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30人の小学生が新しい遊びの発明に挑戦! 「Nintendo Labo」を使うハッカソンの初日をレポート
ハッカソンとは,複数のチームが1日から1週間程度の短期間で新しいサービスやアプリケーションを開発し,その成果を発表するというイベント。限られた時間の中で,いかに新しいアイデアを出し,形にできるかが問われることになる。
Nintendo Labo Hackathonはその名称からも分かる通り,4月20日に発売となった「Nintendo Labo」を使うのが大きな特徴。会場となったTech Kids School渋谷校には,抽選によって選ばれた小学4年生から6年生までの30人が集まり,オリジナルのプログラミングおもちゃ作成に挑戦した。本稿で初日の模様をレポートするが,追って2日めの模様もお届けする予定だ。
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Toy-Con作成に熱中
初日のスケジュールは,午前がToy-Con作成から遊びまでを体験する「Nintendo Laboを作ってみよう!あそんでみよう!」,午後が自分だけの遊びの構想を練る「Nintendo Labを使ったオリジナルの『あそび』を考えてみよう!」という,昼休みをはさんで6時間の長丁場となっていた。
イベントではまず,総合司会を務めるCA Tech Kids代表取締役の鈴木 拓氏からハッカソンの説明があり,その後参加者それぞれにNintendo Switchが貸し出された。大好きなNintendo Swicthを手にして,子ども達のテンションは早くも上がり気味だ。
はじめに体験したのは,Toy-Con「リモコンカー」作り。「Nintendo Labo」で最初に作るToy-Conとなっているもので,ここで基本の作り方や画面操作などに慣れていく。
「Nintendo Labo」をすでに遊び込んでいる子も何人かいたが,ほとんどの参加者は今回が初体験。みんな夢中になってダンボールを組み立てて,完成させた後は,会場に用意されていた紙コップのコースで,レースにチャレンジした。参加者はほぼ初対面だが,一緒にレースするなど,早くも交流が生まれていた。
参加者全員の釣り大会で大盛り上がり
次に作成したのは,「つりToy-Con」。リールを巻くギミックや,釣った魚のコレクションといった遊び要素が楽しく,男女問わず人気が高いToy-Conのひとつだ。製作には1時間半ほどかかるが,誰も弱音を吐いたりせず,楽しそうに作業し,最終的には全員が完成させた。
その後は1時間弱のお昼休み。しかし,子ども達は食事もそこそこに,Toy-Conでの遊びに夢中になったり,楽しくおしゃべりしたりと,すっかり打ち解けているようだった。
午後からは,いよいよオリジナルの遊びを考える「発明タイム」なのだが,その前に,作り上げたつりToy-Conを使って,全員参加の釣り大会が開催された。Toy-ConとSwitchが人数分あれば,別途ディスプレイやネットワーク機器などを用意することなく,手軽に大人数の大会を開催できるのもNintendo Laboの魅力だ。
アイデアが勝負の発明タイム
そして「発明タイム」に突入。まずは,Nintendo Laboの「Toy-Conガレージ」の解説画面を見て,ガレージの基本的な操作方法を学ぶ。サンプルを参考に,ガレージでのプログラミングを体験した後,ハッカソンの先生からアイデアを書き留めるシートが配られた。
自分のアイデアで新しいものを生み出すということで,「何を作ったらいいのか分からない」と考えこむ子がいる一方,黙々とプログラミングをする子もいるなど,その反応はさまざま。
そうするうちに,はやくも新しい遊びを作り出した子が現れた。
彼が発明したのは乳搾りゲーム。Toy-Conを上下にふる動作を乳搾りに見立てたもので,振るごとに画面にミルクが溜まっていく。シンプルながら手軽に楽しめ,対戦もできるという。「1-2-Switch」に収録されている乳絞りゲームを参考に作ったということだが,自分なりにアレンジして,あっという間に完成させる力には,周りの大人も脱帽だった。
乳絞りゲームで盛り上がっているそばには,Joy-Conを振り回し,激しいアクションで遊ぶゲームを作っている子がいる。かと思えば,別のテーブルでは最初に作ったリモコンカーに,ダンボールで新たなパーツを付け足そうとしている。思い思いに工夫を凝らして,子ども達はさまざまな「発明」を生み出していた。
発明を仕上げて発表する2日めへ
10時から始まった初日は,16時をまわったところで終了。参加した子ども達には,これだけの長時間,一つのテーマに集中して作ったり遊んだり悩んだりした経験は,あまりなかっただろう。さすがに疲れた様子もあったが,みんな笑顔で帰宅していった。
2日めは,今日考えたアイデアを形に落とし込んで「新しい遊び・おもちゃ」を完成させる。さらに,作った遊びの発表会や,ほかの参加者が作った遊びを体験できる展示会もあるということで,子ども達はそちらも楽しみにしているようだった。
2日めのレポートでは,参加者が自分の発明を仕上げていく過程や,発表会・展示会の様子をお伝えしていく。子ども達の自由な発想がどのような「遊び」になるのか,ぜひ確認してほしい。
「Nintendo Labo」公式サイト
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