位置情報を利用してフィールドを“占領”できるスマホ向けアプリ，「テリトリーモンスターズ」の先行プレイレポート

　シグナルトークは，新作スマートフォン向けアプリ「テリトリーモンスターズ」（iOS / Android）を，2018年4月27日に配信する。今回4Gamerでは，正式配信に先駆けてゲームを体験できたので，その内容を紹介しよう。

　本作を簡単に説明すると，スマートフォンの位置情報を利用し，手持ちのモンスターでフィールドを占領するというゲームだ。プレイヤーは赤・青・緑のいずれかの勢力に所属し，味方勢力による領地の拡大を目指すことになる。

　プレイヤーが現在いる場所で“キャプチャー”を行うと，その一定範囲内の地図データをもとに作られた“縦5マス×横5マス”のブロックを，一時的な攻略対象として設定できる。キャプチャーした画面では，各ブロックを現在占領している勢力が分かるので，敵対勢力のブロックを攻撃して奪ったり，味方勢力のブロックの守りを固めたりするのだ。

位置情報をもとに，周囲のエリアをキャプチャー

キャプチャー後の画面。現在ブロックを占領している勢力が確認できる

　敵対勢力が占領しているブロックへの攻撃を行うときは，これを拡大した“フィールド”の画面へと切り替わる。フィールドは縦9×横7マスで構成されており，ここを守っている敵モンスターとのバトルを制することで，ブロックを奪えるのだ。
　バトルの最中は，味方モンスターをスワイプで動かすと，そのマスを自勢力の色で塗りつぶせる。最終的に，このブロックの数が敵対勢力よりも多ければ勝利というシステムだ。

　ただし，ブロック内には敵モンスターが配置されていることもある。自分のモンスターによる攻撃は，2通りの方法が用意されており，スワイプでモンスターを直接ぶつけることによる1vs.1のバトルと，敵モンスターをスワイプで囲むことで行える一斉攻撃“テリトリーブレイク”が可能だ。

　そして，バトルを制しブロックを自分の支配下に置くと，新たなモンスターを入手できる卵や，宝箱といった報酬が，キープしている間，一定時間ごとにもらえる。

モンスターを直接ぶつける通常攻撃

モンスターを囲むことで行えるテリトリーブレイク

　以上が基本ルールとなるが，本作では従来の位置情報ゲームのヒットを踏まえたうえで，モンスターの収集だけでなく，育成やバトルに専念することでも楽しめるように，システムが練られている点が興味深い。

　たとえば，プレイヤーがブロックに対して攻撃を行うときのエリア情報は，「プレイヤーが現在いる場所」ではなく，「現在キャプチャーしている場所」に基づいている。自宅にいながら，職場や学校などの“絶対に占領したい”任意のブロックにおける攻防を楽しめるのだ。

　また，プレイヤーはその気になれば沢山のモンスターを所有でき，占領できるブロックの数に制限はない。そのため，モンスターの戦力さえ十分に揃っていれば，移動しながらキャプチャー＆多くのブロックを占領して，卵や宝箱をどっさり獲得することも不可能ではない。モンスターの収集や育成のしがいもたっぷりありそうだ。

モンスターのレベルアップや進化など，育成関連のシステムもたっぷり用意されているとのこと

　ここでポイントとなるのは，プレイヤーがそれほど多くない場所では，占領するためのライバルも少ないため，報酬が獲得しやすいという部分である。そしてもう一方の，都市部などのプレイヤーが多い場所では，バトルが発生しやすいため，モンスターが経験値を獲得しレベルアップしやすいという別のメリットがある。
　プレイヤーの好みや，（リアルの）活動範囲に応じてプレイスタイルを選べるというのは，とても興味深いシステムだ。

　このように「テリトリーモンスターズ」は，従来の位置情報ゲームとは違ったアプローチで，モンスターの収集/育成やフィールドの占領などを楽しめるタイトルとなっている。4月27日の配信が予定されているので，もし興味を持ったら事前登録への申し込みを行っておこう。


※開発中のバージョンを取材しているため，本稿に掲載しているスクリーンショット等の情報は今後変更される可能性があります

「テリトリーモンスターズ」公式サイト

「テリトリーモンスターズ」公式Twitter