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HUAWEI「nova 3」が10月5日に国内発売。アウトカメラもインカメラもデュアルレンズ式のスマートフォン
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印刷2018/10/02 14:00

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HUAWEI「nova 3」が10月5日に国内発売。アウトカメラもインカメラもデュアルレンズ式のスマートフォン

 2018年10月2日,Huawei Technologies(以下,Huawei)の日本法人であるファーウェイ・ジャパンは,6.3インチサイズで解像度1080×2340ドット,アスペクト比9:19.5という縦長アスペクトの液晶パネルを採用するスマートフォン「nova 3」を10月5日に発売すると発表した。SIMロックフリーで,メーカー想定売価は5万4800円税込5万9184円)前後となっている。
 HiSilicon Technologies製のハイエンドSoC(System-on-a-Chip)「Kirin 970」を搭載する新製品は,アウトカメラとインカメラの両方にデュアルレンズ仕様を採用したのが大きな特徴だ。

nova 3
画像集 No.002のサムネイル画像 / HUAWEI「nova 3」が10月5日に国内発売。アウトカメラもインカメラもデュアルレンズ式のスマートフォン

アスペクト比9:19.5という縦長液晶パネルを採用するので,手に持つと大きいなと感じる(左)。右は背面を撮影したもの。国内モデルは「ブラック」とnova 3のメインカラーである「アイリスパープル」の2色展開だが,nova 3を取り扱うMVNOのgooは同社限定カラーの「レッド」も販売するとのことだ
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ノッチ部分には,スピーカーを挟んで2つのカメラが並んでいる。赤外線ライトを組み込んでいるそうで,暗所でも顔認証機能によるロック解除を高精度で行えるという
画像集 No.005のサムネイル画像 / HUAWEI「nova 3」が10月5日に国内発売。アウトカメラもインカメラもデュアルレンズ式のスマートフォン
 デュアルレンズのインカメラは,ディスプレイ上部のノッチ(切り欠け)部分に組み込まれており,有効画素数約2400万画素のRGBセンサーと,約200万画素のモノクロセンサーを組み合わせたものとなっている。このデュアルレンズ式インカメラに,Kirin 970が内蔵する「Neural-network Processing Unit」(NPU)によるAI処理を組み合わせることで,明るさや彩度を肉眼で見た情景に近づけた写真を撮影したり,HDR写真の撮影機能「HDR Pro」でも自然な明るさの写真を撮影したりできるという。

アウトカメラもデュアルレンズは,もはや当たり前か
画像集 No.006のサムネイル画像 / HUAWEI「nova 3」が10月5日に国内発売。アウトカメラもインカメラもデュアルレンズ式のスマートフォン
 デュアルレンズ式のアウトカメラにKirin 970のAI処理を組み合わせた「HUAWEI P20」でも,AIによる被写体の自動認識と補正機能は評価が高かったので,nova 3の撮影機能にも期待できそうだ。
 なお,アウトカメラも基本仕様は同じ。ただし,レンズはインカメラよりも明るく,RGBセンサーの画素数が約1600万画素という違いがある。

NPUによるAI処理を組み合わせることで,デュアルレンズ式のインカメラでも,今までより自然な写真が撮影できるとアピールするスライド
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 ところで,nova 3の搭載SoCであるKirin 970は,2016年のQualcomm製ハイエンドSoC「Snapdragon 820」は上回るものの,2018年のハイエンドSoCである「Snapdragon 845 Mobile Platform」に比べると,ゲームで重要なグラフィックス性能で劣る傾向にあった(関連記事)。
 Huaweiもそれを自覚しているそうで,今回同社は,ゲーム性能を向上させるという機能「GPU Turbo」をnova 3に実装してきている。

nova 3が採用したKirin 970は,NPUによるAI処理が売りである(左)。その一方で,グラフィックス性能では,同時期のQualcomm製ハイエンドSoCには及ばないという評価が定番だった。そこでソフトウェア機能であるGPU Turboを実装することでゲーム性能を向上させたのだそうだ(右)
画像集 No.009のサムネイル画像 / HUAWEI「nova 3」が10月5日に国内発売。アウトカメラもインカメラもデュアルレンズ式のスマートフォン 画像集 No.010のサムネイル画像 / HUAWEI「nova 3」が10月5日に国内発売。アウトカメラもインカメラもデュアルレンズ式のスマートフォン

 GPU Turboが具体的に何をするのかは明らかになっていないが,Huaweiが2018年9月に行った新型SoC「Kirin 980」発表イベントでの発表から推測する限り,ゲームの動作を認識すると動作クロックを通常よりも引き上げることでGPU性能を引き出す機能ではないだろうか。
 ただ,Huawei側に確認したところ,GPU Turboはユーザー側で制御できない自動実行の機能であるそうなので,GPU Turboを使いたいゲームで実行されなかったり,逆にバッテリー消費を減らすためにGPU Turboを無効化したくてもできなかったりといった問題は生じるかもしれない。

nova 3の発表会でHuaweiは,同社独自のAndroidアプリストア「AppGallery」を日本で展開する意向も明らかにした。Huawei製ホームソフト「EMUI9.0」対応端末が対象となるという
画像集 No.011のサムネイル画像 / HUAWEI「nova 3」が10月5日に国内発売。アウトカメラもインカメラもデュアルレンズ式のスマートフォン
 ともあれ,アウト・イン両方のデュアルレンズ式カメラとハイエンドSoCを搭載した高性能なスマートフォンでありながら,実売価格が6万円未満というスペック対性能比の高さは魅力的だ。これから各社から登場するであろう2018年秋冬モデルの中でも,nova 3は注目に値する製品となりそうである。

●nova 3の主なスペック
  • メーカー:Huawei Technologies
  • OS:Android 8.1
  • ディスプレイパネル:6.3インチIPS液晶,解像度1080×2340ドット,アスペクト比 9:19.5
  • プロセッサ:HiSilicon製「Kirin 970」(CPUコア Cortex-A73×4Cortex-A53×4,最大CPU動作クロック2.36GHz,GPUコア Mali-G72 P12)
  • メインメモリ容量:4GB
  • ストレージ:内蔵128GB+microSDXC(最大容量256GB)
  • アウトカメラ:メイン 有効画素数約1600万画素(カラー),サブ 有効画素数約2400万画素(モノクロ) F1.8
  • インカメラ:メイン 有効画素数約2400万画素(カラー),サブ 有効画素数約200万画素(モノクロ) F2.0
  • バッテリー容量:3750mAh
  • 対応LTEバンド:FDD LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/26/28,TDD LTE Band 38/40/41
  • 対応3Gバンド:Band 1/2/4/5/6/8/19
  • 待受時間:未公開
  • 連続通話時間:未公開
  • 無線LAN対応:IEEE 802.11ac
  • Bluetooth対応:4.2
  • USBポート:USB 2.0 Type-C
  • 公称本体サイズ:73.7(W)×157(D)×7.3(H)mm
  • 公称本体重量:約166g
  • 本体カラー:アイリスパープル,ブラック

Huaweiのnova 3製品情報ページ

Huaweiのコンシューマ向け製品情報ページ

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