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[COMPUTEX]ASRockはAMDの未発表チップセット「B450」搭載マザーボードを披露。Vega 56搭載のグラフィックスカードは7月発売に
展示されていたマザーボードは,現行のSocket AM4向けミドルクラス市場向けチップセットである「B350」の後継となる未発表チップセット「B450」を採用する製品群で,いずれも第1世代および第2世代のRyzenに対応する。ラインナップは表1にまとめたとおりだが,いずれも発売日や価格は未定とのことだった。
製品名 | フォームファクタ | メーカー |
---|---|---|
B450 |
ATX | 未定 |
B450 |
ATX | 未定 |
B450M |
microATX | 未定 |
B450M |
microATX | 未定 |
B450 |
Mini-ITX | 未定 |
B450 GAMING K4は,Falal1tyの名が基板上に描かれたゲーマー向けのATXマザーボードである。拡張スロットは,PCI Express(以下,PCIe) 3.0 x16を2基と,PCIe 2.0 x1を4基装備。M.2スロットは2基で,うち1基はPCIe x4接続とSerial ATA 6Gbps両対応の「Ultra M.2」となっている
一般向けに位置付けられるB450搭載のATXマザーボードがB450 PRO4だ。拡張スロット周りの仕様は,B450 GAMING K4と同じであるようで,ゲーム用という位置付けにこだわらないなら,こちらを選択するのもありではないだろうか。
B450 GAMING-ITX/acは,Falal1tyブランドのゲーマー向けMini-ITXマザーボードだ。写真では見えないが,Ultra M.2スロットを1基,裏面側に備えている。
Phantom GamingにVega 56搭載カードが登場
ASRockは2018年4月からRadeon搭載のグラフィックスカード「Phantom Gaming」(ファントムゲーミング)を展開しているが(関連記事),同社ブースではPhantom Gamingの新製品として,「Radeon RX Vega 56」を搭載する「Phantom Gaming X Radeon RX Vega 56 8G」を披露していた。
ベースクロックは1156MHz,ブーストクロックは1471MHzと定格動作のままのようだ。グラフィックスメモリは容量8GBのHBM2だ。ビデオ出力インタフェースは,DiplayPort×3とHDMI×1を装備。価格は未定だが,2018年7月発売の予定とのことだった。
さらに,日本では販売されていなかったラインナップとして,
- Phantom Gaming X Radeon RX570 4G OC
- Phantom Gaming D Radeon RX570 4G
- Phantom Gaming Radeon RX560 4G
の3製品が,2018年7月に国内発売の予定であるという。いずれも価格は未定だが,価格対性能比に優れた,ユーザーが満足できる価格になるとのことだった。
ASRockのPhantom Gaming特設Webページ(英語)
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