルタースキルを追加することで要塞化することができます。要塞化をすると受けるダメージを減少させることが出来ます。
特に戦線の死守などの防衛戦では大きな効果を発揮します。
ただし要塞化をすると、そのユニットは動くことが出来なくなるため陣形には気を配る必要があります。
■高速突撃!スキル
スキルを追加することで軽・中戦車はターゲットの車両に突撃することが出来ます。
突撃すると双方にダメージが与えられ、HPが高い方が生き残ります。相手車両への特攻となるので、リスクを考えつつ繰り出すようにしましょう。
地形がユニットへ及ぼす影響
全20種以上のミッションは多種多様なシチュエーションで展開され、市街地、森、湖上、沿岸部などシチュエーションに応じ数々の地形が登場します。地形はユニットに様々な影響を及ぼすので、敵の戦力だけでなく、地形も考慮に入れた戦略を立てることが必要です。
▼森
森の中では敵に見つかりにくくなる半面、視界範囲が低下するというデメリットもあります。森には浅いものと深いものがあります。
■浅い森
浅い森木の地形で、全てのユニットが通過することが出来ます。車両が通過した場合、木がなぎ倒され、視界を遮る効果が無効になります。歩兵を潜ませておきたい場合は、車両の通過を控えるのが賢明です。
■深い森
木々の生い茂った深い森です。車両は通れず、歩兵のみが通過することが出来ます。敵歩兵が潜んでいることも多く、グレネードなどで奇襲されないように注意が必要です。また、歩兵が敵車両に襲撃された時の逃げ場所として活用することも出来ます。
▼沼
深く、ぬかるんだ地形です。沼を通るユニットは徐々に沈んでいき、一定時間が経過すると完全に身動きが出来なくなります。
沈んでしまったユニットを回復させる方法は無いので、沼のあるミッションで戦車部隊を率いるときは陣形と戦い方に細心の注意を払いましょう。
▼水地形
■橋
全種類のユニットが通行することが出来ます。基本的に破壊することは出来ません。
戦術的要衝になることが多いので、地雷原を設けて追手を牽制するなどの戦略がある一方で、逆に敵が地雷原を設けていないか注意する必要があります。
■舟橋
修理車両によって建造できる橋です。
爆発物によって破壊したり再利用することもできるので、状況によっては追撃を防ぐために破壊したりすることも必要です。
また舟橋を架けなければクリアできないミッションでは修理車両を破壊されないよう注意しましょう。
■氷上
凍った川や湖は全種類のユニットが通行可能ですが、対地攻撃などで地表にダメージが及ぶと氷が割れてユニットが沈んでしまいます。
ユニットが集中した場所を爆撃機などで狙われると、まとめて沈められてしまう危険性もありますが、逆にこちらが敵ユニットの足元を攻撃して部隊を沈没・分断させることも可能です。
シナリオ
▼モスクワの戦い:カリーニン戦線(ソ連軍キャンペーン)
ドイツ軍によるモスクワへの攻略作戦「タイフーン作戦」によって行われた戦闘で、「バルバロッサ作戦」の第二段階とされています。
ソ連軍側は反撃すべくドイツ軍の各防衛ラインを突破し、空港を取り戻すことが本ミッションの目的となります。防衛ラインには塹壕に潜む歩兵や、土嚢で強化されたドイツ軍の火砲が配備されているので、有効な角度から制圧すると共に、略奪して戦力に追加することも重要になります。
敵の火砲が土嚢などで要塞化されている場合、方向転換や移動が出来ません。正面から挑まず横や後方に回り込んで攻める等、被害を最小限に抑える工夫が必要になります。
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▼クルスクの戦い:ポニリ(ソ連軍キャンペーン)
クルスク周辺を巡ってドイツ軍とソ連軍との間で行われ「史上最大の戦車戦」と呼ばれた「クルスクの戦い」のうち、北部戦線ではドイツ軍の執拗な攻撃が行われました。
ポニリ方面に変更された攻撃目標に対して、ソ連軍は防衛ラインを死守、場合によっては防衛ラインを柔軟に調整することも求められます。
防衛だけではなく、こちら側から防衛ラインを押し上げることも必要になります。土嚢で機甲ユニットを要塞化し防衛するだけでなく、逆に要塞化した大規模戦車部隊に対して攻め込むこともあるので、航空支援もうまく使って先制することを意識しましょう。
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▼第四次ハリコフ攻防戦(ソ連軍キャンペーン)
ウクライナではキエフに次ぐ大都市であるハリコフの制圧を巡って始まった「ハリコフ攻防戦」の終局に当たります。
橋頭保を確保した後、ドイツ軍が占領しているハリコフ南東の鉄道駅を奪還・死守することが目的となります。ドイツ軍の増援による挟撃にも注意しなければならないため、時によっては敵の増援が通る橋を破壊し、迂回させて直接の援護を断つことも考える必要があります。
敵の増援により部隊の背後を突かれると多連装ロケットランチャーが簡単に破壊されてしまうため、敵の重戦車に対して火力が不足しがちになります。常に挟撃を警戒し、即座に部隊を方向転換して対処することが求められます。
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▼ファレーズ包囲戦:サンランベール(連合軍キャンペーン)
ノルマンディー上陸作戦後、連合軍の先遣部隊がファレーズの街で撤退中のドイツ軍を包囲し始まった戦いです。
サンランベールに活路を開いたドイツ軍は、そこから脱出すべく必死の抵抗を試みます。連合軍は複数の部隊と連携して包囲を徐々に狭めたり、増援部隊と足並みを合わせるべく一時ラインを下げた後で大きな反撃に出るなどの緩急が重要になります。
敵部隊は強力な重戦車に加え、大きな火力と長い射程を持った多連装ロケットランチャーも配備しています。奇襲により先に破壊するのが最良ですが、先行され視界外からロケットが飛んできた場合は、すぐに歩兵ユニットを前進させこちらも視界範囲に捉えて反撃するようにしましょう。
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▼マーケットガーデン作戦:アルンヘムの橋(連合軍キャンペーン)
1944年9月、ノルマンディー戦以降負け無しの進軍を続けていた連合軍は、オランダを抜けてドイツの工業地帯への道を開くことを目標とし、ライン川に架かる橋を大規模空挺部隊で制圧すべく本作戦が行われました。
高く大きな建造物が多いので、歩兵により制圧し拠点にするとスムーズに進軍することが出来ます。また基本的には歩兵ユニットが中心になる作戦なので、歩兵ドクトリンにより歩兵に有効なスキルを与えるのがオススメです。
各歩兵のスキルを最大限に活用しましょう。ライン川に架かる最後の橋、アルンヘムの橋は敵機甲ユニットが通る道としてうってつけなので、それを逆手に対戦車地雷で地雷原を作ると歩兵ユニットでも十分撃退することが出来ます。
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▼バラトン防衛作戦:バラトン湖(ソ連軍キャンペーン)
アルデンヌの反撃作戦が失敗したことで石油調達が死活問題となったドイツ軍はバラトン湖近郊の油田の確保を目指し、別名「春の目覚め作戦」が開始しました。
ドイツ軍が東部戦線で仕掛けた最後の戦いとなったこの作戦において、ソ連軍は戦線の死守、および増援と共に敵軍を一掃しなければなりません。雪解けと洪水によってバラトン湖とドナウ川の間は沼地となっており、戦車が沈没しないよう陣形に注意が必要です。
本ミッションの特徴である沼地地形に注意しましょう。沼地に留まっていると一定時間でユニットが沈んでしまい、部隊への復帰が不可能になるので進軍や交戦の際は細心の注意を払わなければなりません。
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