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「放置少女」と「ドット勇者」が日本の放置RPGジャンルを牽引。同ジャンル収益は世界市場の24%を占める2.8億ドル(約421億円)以上を記録
日本では,「放置少女〜百花繚乱の萌姫たち〜」(iOS / Android / BROWSER。今回の集計はスマホ版のみ。以下,放置少女)と,「ドット勇者 三時のおやつと昼寝付きの冒険」(iOS / Android。以下,ドット勇者)が高い収益を上げているという。
Sensor Towerのデータによると,日本はモバイルゲームの主要市場と比較して,モバイル放置RPGの収益が高いことが分かる。日本は2023年のモバイル放置RPGジャンルの収益が2.8億ドル(約421億円)以上を記録している。これは2023年の世界の同ジャンル収益の24%に相当し,世界最高シェアになるという。また,2位のアメリカ(18%),3位の韓国(16%)と続き,中国を含めた4つの市場の同ジャンル収益は世界の70%のシェアを占めている。
2023年のモバイル放置RPG収益ランキングでは,放置少女が1億ドル(約150億円)以上の収益を上げてトップとなり,ドット勇者が6500万ドル(約98億円)以上の収益で2位となった。とくにドット勇者の勢いは,両タイトルのリリースから4か月の累積収益推移を見ると確認できる。ドット勇者は4か月で6500万ドルの収益を達成しており,両タイトルの収益差は,ここ数年のモバイル放置RPGジャンルの人気の高まりも影響していると分析する。
ドット勇者が日本においてモバイル放置RPGのポジションを確立した大きな要因として,大量の広告投下だと推測できるという。Sensor Towerのデータによると,2023年第4四半期の日本におけるApple Search Adsのモバイル放置RPGジャンルSoV(シェアオブボイス,広告露出量)では,1位が放置少女,2位がドット勇者となっている。
しかし,ドット勇者はほかの広告ネットワークにも広告を投下しており,2023年第4四半期の日本におけるモバイル放置RPGジャンルSoVにおいて,X,YouTube,TikTok,Facebook,Instagramのすべてでトップになっている。放置少女は,これらの広告ネットワークにおいてはトップ5にも入っておらず,同ジャンルではドット勇者の独占といえる状態とのことだ。
また,日本で人気のモバイル放置RPGのユーザー分布を見ると,放置少女とドット勇者はうまくすみ分けができているという。2023年第4四半期の日本のApp Storeにおけるユーザー分布では,両タイトル共に平均年齢は35歳前後となっている。一方,ユーザーのボリュームゾーンを見ると,放置少女は25〜34歳,ドット勇者は35〜44歳が最も大きくなっている。これはゲーム性の部分もあると思われるが,グラフィックスに放置少女は2Dアニメ調タッチ,ドット勇者はピクセルグラフィックスを採用しており,この点でも支持の大きい年齢層が分かれたと推測している。
Sensor Tower公式ブログ「放置少女とドット勇者が牽引する日本のモバイル放置RPG、日本市場は同ジャンルで世界最高の収益シェア24%」
- 関連タイトル:
放置少女〜百花繚乱の萌姫たち〜
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放置少女ブラウザ版
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ドット勇者 三時のおやつと昼寝付きの冒険
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