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搭載APUをパワーアップした10.1型ゲームノートPC「GPD WIN Max 2 2023」が7月下旬以降に国内発売
2022年11月に登場した「GPD WIN Max 2」の性能強化版で,搭載SoC
GPD WIN Max 2 2023は,搭載SoCやメインメモリ容量などが異なる3モデルがラインナップされている。携帯型ゲームPCでは,メインメモリの一部をグラフィックスメモリとして使用するものがほとんどだ。そのため,メインメモリ容量が16GB程度だと,実行するゲームによってはメモリ不足に陥ることもある。その点を考慮してか,GPDは,GPD WIN Max 2 2023でメインメモリ容量32GBモデルはもちろんのこと,容量64GBのモデルを用意しているのが見どころである。
国内向けのラインナップは以下のとおり。
- CPU Ryzen 5 7640U,メインメモリ容量 16GB,内蔵ストレージ容量1TB,13万8000円
- CPU Ryzen 7 7840U,メインメモリ容量 32GB,内蔵ストレージ容量2TB,17万8300円
- CPU Ryzen 7 7840U,メインメモリ容量 64GB,内蔵ストレージ容量2TB,20万1400円
2023年6月7日18:30頃追記:販売代理店から価格の訂正がありましたので,修正いたしました
GPD WIN Max 2 2023におけるもうひとつの新要素は,外付けGPUボックスを接続するためのインタフェース「OCuLink」を備えている点だ。OCuLink自体は,PCI Expressインタフェースなどの規格化団体である「PCI-SIG」が定めた標準規格であるが,本稿執筆時点で,OCuLinkに対応する外付けGPUボックスは市販されていない。そこでGPDでは,GPD WIN Max 2 2023専用の外付けGPUボックス「GPD G1 eGPU」を用意。これと接続することで,GPD WIN Max 2 2023のグラフィックス性能を大幅に高められるとしている。
なお,GPD G1 eGPUは,6月に正式発表の予定で,価格やスペックは明らかになっていない。
一方で,ディスプレイに10.1インチサイズで解像度2560×1600ドット,アスペクト比16:10の液晶パネルを採用する点や,ボディの手前側にキーボード,奥側にゲームパッド機能を備える構成は,2022年モデルと変わらない。
携帯型ゲームPCと呼ぶには,いささか大きく手軽さに欠けるのは先代と変わらないが,ノートPC的な使い勝手を重視したうえで,ゲームPCとしても使える製品を求めている人には,有力な選択肢となるだろう。
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